福島の子供の甲状腺癌が18人(疑いを含めると43人)・・・これって全国平均では? 「人力でGO(2013.8.25)」より
(※ 下線、太字はmonosepia)
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「放射脳」の方で無くとも、10万人に一人の割合(0.001%)の確率の小児甲状腺癌が、福島では36万人中18人(0.005%)、疑わしきを含めれば43人(0.012%)で発生すると聞けば、福島原発の影響があると思うのは当たり前では無いでしょうか。

 上の記事の最後の部分、会合で、福島県立医大の鈴木真一教授は、「(がんの状態から)2、3年以内にできたものではない」と述べ、原発事故との関連に否定的な見解を示した。は、医学的には至極真っ当な事を言っていますが、多くの人達は、政府や報道は「ウソ」を付いているに違いないと疑念を抱きます。

 今回発見されている乳頭がんは進行が比較的遅く、福島県の検査でも癌の成長が遅い事が確認されていますから、福島原発事故以前から癌が発生していた事は医学的には疑い様の無い事かと思われます。

では、何故、10万人に1人の確率のはずの小児甲状腺癌が、福島ではこんなに沢山発見されるのか?

 答えはいたって簡単で、小児甲状腺癌は通常発見されないだけで、今回の福島のケース同様に普通に存在する癌なのです。

1) 進行の遅い甲状腺の乳頭がんが、18歳未満の年齢で触診等で発見される確率は低い
2) 解像度の高い最新の超音波診断で大規模な検査をすれば、本来発見出来ない癌が見つかる
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 医療関係者の多くは、「福島の小児甲状腺癌の多発?が原発事故由来とは考え難い」と発言していますが、積極的に国民の誤解を解く様な説明をしていません

 今後、事故から4年、5年経過した後で、チェルノブイリの様に、小児甲状腺癌が有意に増加した場合を想定すると、安易に事故と甲状腺癌の関係を否定出来ないからです。
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私は原発事故で放出される放射性物質の中でヨウ素131とヨウ素132は危険だと考えています。ですから、小児甲状腺癌の増加を完全に否定はしません。

しかし、それは事故後4年、5年と経過した後に話しであって、現在の小児甲状腺癌の数ではありません。

そして、福島原発の事故対策や、食品や水道水の規制が適切であったかどうかは、この時点で初めて明らかになると考えています。

 日本政府は食品流通に関しては適切と言える処置を取りましたから、多分、有意な小児甲状腺癌の増加は見られないでしょう。

しかし、事故に関係無い小児甲状腺癌は一定の確率で発生するはずですから、「放射脳」の人達はそれをも「放射線の影響」として、非難を続けるのでしょう。ほぼ、洗脳に近い状態ですから、論理的に説明しても彼らが理解する事は無いと思います。


(※ 以下詳細はブログで。monosepiaはこのブログ主さんと同意見です。)


■ なぜ子供への甲状腺エコー検査が批判されるのか?その理由はコレ❗ 「五本木クリニック(2018-11-30)」より
(※mono....前後大幅に略、詳細はサイト記事で)
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東京学芸大学における子供甲状腺エコー検査の問題点
2000円で甲状腺の検査ができるからイイじゃん❗ってのも間違いですし、東京学芸大学って医学部無いから、甲状腺の検査しちゃダメ⁉ってのは間違いです。

医療において必要のない検査や治療をする大問題をこの子供甲状腺エコー検査は抱え込んでいるんです。

子供に対するエコーによる甲状腺検査は過剰診断・過剰治療という問題を発生させます
だからこそ医療関係者の多くがこの「3・11後の健康を考える学生・子ども甲状腺エコー検査@東京学芸大学」を批判しているのです。
最終更新:2022年10月15日 22:03