医療 / 看護

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■ 医療現場の“思い込み”に「嘘つけ!」と叫びたい:矢田明子 「WIRED(2018.09.14 FRI)」より
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矢田明子 AKIKO YATA

島根県出雲市出身。NPO法人おっちラボ代表理事、Community Nurse Company株式会社代表取締役、島根県雲南市立病院企画係保健師、島根県総合発展計画策定委員。2014年、島根大学医学部看護学科を卒業、おっちラボを立ち上げ。雲南市が主催する改題解決人材育成事業「幸雲南塾」で地域に飛び出す医療人材によるコミュニティ作りを提案。育成プログラムを確立し、2017年にCommunity Nurse Company株式会社を設立した。


「不安はありましたよ」と、快活な笑い声を上げながら彼女は言う。だが、よくよく話を聞いてみると、彼女自身のなかに迷いはなかったように思える。だからこそ、「コミュニティナース」という新たなケアのあり方を、社会に問いつづけられているのだ。

島根県雲南市、そして近年は東京も拠点とし、東へ西へと奔走しながらコミュニティナースの育成・普及に努める矢田明子。育成プロジェクトで生まれた新たな担い手たちはすでに100人を超え、近く東京都下での大々的なコミュニティナースの“実装”も予定されているという。地方で、大都市で、さまざまなあり方で日常的なケアが行われる未来へと向かって、彼女は猛スピードで走り続けている。

──まず最初に基本的なところから教えてください。「コミュニティナース」とは、どのような仕事なのでしょうか。これは「職種」ではなく「あり方」なのだと、常々公言されていますが。

コミュニティナースとは、日常的に街のなかや暮らしのなかに存在して、人々が楽しいと感じたり元気になったりすることを応援する、医療や看護の知識・技術をもった人、と位置づけています。とはいえ、いま社会実験を繰り返しているところなので、定義自体は更新されていくかもしれません。これまでは看護師の免許をもった方に限定してきたのですが、ライセンスが必要ということではなく、最近では医師やエンジニア、あるいはゲームのクリエイターといった方からも、コミュニティナースを志している人が出てきています。

(※mono....中略、詳細はサイト記事で)
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──「思い込み」を覆す、と。その点は一貫していますね。

看護の知識と技術は病院でしか生かせない、という医療の世界における思い込み。あるいは街の人からの、看護師は健康相談のときに会うもの、という思い込み。それは過去の事例からきているだけであって、事例の幅が広がれば広がるほど、「あ、こういうこともあるんだ」と思い込みは壊れていくんです。

──その実践の最中であるわけですね。次世代の担い手たちを育てるにあたって、何を考えていらっしゃいますか。

「特定のカリスマをつくらない」ということですね。講師が矢田だと思って来たら「先生はいません!」と最初からいわれて、「答えは何ですか」と聞いたら「何だと思いますか?」と聞き返されるような(笑)

コミュニティナースとしてのあり方はみんなで大事にしたいですが、あの人が答えだ、というふうに思考停止してしまうと、各自の現場で最良のモデルをつくれなくなってしまう。経験や具体例は互いにシェアし合い、みんながリーダーでみんながフォロワーという、長く走っていけるような関係性と環境をつくっていきたいんです。だからこそ、それぞれのモデルが自走していくはずですから











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最終更新:2018年09月17日 15:02
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