(※mono....2020.1.18より始めたページのため、両国関係の過去記事は下記それぞれのページで確認を。)
アメリカ / イラン / 中東情勢

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アメリカ】 / 【イラン
■ 米イラン軍事対立の茶番劇の裏に隠れているもの 「永山卓矢の「マスコミが触れない国際金融経済情勢の真実」(2020/01/17 15:32)」より
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ポイント
  • イランが米軍基地に弾道ミサイルを撃ち込んだ際には、事前にイラク政府に通告したことで間接的に米国にも連絡が行き渡るように配慮されており、実際に死者は皆無だった。イランは報復に出ながらも最初から戦争状態を回避しようとしていた。
  • イランがミサイルを撃ち込んだ際には、同国の後ろ盾のロシアはトルコと長時間にわたり首脳会談を行っており、トランプ大統領にも連絡を入れていた。革命防衛隊にはイスラエルの工作員がかなり入り込んでおり、この間の動きが“茶番劇”だったことをうかがわせる。
  • トランプ大統領はクルド人を見捨ててシリアから米軍を撤退させたこともあってキリスト教福音派から反感を買っていたが、今回、イランに対して強硬姿勢を見せたことでイスラエルのネタニヤフ首相から「称賛する」と言質を取っており、支持のつなぎ止めに成功した。
  • 米国の軍需産業や軍上層部は中東から米軍が駐留し続けることを望んでいたなかで、イランと緊張状態が続いている限り撤退せずに済むので望み通りになっている。イラク戦争の戦後処理でつまずいて以来、実際に米軍が戦闘状態に巻き込まれることは望んでいない。
  • イラクの指導層としても、米国から制裁を受けて経済状態が極度の悪化し、民衆の反感が高まっていたので、ウクライナ旅客機事故が高まるまでは一時的に反米ムードが高まったことで政府への不満がかき消されたことで望ましい状況になった。
  • ウクライナ旅客機事故については、機体が空中で粉々になっておらず、某国の工作員の関与も疑われるなどきな臭さが漂っているが、ロウハニ大統領が進んで非を認め、国内の批判をハメネイ師ら指導層や革命防衛隊に向かうように仕向けているのが注目される。
  • 最も大事なことは、今回の件を利用してイランがウラン濃縮活動を無制限で進めることを宣言したことだ。それによりイスラエルが公然と核兵器を増強するだけでなく、サウジアラビアやエジプトも核保有に向かうことで、米軍需産業は巨利を貪り続けることになる。

(※mono....以下の転載記事の前後は大幅に略。詳細はサイト記事で)

やはり米国とイランの軍事的な緊張状態の高まりは茶番劇だった

 これら一連の動きを振り返って浮かび上がるのは、やはりこれが茶番劇であるということだ。
 イランの後ろ盾になっているロシアのウラジーミル・プーチン大統領は8日に同国が弾道ミサイルを発射して報復攻撃をした際には、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と長時間にわたり、リビアの停戦その他の課題をテーマに首脳会談を行っており、トランプ米大統領にも時折り、連絡を入れていたという。米ロ両首脳は親イスラエル右派的で国家主義的、民族主義的なナチズム系の権力者層と裏側でつながっている。またエルドアン大統領も、以前には裏側で「イスラム国(IS)」を支援していた米軍産複合体と提携していたものの、最近ではナチズム系に鞍替えしているのでなんらおかしなことではない。さらにはイラン革命防衛隊にもイスラエルの工作員がかなり潜り込んでいるだけに、最初から仕組まれていたものであっておかしくない。
 実際、今回のミサイル発射について、それも特にウクライナ旅客機の誤爆については、イラン革命防衛隊の司令官の指示とは無関係に実施されたとの関係者の証言が出ている通りだ。


福音派の支持をつなぎ留めることに成功したトランプ大統領














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最終更新:2020年01月18日 17:54