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イタリアの哲学者ジョルジオ・アガンベンはコロナ危機の中で行政が一方的に緊急事態を宣言し、人々がそれに慣れてしまうことに対して懸念を表明し、物議を醸しました。インターネット用語で言うところの「炎上」が起こり、世界中の哲学研究者がアガンベンを非難しています。しかし、アガンベンの指摘には極めて重要な論点が含まれています。この講義ではアガンベンの論考を紹介しながら、行政権力のあり方について考えていこうと思います。

トマ・ピケティ氏、マイケル・サンデル氏、アウンサンスーチー氏らの講演をはじめとして、YouTubeでは見られない動画がたくさんあります!!
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■ 千字で語るコロナ論|哲学 國分功一郎|コロナ禍と東大。 「東京大学:FEATURES(2020年11月24日)」より
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哲学者は社会にとってのアブ
「移動の自由は根源的な権利」

コロナ渦の当初、私のような哲学研究者には感染症について述べることなど何もないと思っていたからマスメディアに発言を求められても断っていたのだが、ある哲学者の発言に出会いその気持ちに変化が訪れた。その哲学者とはジョルジオ・アガンベンである。この78歳のイタリアの哲学者はコロナ渦について果敢に発言し、ネット用語で言う「炎上」に巻き込まれていた。その姿を見ていて私は彼の述べるところを日本にも伝えなければという気持ちに駆られた。

アガンベンは二つの懸念を表明していた。一つは、多くの人々が葬儀もなく埋葬されている現状についてである。もちろん遺体から新たな感染が生じる可能性は理解できる。だが、我々が死者への敬意を何のためらいもなく放棄しているとしたら、社会はどうなってしまうだろうか?生存以外のいかなる価値をも認めない社会とはいったい何なのか?

周知の通り、イタリアは今回の感染症で最も強い被害を受けた国の一つである。その中にあってアガンベンは、「死者の権利」が、「生存」の名の下に踏みにじられている現状に強く反発したのである。

もう一つは移動の自由の制限についてである。現在行われている「緊急事態」を理由とした移動の自由の制限は、戦時でも誰も思いつかなかったものだとアガンベンは言う。ここには、移動の自由が単に数ある自由のうちの一つではなく、近代が権利として確立してきた様々な自由──思想の自由等々──の根源にある自由だという考えがある。

(※mono....以下略、詳細はサイト記事で)

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■ アガンベンは間違っているのか? 「REPRE:岡田温司」より


■ 浅田彰の國分功一郎批判 「Skinerrian's blog( 2014-02-10 )」より
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最近、浅田彰が國分功一郎を雑誌でボロクソに叩いていた、という話をツイッター上で見かけた。調べてみると、こういう感じのことを言ったらしい。

京大の人文研にいる、東浩紀の同級生でディドロ研究者の王寺賢太が、國分を呼んでスピノザ論を聞いたことがあるんです。僕は昔から、先行研究を踏まえた手堅い優等生研究ってのは好きじゃなかったんだけど、國分は、驚くべきことに、ドゥルーズやネグリのみならず、古典的なスピノザ研究の蓄積についてもほとんど言及せず、ひたすら「僕のスピノザ」を大声で得々と語るわけ-腐っても人文研の研究会で。思わず「あなた、バカって言われない?」と聞いちゃった*1

こういう感じの批判(非難?)って、なんか既視感がある気がしてたら、・・・(※mono....以下、1行のみ他は略、詳細はサイト記事で)

それにしても、浅田彰は相変わらずの口が悪さというか。人をバカにするにしてももう少し丁寧にその根拠を述べるとか遠回しに言うとか、色々やり方があると思うけど。他山の石として、このブログではその辺に気をつけたい。














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最終更新:2021年05月02日 17:08