■ 『学生たちに捧げるレクイエム』イタリア発。日本にも響いているのか。 「note:今村食堂(2021年9月20日 19:10)」より
(※mono....文の多くは略、詳細はサイト記事で)
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目次
ジョルジョ・アガンベン 大勢に抗する哲学者
「例外状態」の中で、宙吊りにされた自由
そしてアガンベンが学生に言いたいこと 鎮魂歌の意味
では、日本の大学はどうだろう

ジョルジョ・アガンベン 大勢に抗する哲学者
ジョルジョ・アガンベンというイタリアの哲学者の『私たちはどこにいるのか 政治としてのエピデミック』という本を読んだ。
世界的に著名な学者というが、僕は知らなかった。
この本はコロナウイルス感染拡大、エピデミック下におけるイタリアから、大勢に抗して、言説を発信し続けた、彼の論稿やインタビューをまとめたものである。
表題の『学生たちに捧げるレクイエム』は、その中のひとつである。
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そしてアガンベンが学生に言いたいこと 鎮魂歌の意味
『学生たちに捧げるレクイエム』で、アガンベンは、オンライン化という授業の変容ではなく、それよりはるかに決定的で意味深いこととして、「生活形式としての学生団体が終わりを迎える」ということを指摘している。

学生組合・ウニウェルシタスは、大学・ウニヴェルシタス=ユニバーシティの原点なのだ。

それは大学が教育と研究の場であるとともに、出身地、階層、国籍を超えて、友人と出会い、学び、議論し、体験し行動する場であり続けたということなのだ。この10世紀にわたって続いたことが、遂に終わろうとしていると。











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最終更新:2022年12月31日 10:15