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■ 日本に「武装中立」は可能か? 「ロゼッタストーン(2014.6.20)」より
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「第5回 理想国会」では、軍事ジャーナリストの田岡俊次さんにお話をうかがいました。
  安倍内閣が集団的自衛権の行使容認を閣議決定するなど、日本の安全保障が大きく変化しようとしています。

田岡さんの理想は「武装中立」だそうです。米軍抜きで日本が自国を守れるのか、自衛隊の能力はどの程度のものなのか、最近よく言われる中国の脅威はどれほどのものなのか、等々、日本の防衛の実態をわかりやすく説明してくださいました。
  当日のお話の要旨をご紹介します。

(ロゼッタストーン編集部:弘中百合子)

【Q】日本の防衛はアメリカ軍にどの程度依存しているのか?

【Q】 そんな状況で、思いやり予算は必要か?

【Q】自衛隊には本当に単独で国を守る能力があるのか?

【Q】核の傘に守られなくてもいいのか?

【Q】日本が中立国になれないのはなぜか?

【Q】日本だけで本当に中国の侵略からも守れるのか?

【Q】中国の軍備と日本の軍備を比較すると?

【Q】中国の脅威はどの程度のものなのか?

【Q】ベトナムと領土問題で争うなど、中国の強硬姿勢が気になるが?

【Q】北朝鮮のミサイルの脅威は?

【Q】集団的自衛権は必要か?

【Q】中立が理想であっても、米軍は簡単には出て行かないのでは?

(※mono....この項のみ転載、他詳細はサイト記事で)
それは難しいだろう。いまそれをやろうとしてアメリカと対立するのは得策ではない。しかし、本来は対ソ同盟だったので、本当の意味での同盟の目的は失っている。同盟というのは共通の敵がいて成り立つもので、本来の目的が失われた後も残そうとすると変なことになってしまう。冷戦時代と違っていまは日本に本格的に攻め込む能力を持つのはアメリカしかいないのだから。

原理的に軍事学的に考えると一番安全なのは武装中立。歴史的にみてもそうだが、現実的にすぐに中立国をめざすのは難しい。それは長い時間軸で考えなければいけない。
  ただ、外務省は同盟を愛情で結ばれる結婚のように思っているが、同盟は企業のジョイントベンチャーのようなもので、そのときどきの利害によってくっついたり離れたりする。超人種主義のヒトラーと日本が同盟を結んだり、日本の完全武装解除をした米国が日本に再軍備させ同盟するなど、理念や価値観とは無関係な例が多い。

今日のアメリカの国家目標は「財政再建」「輸出倍増」で、中国の「封じ込め」は考えず、エンゲージメント「抱き込み」を目指すと、何度も公言している。外務省は過去のアメリカに追随しようとするかっこうだ。













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最終更新:2020年01月08日 22:57