+ ニュースサーチ〔中国の監視社会〕












■ 中国式監視社会の思い出 「黒色中国BLOG」より
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中国がハイテクを駆使して人々を常時監視している…という話が最近良く話題にのぼる。街中に無数に設置された監視カメラ、生体認証技術、携帯電話の位置情報、ネット情報の監視など。
これらは大なり小なり、中国以外の国でも採用されている技術であったりするし、日本国内でも監視カメラを増やして安全を確保しよう…という動きはある。それに伴って、プライバシーの保護を優先すべきか、公共の安全を重視すべきか…みたいな議論がツイッターでも頻繁に繰り返されている。
しかし、中国社会における「監視」は最近始まったことではない。ハイテクが導入される以前から「監視」は存在した。
そこで今回は、私が中国留学していた頃に体験した話を紹介しておこうと思う。



■ 日本人が知らない監視社会のプラス面──『幸福な監視国家・中国』著者に聞く 「Newsweek(2019年8月19日(月)16時25分)」より
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(※mono....長文のほとんどを略)
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もし「デジタル化=監視社会化」の流れが続くとしても、これまでのようにただなし崩し的に"慣れ"ることで導入を認めていくことがいいのか、というのが、もう一つの問題です。導入にあたって市民社会によるチェックを有効に働かせる方法はないものか、この点についても著書では検討しています。プライバシーか利便性かの二者択一ではないデジタル化=監視社会化の議論が今、求められているのです。


■ 中国の仰天「監視社会」事情、人々は行動規範の再構築や規制とどう付き合うか 「DIAMOND-online:莫 邦富(2019.10.25 5:20)」より
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空港に一歩降り立つと
そこは監視カメラの世界
 中国は監視カメラの世界になりつつある。いや、都市部はすでに監視カメラの世界そのものだ。監視カメラの存在が、中国人の行動規範を変えつつある。今回のコラムは、その現状に関するレポートをお届けしたい。
 私は月に少なくとも1回くらい、中国を訪れる。各地を訪問するためだ。仕事の成り行き上、空港ではたいてい車での出迎えを受ける。帰る際も同じだ。以前は、ターミナルビルの到着階や出発階の前は、いつも大混雑状態だった。それが今や、車の流れがかなりスムーズになった。
 それは、監視カメラの威力のお陰だ。3分間以上ターミナルの前に駐車すると、監視カメラに車のプレートナンバーを記録され、その画像がビックデータによって解析されて、駐車違反とされる。車のドライバーは、後日、違反切符を取られ、罰金とポイントの減点に関する通知書が届けられる。弁解の余地はまったくない。監視カメラの記録が完璧だからだ。
 しばらく前、上海に出張していたとき、日本総領事館に近い上海の西側でタクシーをアプリで拾った。目的地は浦東の実家なので、市内を横断しなければならない。目的地をタクシーの運転手さんに告げると、運転手さんがかなり興奮した表情で喜んだ。「距離が遠いから喜んでくれたのでは」と最初は思ったが、どうもその喜び方が少し異様だった。
 好奇心に駆られ、「なんだか楽しそうですね。普段、よくこの道を走るのですか」と聞いた。運転手さんは、「いや、これから夕食に行くから、ちょうど目的地と同じ方向に行くお客さんが乗ってくれたので、嬉しいのです」と答えてくれた。
 夕食を食べるために、上海市内を横断しなければならないのか。私はびっくりした。運転手さんの話をよく聞いてから、ようやく事情を呑み込めた。

(※mono....以下略)















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最終更新:2024年10月02日 16:56