+ ニュースサーチ〔脳化社会〕

■ 養老孟司「ものがわかるということ」 養老さんの中の不自然成分 「好書好日(2023.04.18)」より
同じものがない自然を、言葉は同じものとして括(くく)る。たんに「桜が咲いている」という情報として受け取り、ものごとを自分たちの意識(脳)の中で記号化していく。そうしてしだいに自然そのものから離れ、記号の方がリアリティをもち、記号をはみ出していくものはノイズとみなされる。これを養老さんは「脳化社会」と呼ぶ。



■ 「コロナの壁」を乗り越えよ 新型コロナは「脳化社会」の病である|養老孟司 「文藝春秋(2021年2月23日)」より
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新型コロナは「脳化社会」の病。取り戻すべきは「身体性」だ。/文・養老孟司(解剖学者)

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▶︎「神様目線」で今日は何人死んだと数え上げることは、私たちから「死」のリアリティを切り離してしまう
▶︎コロナパンデミックは、「脳化社会」が行き着くところまで行った必然の帰結だった
▶︎あまりに状況を「微分」しすぎて、わかりやすくしすぎてしまうと、全体を見誤る可能性がある

目次
死とは「2人称」
「脳化社会」の落とし穴
「空気」で動く日本政府
「コロナ禍」という言葉
人間とウィルスの歴史
ノイズの塊
「反応」で動く日本人
人間はいずれ死ぬ

(※ 詳細は略)











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最終更新:2024年04月15日 19:48