アットウィキロゴ

★IMF、緊急融資プログラム拡大!2010年4月13日 15:33【イーグルヒット・クラブG-1】

イーグルヒット・クラブG-1

★IMF、緊急融資プログラム拡大!2010年4月13日 15:33

IMFのこの動きは何を意味しているのか。

IMF、緊急融資プログラムを10倍の5500億ドルに拡大
 国際通貨基金(IMF)は12日、緊急融資に対応する新規借り入れ取り決め(NAB)を10倍の5500億ドルとし、主要新興国を対象として参加国を拡大してすることを決定した。NABの規模はこれまで500億ドルだった。昨年のロンドンでの20カ国・地域(G20)首脳会議は、IMF資金基盤強化で合意している。
 NABの拡大により、IMFは加盟国の経済・金融危機支援で十分な資金基盤をもつことを市場に認識させることが可能となる。IMFは、世界的金融危機に際し東欧やアフリカ中南米の各国に緊急融資を行ってきた。
 ストロスカーン専務理事は「金融危機の影響を受けやすい加盟国の支援に十分な資金源へのアクセスが可能となる」と述べ、世界の金融安定に重要な役割を果たすとの考えを示した。参加国にはこれまでの先進国中心の26カ国に中国、インドブラジルロシアを含む13カ国が加わることになる。【ロイター 10:17】


今回の措置にはBRICs国が加わるとのことで、以前から中国、ロシアなどはIMFのSDR債を購入し、資金提供を行っており、BRICsの国際的立場を強めている。
NABの10倍もの拡大は、保有金の売却もその裏付けとなっていることだろう。

記事では<IMFは加盟国の経済・金融危機支援で十分な資金基盤をもつことを市場に認識させる>とあるが、それ以上にG20における"世界中央銀行"的な役割を持たせようとする動きがあることは、昨年来、指摘しているところだ。

だが問題は、緊急融資と加盟国の拡大の裏側には、<金融危機の影響を受けやすい加盟国>を潰すことだろう。
すなわち、更なる金融危機が生じるということであり、脆弱な財政基盤にある先進国が追い込まれていくということを暗に示唆しているのである。

 そして、完全にBRICsを中心とした新興国が主導権を握っていくというのが、今後の世界体制であり、そのための戦略がIMFの緊急融資プログラム拡大の意味なのである...。




.
最終更新:2010年04月13日 17:09