昨年7月、一時帰宅のご自宅でそのまま帰らぬ方となられた福島県川俣町山木屋の渡辺はま子さんのご遺族への取材が、2012年5月9日付けの河北新報で記事になっていました。以下、部分抜粋:
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番組の冒頭にて、キャスターが「原発事故が起こるとまず真実を隠すシステムがいつの間にか出来上がる」と指摘しているが、チェルノブイリでもフクシマでもまさにその通りであり、非常に的を射たコメントである。
即ち、所謂「冷戦時代」に皆さんが”冷酷””独裁的”な国家というイメージを植えつけられた旧ソ連以上に、今の日本国家は”冷酷”で”ファッショ化”しているということである。
更には、「除染」が施されたにも拘らず高い放射線量が計測される小学校の実態や、除染作業員の除染知識(トレーニング)の希薄さが浮き彫りにされており、如何にいま行われている「除染」がデタラメ極まりないかを痛感することであろう。
・「日本の動きは遅すぎる。米国はスピードアップに向けた支援をすべきだ」
福島第一原発4号機の使用済み燃料プールのカタストロフィーを回避するために、世界中が動き出しました。
まず、アメリカの国会議員が動き出しました。
そして、カナダで。そして次々と。
ウォールストリート・ジャーナルが報告しています。
・4号機プールは、人類にとって最も大きな脅威
The Greatest Single Threat to Humanity: Fuel Pool Number 4
後日、私たちは、3.11の地震後、もっとも大きな脅威になっているのは、福島第一原発の原子炉そのものではなく、4号機の燃料プールに格納されている使用済み燃料であることに注目してくれるよう促してきました。
・APは、このように指摘しています。
4号機の使用済み燃料プールの崩壊は、他の3つの原子炉がメルトダウンするよりもっと悪い災害を引き起こすことなるので、専門家にとっては、4号機が構造的に完全な状態にあるかどうかが、長い間の主な関心ごとになっている。
・元スイス大使の村田光平氏は、3月22日の参議院予算委員会の公聴会で、福島第一原発事故について話すよう求められました。
村田光平・元スイス大使
委員会で、村田・元大使は、地上30mのところにある使用済み燃料プールに1535本の燃料棒が冷却されている、すでに壊滅状態となっている4号機建屋が崩壊した場合、敷地内にある6つの原子炉すべてがシャットダウンするだけでなく、4号機建屋から50m離れた場所にある6375本の燃料棒が収納されている共用の使用済み燃料プールにも影響を与えることになると、強く訴えました。
4号機の使用済み燃料プールの燃料棒も、共用プールに収められている燃料棒も、すでに格納容器によって保護されておらず、大気と直接触れ合っている危険な状態にあります。
これは、私たちが過去に経験したことのない、世界的なカタストロフィーを引き起こすことになるのは確実です。
世界に対する日本の責任は、計り知れないほど重大です。
(^_^;) 結局故障と言うことになりましたが…。
≪今回、異常値を示した温度計と同じ高さにあるほかの2個の温度計に異常はなかったということで、東京電力では原子炉は冷却されているとしています。 ≫
(^_^;) 故障しているかどうかは確率論で割り出すしかないようです。
(^_^;) 建屋内はこんなものでしょう。
≪格納容器の底から60センチしか水がたまっていないことが明らかになった東京電力福島第一原子力発電所2号機の格納容器の内部を撮影した映像が公開されました。
27日、公開された映像には、内視鏡を容器の貫通部から壁に沿って6メートルほど下に降ろすと、水面が現れました。水中では水は濁っておらず、白っぽい細 かい浮遊物が漂っていましたが、見た目から溶け落ちた燃料ではなく、容器の壁などからはがれ落ちた塗料やさびとみられるということです。
一方、今回、事故後初めて、直接、格納容器内部の放射線量の測定も行い、最大で1時間当たり72.9シーベルト=7万2900ミリシーベルトと非常に高い放射線量を検出し、東京電力は、格納容器に溶け落ちた燃料が影響しているとみています。≫
(^_^;) メルトダウンした核燃料について御用学者は、
「水温がおよそ50度だったことから、燃料は水につかっていると考えられる。燃料の一部が水面から顔を出しているかもしれないが、水蒸気で冷やされていると思われる」
などと暢気なことを言っています。
\(x_x)/ 原子炉を冷やすため、1時間あたり8.8トンの水が注入しているのですが、その高濃度汚染水の行方は?
地下水の流入は、処理した汚染水の量に比べ、原子炉建屋の汚染水の水位が思うように下がらないことから明らかになった。
東電の試算では、1日200~500トンが流入しているとみられる。
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■4号機の燃料は地下500メートルまで沈降
一昨日の3月18日、NHKの衛星放送を見ていたら、「濁った水に満たされた4号機炉内の映像」が映し出され、
同時に、「4号機内の冷却プールに残された1545本の使用済み燃料の取り出し作業も、
近いうちに開始されるだろう」と放送されていました。
この報道内容も私が入手した情報とは大きく異なります。
研究者の情報では、冷却プール内の燃料は全て脱落、地下500メートル付近までメルトスルーしているというものです。
更に、この問題に対処している研究者間で問題になっている事実として、実際に冷却プールに保管されていた燃料が、
公表されている量よりもはるかに多いこと、プールの冷却能力を大幅に超える量であり、
一瞬でも冷却装置を止めれば、即座にメルトダウンが始まるほど、大量の燃料を抱え込んでいたというものです。
そして研究者たちは次のような疑念を抱いたといいます。
この大量の燃料の数は、もはや発電目的とは考えられないと。
・---震災直後に賞賛された日本人のイメージに変化は?
変わりません。
その質問をされれば、以前も今も、日本人には感銘を受けている、と答えます。
ただ、1年前とは大きく印象が変わったことがあります。
多くの被災地に行きましたが、被災者は、もう政府を信頼していません 。
電力会社も信頼していません 。
メディアも、信頼していません 。
置き去りにされたと感じています 。
被災者同士で助け合い、支えあっていますが、国のエリートたちに見捨てられたと思っています 。
それが以前と印象が変わった点です。
この国のエリートたちは、もう何もしてくれないんだと 。
それが、私の印象です。
・日本のマスコミが報道しないことを、海外のメディアがしっかりと報道している。
・福島第1原発事故による放射能拡散のシミュレーションについては、文部科学省が握りつぶしたSPEEDIだけでなく、東京電力が事故当日の2011年3月11日から独自に放射能拡散予測を行い、シミュレーションの結果を経済産業大臣(当時の海江田万里)、福島県知事(当時も今も佐藤雄平)、大熊町町長、双葉町町長宛てにファックスで流し続けていたことは英語ブログで昨年の6月に取り上げましたが、保安院がそのことを認めて理由まで述べていたことは知りませんでした。(日本語ブログでもNHKの番組の紹介をして取り上げたと思うのですが、自分のブログの検索がうまくかかりません...。)
保安院がその情報を使いもしなかった理由がふるっているので、記録に残そうと思います。
・東電の拡散予測は福島第1原発の吉田所長の名前で出され 、拡散予測マップのほかに手書きで住民の被曝予想、希ガス放出総量予測(約60万テラベクレル)が書いてありました。
(※ 中ほど、大幅に略。ブログ本文を。)
・去年の3月、東電が資料を出さない、けしからん、と管前首相、政府が騒いでいましたが、何のことはない、出てきた中でもしかしたら一番重要な情報だった東電からの放射能拡散予測を握りつぶしたのは、ほかならぬ政府でした。
(※ 中ほど、大幅に略。ブログ本文を。)
・担当者は名前を公表され、重刑に問われるべき代物だと思います。保安院も同じこと。
残念ながら粘り気が欠けている日本は、これを「スルー」するんでしょうか?
■
4号機の奇跡 「カレイド・スコープ(2012.3.15)」より
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・ガンダーセン氏は、大勢の記者を前にして、冒頭でこのように述べています。
「まず私の話を始める前に申し上げておきたいのは、今回の事故で福島第一、そして第二発電所で、まことに勇敢に事故に対応するために働かれました男性、女性のみなさん、主に男性だったと思いますけれど、まことに勇敢なお仕事をしてくださった方々に感謝の気持ちを捧げたいと思います。
事故直後からの一週間、二週間、本当に見事な勇敢な戦いぶりだったと思います。
彼らが勇敢にも戦ってくれたということは、私個人の意見ですけれども、日本という国を救ったと思いますし、それだけではなく世界全体を救ったともいえるのではないかと思います。
ですから、我々全員は彼らに負うところ大であると、彼らに対する感謝の気持ちを本当に持たなければならないと思っておりますし、また、あのように本当に酷い条件の中で、大変な仕事を成し遂げられた現場の人々に対しまして、私は個人的に本当に感謝をしたい と思います。
彼らが日本を救った と思っております。
本当に勇敢な人たちでした」。
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・「5人は、日本の原子力安全・保安院に当たるアメリカ原子力規制委員会の元委員長や、フランス原子力安全庁の長官のほか、放射線被ばくなどに詳しい専門家」
っと言われ、書かれても、誰の事なのかさっぱり分からないというNHKニュースよ・・・そんなもんニュース見とるオマエらは知らんでも良かろうがって事なの?え?
って分けだけど、ネットで調べると出てくるのね、東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会の参加国際専門家メンバー。
・ 福島第1原発の事故をめぐり、政府の事故調査・検証委員会が海外の原子力専門家から意見を聞く会合は25日、2日間の日程を終えた。専門家からは、日本の原発事故への備えの甘さや、政府による「冷温停止状態」宣言の拙速さを批判する声が相次いだ。
米原子力規制委員会(NRC)元委員長のリチャード・メザーブ氏は、事故現場で線量計が作業員に行き渡るまで3週間もかかったことを問題視し、「信じられない対応だ。もっと早くそろえられたはずだ」と批判した。
フランス原子力安全局長のアンドレ・ラコスト氏は、1999年の茨城県東海村での臨界事故や、2004年に関西電力美浜原発で起きた配管破裂事故を例に挙げ「日本では5年に一度、事故が起きていた。大事故があるなら日本だと思っていた」と、教訓を十分に生かしてこなかったことが大事故につながったとの認識を示した。
韓国原子力協会長・張舜興(チャンスンフン)氏は、政府の「冷温停止状態」宣言に疑問を呈し「原子炉内の状態を特定せずに、どうして安全と言えるのか」と、拙速さを批判した。
事故調も、安全意識の甘さがなぜまかり通ってきたのか、今夏の最終報告で解き明かす考え。委員長の畑村洋太郎・東大名誉教授は「安全文化という考え方に真正面から向き合わなければならないと感じた」と述べた
・ここまでしっかりとした「アイドル」も珍しい。おじさんは影から応援しているのだ。
・さて、話は、この「おばあちゃんが作ったまん丸オニギリ」みたいな顔した女の子なんだが、ブログをやっておりまして、その内容がなかなか鋭くて、原発批判を書いたらコメントやメールばかりじゃない、事務所まで経由して「圧力」が加えられたというんだが、
(※ 中略)
・消費するだけでナニも産み出さない東京という存在は「麻薬中毒患者だ」とまで言い捨てているんだが、実際、その通りだと思う。電力会社のカネに口封じされて何も言えない政治家やマスコミは、この娘の臍のゴマでも煎じて飲んでくれや、と言いたくなるんだが、ちなみにの娘は臍ピアスしているらしいw
・早くから、東日本大震災人工地震論を唱え、
原発小型核爆発を唱えていたあのジムストーンが、
危機に瀕している!!
長いが拡散して、ささやかな助太刀としたい・・・・・!!
その切っ掛けは、井口博士のこの記事だ。
・細野豪志原発事故担当相は11日、青森県三沢市で開かれたパネルディスカッションで「福島にある原発の再稼働は全くあり得ない」と述べ、東京電力が廃炉を決めた福島第1原発1~4号機以外も再稼働はないと強調した。
福島県内には4基のほかに第1原発5、6号機と第2原発1~4号機の計6基がある。
福島県は県内の全原発廃炉を求めているが、東電は6基について明確な方針を示していない。
枝野幸男経済産業相も昨年9月の経産相就任時のインタビューで、「地元の理解が得られるとは思わない」と述べ、第2原発などの廃炉は不可避との認識を示している。
・今まで原発というのは、その立地する自治体がOKすれば稼働できたんだが、今回の事故で、影響が少なくとも半径数十キロ圏内まで及ぶ事が明らかになったわけで、これからは半径50km圏内全ての自治体がOKしなきゃ再稼働させないようにすればいい。
・それ自体には幾ら素晴らしい性能があるとしての、今のように制御する能力が無い者達は絶対に扱ってはならない。
『暴走を止めれない』し『そもそも止める技術も無い』なら、危険すぎて扱う資格自体が『現在は無い』との基本原則を忘れている。
これでは残念ながら『科学馬鹿』といわれて仕方ない大槻氏ですが、東電の事故対応に対しては科学的に冷静に観察している。
・国際的な医療雑誌International Journal of Health Servicesの2011年12月版によれば、アメリカにおいて推定14000人以上の死亡が福島原発事故からの放射性物質の放出と関連づけられるという。 これは福島原発事故による健康障害を調査している医療雑誌で発表される、最初の査読を受けた研究でである。
・昨日付でウォルフガング・ワイス委員長のコメントがロイターで報道されていた。「No big Fukushima health impact seen: U.N. body chairman(国連機関の議長によれば、福島では大きな健康影響は見られない)」(参照)である。
The health impact of last year's Fukushima nuclear disaster in Japan appears relatively small thanks partly to prompt evacuations, the chairman of a U.N. scientific body investigating the effects of radiation said on Tuesday.
日本の福島原発災害による健康への影響は、機敏な避難もあってか、比較的小さいと、該当放射線影響を調査している国連機関議長は火曜日に述べた。
・「実効線量は、特定した個人の被ばくにおいて、確率的影響のリスクを遡及的に評価するために使用すべきではなく、またヒトの被ばくの疫学的な評価でも使用すべきではない」。[1]そもそも、数mSvの被ばくで、がんが増えると考える“真の専門家“などいない。
「リスク評価」と「リスク管理」を区別しないならば、科学(科学的事実、科学的仮説)と哲学(放射線防護上の安全哲学・ポリシー)が混同されることにつながる。社会を大混乱に陥れ、結果的には日本人の短命化につながる“専門家の言説”の責任は重い。
・会議は5日間で、約60人が参加。日本が提供した放射線量などの測定データを基に調査する。議長を務める同委員会のワイス委員長は「データについて、さらに着目すべき点を見つけたい。パズルのピースを集めるような作業だ 」と述べた。
・上昇の原因について東電は、冷却水用の配管を凍結防止のため1月26日に交換したことにより、炉内に入る水の流れが変わり、溶け落ちた燃料の一部に水が十分当たらなくなった可能性があると推定している。
・ここ最近、輸出関連企業を中心に大赤字決算が続々と報道されているが、大手マスゴミ報道ではその原因として「原発の影響」による海外諸国の”メイド・インJAPAN”不買が深い影を落としている事実には一切ダンマリを決め込んでいる。
この点については、本ブログに有益なコメントを多々投稿いただいている「萬田銀次郎」氏が指摘されていることであり、事実として、EU諸国など、未だに日本製品の輸入制限をしている国は40カ国以上にのぼるのが実情である。
完全に輸入禁止とまではいかないにしても、産地証明書を要求され、さらには現地でのサンプル検査まで求められている時点で、日本製品・日本の食材が国際競争力・信用力を損なっていることは自明であろう。
・少し驚いているのは、メルトスルーした燃料ではなく、格納容器内に残存している核燃料から、核分裂反応→再臨界というプロセスがおこっているということです。メルトスルーしている制御の出来ないものではなく、格納容器内の方も、手がつかない状態であることが明確化されたということです。こういう状況がおきていることは、福島第一原発がいまだにどうにもならないレベルであることを、もう一度僕らに確認させてくれました。
・(※ 下記リンクの『たね蒔きジャーナル(2012.2.6)』からの文字起こし。)
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・英語記事部分の私訳:
ヘリコプターが一機、破壊された原発の上に水を投下しているテレビ画像を見て、メア氏は恐怖で逆毛が立つ思いがしたという。「これが日本ができる最善なのか?今だから言うが、この後、米国政府は駐米日本大使を呼びつけてこう言った。いいか、事故に真面目に対応しろ、これからどのようなことが起こるか、我々にも分からないのだ、と」
・「私たちがかつて持っていた1980年代の(日本の)イメージは、日本企業で何かもし不祥事が起きたら会長が切腹するんじゃないかと心配するといったものだった。それが自分の犯したミスではなくても、彼は責任を取る、というイメージだ。しかし、今の日本では逆さまになってしまった」
・大阪日日新聞のトップ記事では、天野事務局長が驚くべき言葉を発していたことが書かれている。
「除染や使用済み核燃料の処理 の問題に関してはウィーンの本部で扱うが、現地と連絡を密にすることができる」と意義を強調した。
この「使用済み核燃料の処理 」ということについては、他のネット上の記事にも一切出てこない。
が、そのことが一層IAEAの狙いを明らかにしている。
(※ この報道記事には「使用済み核燃料の処理」という言葉は出てこない。記事を差し替えたのか?)
(※ こちらの報道記事には「使用済み核燃料の処理」という言葉が記載されている。だが、使用済み核燃料の処理を福島で行うとは書いていない。)
・政府高官の一人は「ものすごい内容だったので、文書はなかったことにした」と言明。別の政府関係者は「存在自体を秘匿する選択肢が論じられた」と語った。
最悪シナリオの存在は昨年9月に菅氏が認めたほか、12月に一部内容が報じられ、初めて内閣府の公文書として扱うことにした。情報公開請求にも応じることに決めたという。
・鬼畜生としか言いようがありません。
しかし、菅直人は首相を辞めた後でもどんどん問題が発覚しています。
菅直人を持ち上げた山本太郎や「お祭り脱原発」は今どう思っているのでしょうか?
菅直人が首相のときでも昔から脱原発を訴えてきた多くの人は菅直人を持ち上げませんでした。
それは「ウソ」だとすぐ見抜けたからです。
菅直人の議員としての歴史を見れば「信用できない人物」だと誰でも分かったことです。
・共同通信は政府の非道として厳しい論調で批判していますが、果たして本当に政府の暴走と言えるのかは疑問です。
・政府が予測したシナリオというのは重い意味を持ちます。一方で残念ながら原発事故後のメディアには真実の報道よりも注目を浴びる話題を優先し、事故を過大に見せようとする扇動家(例えば武田邦彦さんや広瀬隆さん)を重用しているところが多々あります。メディアがそんな体たらくなのに早い段階で最悪シナリオを公文書としたら、政府の意図とは違った形で、扇動家に歪曲されて人々に伝わり収拾がつかなくなってしまう、そういった事態を危惧したのではないでしょうか 。
・昨年末に中間報告をまとめた政府の事故調査・検証委員会が「最悪シナリオ」に切り込めていないのも問題だ 。政府は民間の事故調査を待つことなく、自らが経緯を明らかにすべきだ。
・どこまでも信頼できない菅直人・民主党政権
日本にとって最大の悲劇は、この未曾有の震災が何もできない素人詐欺政権下で起こってしまったこと。
政治は素人では出来ない。
単なる人気取りや政権奪取で使命を終えてしまうような政治家ではなおさらだ。
・上記に取り上げた記事は、一見すると個々にバラバラのニュースであるが、これらを”一連のもの”として見た場合どうであろうか?
・即ち、「福島周辺にてここ最近、地震が多発」⇒「4号機のプールは耐震性に不安があり、そこにある大量の核燃料が溶けたら半径170キロ強制移住」⇒「甲状腺被ばくを防ぐ安定ヨウ素剤を原発から半径30キロ圏内の各家庭に事前配布」という”一連の流れ”で読むとどうであろうか?ということである。
・つい最近、震度6弱以上の首都直下型地震の発生を想定して東京都内計97カ所の道路で一斉に交通規制が行われるといった、”有事”を想定したとしか考えられない「実験」「シミュレーション」が実施された ように、「近い将来、大変な事態が発生する」という薄ら寒さを感じずにはいられない思いである。
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・
千葉「(苦笑)、あの事前にヨウ素剤配っておいたとしても、」
小出「はい」
千葉「その…ちゃんとした情報をきちんと提供して飲むタイミングっていうのを、お…きちんと測らないと何の意味もないということになるわけですね」
小出「そうです。大変微妙なことなのであって。え…情報を通知するほうがやらなければ、持っていても使えませんので。まずは意味はありません」
曰く、
日本政府は平気な顔をして嘘をついてきた
日本政府は住民が十分に健康被害について判断できるような情報を出していない
日本政府の対応は、チェルノブイリ事故でのソ連政府の対応にはるかに劣る
一般公衆の年間被曝限度20ミリシーベルトは人倫にもとる、とんでもない基準で、こんなことを自国民に許した政府は過去数十年で世界にいない
と、一言で言えば、「ぼろくそ」の批判です。機会がある毎に日本政府を褒めちぎる某国際機関とは大違い。上記の2点目は、実際IRCPの勧告違反でもあります。
・フェアウィンヅのチーフ技術者アーニー・ガンダーセンが、原子力規制委員会NRCの審査委員会の要請で、福島原発事故を受けて、なぜ23機の沸騰水型原発BWRマーク1原発を閉鎖すべきかを立証しました。
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・高田教授は事故後の4月8、9日、同県内の避難所で、18歳~60歳代の浪江町民計40人の甲状腺被曝量を測定した。結果は3・6~7・8ミリ・シーベルトで、平均は約5ミリ・シーベルト だった。一方、チェルノブイリの周辺住民は、数シーベルトから50シーベルト とされている。
・福島の実態がチェルノブイリと明らかに違うからです。政府の言うような「高い放射線放出量」「レベル7」「メルトダウン・メルトスルー」が嘘まみれだからです。事故は最初から仕組まれていた偽装であり、事故を演出した卑しい黒幕が事態を深刻に見せ掛けているだけ です。
・いま危ない危ないと騒いでいる人達には、その言動がストレスを与えること、そして、それで他人を傷つけていることに敏感であって欲しいと思います。でなければ、誰かを助けようとして傷つけてしまう事になりかねません。
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最終更新:2012年06月08日 22:38