+ ニュースサーチ〔リブラ〕




■ ‘リブラ取り付け騒ぎ’が起きたならば-無責任なリブラ構想 「万国時事周覧(2019-11-17 14:29:28)」より
/
 フェイスブックのデジタル通貨発行計画、即ち、リブラ構想は、弱者救済を大義名分として登場してきました。全世界の銀行口座を持てない貧しい人々にモバイル・ウォレットを提供すると共に送金コストの負担を低減し、かつ、スマートフォンのワンタッチで送金が完了するのですから、多くの人々の利便性が向上するのですから、良いこと尽くしのようにも聞こえます。福祉目的のはずなのですが、同構想は、その発表直後から批判の嵐に見舞われるのです。

 本日もリブラ批判として同構想が実現すれば、‘取り付け騒ぎ’が起きるとするFRBの懸念が報じられてきました。リブラはドルやユーロ等の国際通貨を準備として発行される‘ステープル通貨’ですが、仮に、リブラに信用不安が生じた場合、利用者が、一斉にドルやユーロへ換金に走る状況が予測されるからです。実のところ、この批判からも、如何にリブラが無責任であるのかが浮き上がってくるのです。

 ここで問題となるのは、リブラの発行体となるスイスを拠点とするリブラ協会、あるいは、フェイスブックには、全ての通貨に対して‘兌換責任’を果たすことができるのか、という点です。

(※mono....中ほど略)
/
通常、‘取り付け騒ぎ’とは、民間の銀行において発生します。ところが、リブラの場合には、リブラ協会が事実上の中央銀行の役割を果たしますので、‘中央銀行の取り付け騒ぎ’、並びに、その破綻と云う人類史上前代未聞の事態が起きてしまうのです(もっとも、前近代にあって、元朝のように王朝の滅亡とともに紙幣が紙くずになるケースもありましたが…)。何れにしましても、リブラ構想は、フェイスブックのユーザーが20億人を越える現状を考慮しますと、あまりにも無責任であると思うのです。


■ 大騒ぎになった「Libra」 ~その理由は? 「オルタナティブ・ブログ(2019/06/25)」より
/
先週はFacebookの仮想通貨「Libra」が発表されましたが、政治まで巻き込んで大騒ぎになっています。IT関連の発表がここまでの騒ぎになるというのは珍しいのではないでしょうか。これは、Libraのインパクトの大きさに加え、ブロックチェーンの評価が未だ定まっていないことが原因なのかも知れません。
Libraについての解説記事は多く出ていますが、その構想自体は、合意形成などでの技術的課題を克服していること、ステーブルコインという決済に向いた特徴を持ち、投機目的に利用しづらいこと、ビットコインのような管理者のいないパブリックチェーンでは無く、コンソーシアム型であることなど、よく考えられたシステムという印象を受けます。

(※mono....以下略、詳細はサイト記事で)














.
最終更新:2019年11月17日 20:35