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★ 沖縄本島、全域消毒へ 豚コレラ感染拡大疑い 中部で3例目を確認中 殺処分豚の埋却続く 「沖縄タイムス(2020年1月10日 07:13)」より
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 沖縄県うるま市の養豚場で飼育されていた豚が豚コレラ(CSF)に感染した問題で、新たに沖縄本島中部で感染が疑われる豚が見つかったことが9日、分かった。複数の関係者が明らかにした。感染が確認されれば、3例目となる。沖縄県は10日午前、玉城デニー知事を本部長とする県特定家畜伝染病防疫対策会議を開き、今後の対応を協議する予定。玉城知事は感染拡大を防ぐため、9日までに本島内全ての約270養豚農家に対し、施設の消毒を命じた。
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 CSF感染が確認されたうるま市の養豚場では、9日も獣医師や自衛隊員らによる殺処分の作業が続いた。県によると9日午後2時までに、対象の1813頭中、約65%を占める1170頭を殺処分した。市内の別の処分地で、同3時までに約400頭が地中に埋められた。

 県は殺処分を10日までに終え、地中に埋める作業や豚舎の消毒などの防疫措置を11日までに完了させたいとしている。うるま市を中心に8カ所設置された消毒ポイントでも関係車両の消毒作業が続き、総勢約450人が作業に当たった。

 本島の消毒命令は、最初の感染が確認された8日付の公報で告示した。家畜伝染病予防法30条に基づき、県知事は感染拡大を防ぐために区域を限定し、家畜所有者に消毒を命じることができる。

 実施期間は9日から「当分の間」とし、養豚施設の周囲や敷地内に消石灰を散布することなどを命じている。県は必要な資材を調達し、農家へ配布する準備も進めている。

 同日、農林水産省であったCSF・ASF防疫対策本部の会合で江藤拓農相は「消毒資材などの経費は国が全面的に負担するので、県においてしっかりやってほしい」と語った。

 CSFは豚やイノシシ特有の家畜伝染病で、発熱や食欲減退などの症状が現れる。強い感染力と高い致死率が特長。ただ、人にはうつらない。県は「感染した肉を食べても人体に影響はない」と冷静な対応を呼び掛けている。

(写図説明)殺処分された豚が入った袋が、深さ4メートルの埋却地に次々と下ろされた=9日午後4時28分、うるま市(小型無人機で撮影)



★ 岐阜市の養豚場で「豚コレラ」 610頭殺処分へ 「岐阜新聞(2018年09月09日 23:22)」より
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 岐阜県は9日、岐阜市の養豚場で豚が相次いで死に、農林水産省が精密検査をした結果、家畜伝染病「豚(とん)コレラ」のウイルスが検出されたと発表した。県は飼育する残りの610頭全ての殺処分を開始。埋却や消毒も含めて防疫措置は3日ほどかかる見通し。人に感染することはない。

 国内で豚コレラが確認されたのは1992年、熊本県で発生して以来26年ぶり。県や農水省は感染ルートを調べている。農水省は豚肉の輸出を停止した。

 県によると、今月3日に豚1頭が急死したとして、同養豚場が岐阜市を通じて県に検査を依頼。県は解剖し「豚コレラに似た剖検(ぼうけん)」を確認したため、3日と5日に検査を実施、いずれも感染は確認できなかった。しかし7日の検査で陽性反応があり、8日に豚コレラの疑いが判明。国に精密検査を依頼し、9日に感染を確認した。

 県によると、同養豚場は4~8日にかけて計約80頭の飼育豚が死んだにもかかわらず、県や担当の獣医師に報告していなかった。この間、5日まで、豚の出荷を続けていた。豚の頭数を管理する台帳も作成しておらず、県は豚コレラで死んだ疑いのある豚が何頭いるのか正確な数を把握できていない。およそ80頭の死骸は豚舎に放置されており、殺処分した豚と一緒に埋却する。

  9日朝、県職員らが同養豚場に入り、防疫対策に着手。10日午前6時までに養豚場の豚全てを殺処分、12日午前6時までに敷地内への埋却や消毒を行う。

 県は同養豚場から半径3~10キロ圏内にある養豚場3カ所(計1012頭)を搬出制限区域とし、区域外への豚の搬出を禁止。また10キロ圏内に現場を含む6カ所の車両消毒ポイントを設置した。

 農水省は専門家でつくる原因究明の調査チームを県に派遣。また野中厚政務官が古田肇知事と面談し、現場の状況を聞き取った。

 豚コレラはアジアを中心に広く発生しているが、今回確認されたウイルスは今年中国で初めて発生して感染が拡大している「アフリカ豚コレラ」とは異なるという。

 【豚コレラ】豚やイノシシが感染するウイルス性伝染病。感染力が強く、致死率が高い。感染すると発熱や食欲減退、歩行困難などの症状が現れる。感染した豚やイノシシの接触、唾液や排せつ物などに汚染された物を通じた接触により感染が拡大する。人には感染せず、感染した豚の肉を食べても人体に影響はない。県などによると、国内では1888(明治21)年に北海道で初めて発生、昭和30~40年代にかけて全国的に拡大したが1969(昭和44)年に生ワクチンが開発されてから激減。92年に熊本県で確認されたのが最後で、国は2007年に「清浄化」を宣言した。岐阜県内では82年5月に関市で発生して以降、確認されていなかった。
(※mono....アフリカ豚コレラも人には感染しない。)

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最終更新:2020年01月10日 18:25
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