+ ニュースサーチ〔ニコラス・マドゥロ〕

● ニコラス・マドゥロ〔Wikipedia〕
ニコラス・マドゥロ・モロス(別表記:マドゥーロ、スペイン語: Nicolás Maduro Moros、1962年11月23日 - )は、ベネズエラ・ボリバル共和国の政治家。現在、同国大統領(第54代)。ただし、2019年1月11日以降の2期目については、後述の通り前年の大統領選挙に不正があったとしてベネズエラ議会や欧米諸国などから選挙結果を認められておらず、フアン・グアイド国会議長が暫定大統領として認められている。第22代共和国副大統領、ベネズエラ統一社会党書記長。ウゴ・チャベス政権下の閣僚として頭角を現し、「チャベス側近の中で最も有能な行政官」と評される。







★ ベネズエラ大統領、総選挙前倒し支持 野党排除が目的か 「朝日新聞(2019年1月31日16時26分)」より
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 独裁支配を強め、国民の反発を招いている南米ベネズエラのマドゥロ大統領は、「総選挙を前倒しで実施できれば非常に好ましい」と述べ、総選挙の早期実施を支持する考えを示した。インタビューしたロシア国営ノーボスチ通信が30日、報じた。ただし、野党側が求めている大統領選のやり直しについては、改めて拒否した。

 ベネズエラ国会(定数167)は、暫定大統領就任を宣言したグアイド国会議長ら野党勢力が多数を占める。現在の任期は2021年1月まであるため、マドゥロ氏はなるべく早く総選挙を実施し、野党勢力を排除したい思惑とみられる。

 野党側は昨年5月の大統領選について、「有力な野党政治家が不正に排除された」としてやり直しを求めている。米国などはグアイド氏に大統領としての正統性を認め、欧州連合も大統領選を実施しなければ、グアイド氏を大統領として承認するとしている。

 これに対し、マドゥロ氏は「帝国主義者どもが新たな大統領選を望むなら、(任期が終わる)25年まで待てばよい」と反発。ただし、「野党との対話の席につく用意はある」とも述べた。

 一方、ベネズエラのサーブ検事総長は29日、グアイド氏について「憲法の秩序を脅かし、外国勢力の干渉に協力している」などとして捜査を始めたと発表。同氏の金融資産を凍結し、出国を禁止した。野党勢力は30日に大規模な反政府集会を開く予定で、政権側との衝突が懸念されている。(サンパウロ=岡田玄、モスクワ=石橋亮介)


オバマ】 / 【アメリカ】 / 【日本
■ ワシントンの厚かましさ 「マスコミに載らない海外記事(2013.5.10)」より
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Paul Craig Roberts  2013年5月7日

ベネズエラ新大統領ニコラス・マドゥーロは、チャベス肌の人物だ。
5月4日、彼はアメリカのオバマ大統領を“悪魔の酋長”と呼んだ。

アメリカで、正当な法の手続き無しでのアメリカ国民処刑や、議会の同意無しの戦争を開始して、民主主義を裏切ったオバマは、新たに選ばれたマドゥーロの政府は不正選挙によるものだった可能性があると示唆し、マドゥーロの反撃を引き起こしたのだ。マドゥーロでなく、アメリカ傀儡を選出させようとして、自分の政権が何百万ドルも使ったのに、やり損ねたことで、オバマが腹をたてたのは明らかだ。

アメリカ政府のことを正確に要約した人が誰かいるとすれば、ベネズエラ人達だ。
(※ 以下ブログ本文で。)


■ 大統領選挙に介入?ベネズエラでアメリカ人男性が拘束される 「Intelligence News and Reports(2013.5.6)」より
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先月、南米ベネズエラでは、反米主義者として鳴らしたウゴ・チャべス(Hugo R. Chavez)大統領の死去にともない、新しい大統領を決める選挙が行なわれた。その結果、一部の野党陣営から不正があったとの声が上がったものの、チャべス政権で副大統領を務め、現在、暫定大統領となっているニコラス・マドゥロ(Nicholas Maduro)氏が当選を果たし、チャべス路線を継承することが宣言された


★ インフレ率2616% ベネズエラ経済、失政のツケ 独裁強めるマドゥロ大統領、再選へ政敵排除 「産経ニュース(2018.1.12 20:58)」より
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【リマ=住井亨介】危機的状況にある南米ベネズエラ経済の深刻度が増している。経済失政で財政が逼迫(ひっぱく)していたところに、通貨の過剰供給が加わって昨年の消費者物価上昇率(インフレ率)は2616%と初の4桁台を記録。国民の多くが食料、医薬品の入手に苦しみ、餓死者も出ている。マドゥロ大統領は状況を転換させる“有効打”を繰り出せない中、独裁傾向を一段と強めている。

(※Mono....中略)
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 約3割の国民は1日の食事が2回以下で、約75%が体重を平均19ポンド(約8・6キロ)減らしたとのデータもある。昨年末には、政府からのクリスマス用豚肉の供給がなかったことをきっかけに、市民による抗議デモも起きた。昨年の反政府デモでは120人以上の市民が死亡しており、政情不安は増している。

(※mono....中略)
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再選へ着々

 窮状を乗り切るため政権内では昨年末、今年後半とされていた大統領選を2~3月に前倒しし、「4月危機」の前にマドゥロ氏再選を目指す案が浮上した。だが、ここ最近の原油価格の上昇によって当面の危機は遠のき前倒し案は消えた。

 マドゥロ氏は、昨年8月に政権派のみで構成される制憲議会を発足させ、野党が多数派を占める国会から権限を剥奪して独裁を確立。政権与党は同10月の全国知事選で勝利したのに続き、同12月の全国市長選でも大勝した。

 最高裁判事もほぼ与党系で占められ、三権を掌握したマドゥロ氏が政敵を排除し、着々と権力基盤を固めている。一方、分裂状態の野党側は有力候補が政権側の工作で次々と失脚させられるなど、統一候補の擁立もままならない状況となっている。

 現地の外交筋は「制憲議会が権力を握り、何でもできるようになった。選挙を急ぐ必要もなくなり、すべてはルールを突然変えられるマドゥロ氏次第だ」と指摘。政権交代による事態打開の期待はしぼみつつある。


★ ベネズエラ大統領選、マドゥロ氏が正式当選 「公正だった」と主張 「CNN.co.jp(2013.4.16)」より
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(CNN) 14日に投開票された南米ベネズエラの大統領選で、選挙管理委員会は15日、故チャベス大統領から後継指名を受けていた与党統一社会党のニコラス・マドゥロ暫定大統領(50)の当選を正式に発表した。

野党候補、エンリケ・カプリレス氏による再集計の要求は却下された形だ。マドゥロ氏は「国民全体による真に公正で合憲的な結果だ」と述べた。

選管が15日に発表した集計結果によるとマドゥロ氏の得票率は50.8%、カプリレス氏は49.0%。首都カラカスで同日開かれた式典で、この結果が承認された。

マドゥロ氏は同日、支持者らの前で、チャベス氏の娘婿のホルヘ・アレアサ氏が次期政権の副首相を務めると発表した。

一方、カプリレス氏は「当局は事実を隠したいのではないか」と改めて疑念を示し、15日夜から16日にかけて再集計を求める平和的デモを実施しようと呼び掛けた。これに対してマドゥロ陣営の責任者は、同氏が暴力をあおっていると非難した。

アルゼンチン、ボリビア、キューバの各大統領は15日、マドゥロ氏に当選を祝うメッセージを送った。一方で米ホワイトハウスのカーニー報道官は、結果が小差だったことを考慮して選挙結果の監査を実施するべきだと主張。また米州機構(OAS)のインスルサ事務総長は、同国内の政治的分断が懸念されるとして、再集計を支持する立場を表明した。


■ ベネズエラ大統領選でチャベス後継者のニコラス・マドゥロが僅差で勝利。得票率に仄見えるベネズエラ社会主義体制の脆弱化。 「スロウ忍ブログ(2013.4.15)」より
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チャベス人気というか、ベネズエラ国民の社会主義への期待感もそろそろ限界が来ているということの証左ではないかな。

産油国且つ左派政権にも拘わらず、ベネズエラでは貧富の差が激しく、巷では金持ち東洋人(特に最近ではパナマ運河建設で富を増やした中国系労働者)への嫉妬・差別すら蔓延している。国民の不満が鬱積している現状で、ベネズエラの新政権は今後も体制を維持し続けることが出来るだろうか。

最終更新:2024年08月01日 16:18