(※ RSVワクチン)
ウイルス / SARS-CoV2 / RSウイルスワクチン(mRNA)

● RSウイルス〔Wikipedia〕
RSウイルスは、成人で免疫不全の有る場合や乳幼児では劇症化し気管支炎・肺炎などの原因になることもある。感染症法でRSウイルス感染症は五類感染症(定点把握)とされている。感染により発症する宿主は、ヒト、チンパンジー、ウシで、無症状のヤギなどからも分離される。
日本では、11月から1月にかけて冬期の流行が多く報告され、熱帯地域では雨期の流行が多いとされている。乳幼児の肺炎の約50%、細気管支炎の50〜90%を占めるとの報告がある。1歳までに50〜70%以上の新生児が罹患し、その1/3が下気道疾患を起こすと報告されていて、3歳までにほぼ全ての小児が抗体を獲得する。母親からの抗体では、感染が防げない。くり返し感染発症しながら徐々に免疫を獲得するので再発しやすく、徐々に軽症化する。








※ RSVワクチン実用化間近 感染増、手洗いなど基本対策を 「共同通信(2023/06/10)」より
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 発熱やせきなどいわゆる風邪の症状が出て肺炎になることもあるRSウイルス(RSV)感染者が増加傾向だ。インフルエンザなど新型コロナウイルス以外の感染者も多く、専門家は手洗いなどの基本対策を求めている。そんな中、欧米企業は高齢世代や妊婦向けに、RSVワクチンの製造販売を相次いで厚生労働省に承認申請。早期実用化への期待が高まっている。

 RSウイルスは接触や飛沫などにより、ほとんどの人が幼いうちに一度は感染する。通常は発症から1週間ぐらいで良くなるが、乳幼児や免疫の働きが弱い高齢者では肺炎を引き起こし重症化することもある。

 新型コロナウイルスの影響が出始めた20年は感染報告数が少なかったが、21年の春から夏に例年を上回る流行が起きた。国立感染症研究所の集計では、今年も増える兆しが出ている。5月28日までの1週間の報告数は1医療機関当たり1.95人で21年の水準に近づいている。

 英製薬大手グラクソ・スミスクラインは60歳以上が対象のワクチンを開発し、昨年日本で承認申請した。米ファイザーも申請中。
























最終更新:2024年05月01日 16:48