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■ 古代の細菌で若返り 「RUSSIA BEYOND(2015年10月19日)」より

不思議な細菌バチルスF(フロスト)は、人の寿命を140歳まで延ばし、生殖機能を維持するのに役立つかもしれない。ロシアの研究者が自らの体を使って実験を行っている。


 モスクワ国立大学地質学部凍土学講座の主任、アナトリー・ブルシュコフ地質・鉱物学博士は、マウスにバチルスFを注射する実験を6年以上続けた。するとマウスは長く元気に生きるようになったため、ブルシュコフ博士は自身にも注入することを決めた。

 バチルスFは350万"歳"で、現在まで生き延びれたのは永久凍土の中にいたからこそだという。ブルシュコフ博士がこの細菌を発見したのは、サハ共和国に遠征していた時。

 「一見すると、いかなる老化の兆しも示さない生物なので、我々を驚かせた。研究仲間とともにこれを繁殖させて研究を開始したところ、ヒト細胞と類似した細胞を持っているにもかかわらず、この細菌の方が長く生きることが判明した。バチルスFを入れた溶液をマウスに注射して、普通のマウスより20~30%長く生きることがわかった」とブルシュコフ博士。バチルスFの可能なすべての副作用を研究し、免疫力も高めることがわかったため、ブルシュコフ博士は自身にもこの溶液を注射してみた。「一瞬たりともそれを後悔したことはない」とブルシュコフ博士はロシアNOWに話す。

老いたマウスがシャキ
 研究仲間から多くの懐疑的な発言があったものの、溶液は「若さの万能薬」と呼ばれるようになった。「この細菌はマウスの体内に入るとすぐに死亡したが、マウス自体は生まれ変わったかのようだった」と、研究当初、実験室を管理していた、生物学者のウラジーミル・レピン氏は話す。

 研究者は文字通り、あの世からマウスを引っぱりだした。「平均的な600日を生きた老マウスが、注射を打たれるやいなや、若いマウスのように動き始めるなんて!マウスの体のすべての指標は正常になっており、あと1年は生きるだろう。つまり、寿命が3倍になる」とレピン氏。

 バチルスFによって、人が約140年生きることもできると、研究者は考える。とはいえ、工業生産について話すのは時期尚早だという。まず、この細菌の生命力維持の特別なメカニズムを研究する必要がある。

この先の研究は膨大
「非典型的な細胞壁とタンパク質の特別な化学組成は、他の微生物が体内に入る時よりも強い免疫系反応を引き起こす。免疫力が急激に高まることは事実。だが長期的にこの細菌がどう作用するのかは、今のところ不明」とロシア科学アカデミー・シベリア支部化学生物学・基礎医学研究所のナデジダ・ミロノワ上級研究員は話す。

 研究者によると、体の免疫系に注射への反応を起こさせる細菌の「エンジン」または科学用語で言うところのメディエーターとなっているのが、免疫調節特性のあるグルタミン酸塩とタウリンの2つの物質だということがわかっている。また、バチルスFのゲノムは、これまでになく長いものだった。研究者はさらに、これまで知られていなかった600もの遺伝子をバチルスF内で発見した。

 「これらの遺伝子の中から、長寿の理由となる遺伝子を見つけられると確信している。バチルスFはこの遺伝子によって数百万年も生きている。我々にはこれを製薬会社に提案する義務がある。だが、この先待ちうけている作業は膨大。現時点ですでに、いくつかの実験によって、実験用マウスが例えば、生殖機能を回復し、再び繁殖し始めてはいるが」と、ロシア科学アカデミーの研究員で、地球雪氷圏研究所の所長である、ウラジーミル・メリニコフ氏は話す。

※ Does this bacteria hold the key to the 'fountain of youth'? 3.5-million-year-old Siberian specimen boosts longevity and the immune system 「Mail Online(21 September 2015)」より
このバクテリアが「若さの泉」の鍵を握っているのでしょうか?350万年前のシベリアの標本が長寿と免疫システムを高める

人間は長い間、酒を飲む者に永遠の若さを与える「生命のエリクサー」として知られる神話上のポーションを夢見てきました。

現在、ロシアの科学者たちは、バチルスFと名付けられた350万年前の「永遠の」バクテリアを、人間の寿命を延ばすために適応させることで進歩を遂げていると主張しています。

(※ 動画はサイト記事で)
彼らは、この寒さに対する免疫の「科学的感覚」のDNAを解き明かし、現在、シベリアの永久凍土の中でその並外れた生存を可能にした遺伝子を理解しようとしていることを明らかにしました。
ロシアの科学者たちは、バチルスF(写真)と呼ばれる「永遠の」バクテリアを、人間の寿命を延ばすために進歩していると主張しています。永久凍土で発見されたこのバクテリアは、350万年前のものと考えられています

生体、特にヒトの血液細胞、マウス、ショウジョウバエ、作物の検査はすべてプラスの影響を示しています。

チュメニ科学センターの主任研究員であるセルゲイ・ペトロフ教授は、「これらすべての実験で、バチルスFは増殖を刺激し、免疫システムも強化しました。

「ヒト赤血球と白血球の実験も非常に楽観的でした」。

このバクテリアは、2009年にモスクワ国立大学の地球学部門の責任者であるアナトリ・ブルチコフ博士によって発見されました。

彼らは、バクテリアのDNAを解き明かし、現在、シベリアの永久凍土でバクテリアが生き残ることを可能にした遺伝子を理解しようとしていることを明らかにしました。試験管内のバクテリアの画像が表示されます

それは、シベリア最大の地域であるヤクーチアとしても知られるサハ共和国のマンモスマウンテンとして知られる場所で、古代の永久凍土に埋め込まれました。

シベリアの科学者ウラジーミル・レーピンは、永久凍土に守られた絶滅したケナガマンモスの脳から同様のバクテリアを発見した。

「私たちはマウスとショウジョウバエで多くの実験を行い、バクテリアが寿命と生殖能力に持続的な影響を与えることを確認しました」とBrouchkov博士は述べています。「しかし、それがどのように機能するのか、まだ正確にはわかっていません」。

今のところ、「メカニズムは理解できないが、影響は見られる」。

(※ 以下総裁はサイト記事で)

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■ 未知のバクテリアを注入し若さを求める45歳女優 「老いを受け入れられない」(独)<動画あり> 「Techinsight(2017年10月05日)」より
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「老化は病気」と断言し美容整形だけでは物足りず、2009年にシベリアで発見され科学的センセーションを巻き起こした「バシラスF(Bacillus F)」というバクテリア(細菌)を注射することで美と若さを求め続ける女性がいる。

(※詳細はサイト記事で)













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最終更新:2024年07月13日 19:46