■ オリバー・ストーン監督「原爆は不要だった!」 海外の反応。:オリバー・ストーン監督の発言に海外が大揺れ 「海外反応! I LOVE JAPAN(2013.8.6)」より
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 「プラトーン」「JFK」などで知られる米国の映画監督オリバー・ストーン氏(66)が4日、広島市内で読売新聞のインタビューに応じ、「原爆投下は戦争を終わらせるために必要だったというのは幻想だ。(米国人として)被爆者に謝罪したい」と語った。
 ストーン監督は昨年、第2次大戦前夜の1930年代からオバマ大統領登場までの米国の現代史について、独自の視点で描くテレビドキュメンタリーシリーズ「もうひとつのアメリカ史」を制作。その中で、原爆投下はソ連(当時)へのけん制が目的で軍事的に不要だったと主張している。今回は原爆忌に合わせ広島、長崎を初めて訪問、被爆者との対話などを予定している。
 インタビューで、ストーン監督は、原爆を投下した米国は英雄であると教わってきたと説明したうえで、「80年代までそうした幻想に疑問を差しはさむことはなかったが、歴史をもっと深く見るようになった。私は歴史に対して建設的でありたい。日本の人々も、米国の神話を受け入れず、なぜ原爆が落とされたのかを学んでほしい」と話した。
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海外の反応↓

  • オリバー・ストーンはエドワード・スノーデンと同じ反米主義者だな。

  • オリバー・ストーンこそ幻想の中で生きてるような人間だからな。

  • 結局後付であの時こうすれば良かったとか、こうするべきだったとかってのは何の意味もないこと。
あの当時はそれが最善だと信じてやっただけのことだよ。

  • オリバー・ストーンの言ってることは正しいよ。
それに例え原爆を落とすにしてももっと被害の出ないようにすることは十分に可能だったはず。
民間人のいる場所に落とさなくてもいくらでもやりようはあったはずなんだよ。

  • 一発ならまだしも2発も落としたのは俺も疑問に思ってる。
あの2発目の原爆投下は本当に必要だったのかってね?

  • 広島と長崎の原爆投下は人類史上最悪の犯罪行為でありテロ行為だよ。
だって広島や長崎に居た人達の大半が民間人だったんだから。

  • 原爆投下が戦争犯罪ならあの戦争で都市に空爆を行なった全ての国が戦争犯罪国家ということになるぞ。
原爆が問題視されるのは規模が大きかったからだよ。

  • そもそも原爆はソ連戦に備えてのものだったんだがな。

  • 正直な話、もし日本に原爆が落とされていなければ冷戦が起きずに、またソ連などと大きな戦争が始まってた可能性が高い。
そしてそうなったとしてもどこかで原爆は必ず使われることになったと思う。

  • 終戦間際の1945年には日本はもう既に燃料がほぼ尽きてるんだよ。
日本は石油の供給を完全に絶たれててもうこれ以上戦争を継続できる状態じゃなかった。
戦争続けるにも燃料がなきゃ戦闘機も戦車も何もかも動かせないんだからね。
実際日本はあの当時車の燃料も木炭に変更してたくらいだから。

  • 日本が降伏した一番の理由はソ連の対日参戦だからな。
あの当時の日本にとってソ連の満州侵攻と北方領土侵攻は致命的なものだった。

  • だが原爆投下は、日本が降伏する一つの要因となったのは間違いないと思うぞ。

  • 日本に原爆が投下された時自分はまだ5歳だった、その時の記憶では私の両親達は爆弾は東京に落とされるべきだったと言ってた気がする。

  • ↑あんたは歴史をちゃんと学んだ方がいいぞ。
あの時はもう既に東京は大空襲で焼け野原だったんだが・・・。

  • ↑歴史を学ぶも何も私は当時5歳だった時のことを振り返り言っただけなんだが?
君こそ私のコメントをよく読みたまえ!

  • あの当時日本は男も女も子供も皆、玉砕の覚悟で最後まで戦うつもりでいた。
もしあの時原爆が落とされていなければ日米双方の死者はもっと増えていただろう。
それとアメリカはドイツの技術が渡り日本が原爆を作るのをとても警戒していた。
一歩間違えば逆にやられてた可能性もあったんだよ。

  • 日本はまだまだ戦う意志があったと言いたい奴らがいるようだが、25万人もの民間人を殺す必要は絶対になかったよ。
だっていくら戦うつもりがあったと言ってもあの時の日本は、海軍と空軍と軍需工場がほぼ壊滅してたんだぞ。
結局アメリカはソ連が日本を取り込むのを恐れたってだけのこと。

  • 俺は戦後の国際裁判でアメリカが日本にした戦争犯罪、故意に大量の民間人を大量に殺害(原爆)したことについての罪が問われてないのは疑問に思うよ。
アメリカのやったことは人道に対する罪として裁かれるべきだった。

  • 軍事的に必要があったかどうかが全てだと思うがな。

  • 広島と長崎の両方は軍事都市であり軍事目標だったからな。

  • 原爆落とす対象の地域は広島や長崎の他にも、京都、小倉、新潟なども対象になってた。
ターゲットは軍事的都市だけじゃなかったんだよ。
アメリカは一番効率よく原爆のデータが取れるのはどこかとずっと考えてた!

  • だから原爆を落とす必要はなかったんだって!
原爆を落とさなくても日本の主要都市の人々は半年から1年以内に餓死して終了だよ。
結局全てはソ連が日本を侵略する前に米国は戦争を終了したいと考えてただけ
もしチンタラやってたらソ連がドンドン侵攻してきて日本は朝鮮半島やドイツのように分断されてたよ。
実際に戦後すぐスターリンは北海道を自分達に統治させろと要求してるし、北方領土は未だにロシアに取られたままになってる。
それと毎度原爆のことばかりが取り上げられるが、東京大空襲なんかも一晩で10万人もの死者が出るなど酷い攻撃だったことを忘れてはならない。


■★ オリバー・ストーンの広島・長崎訪問は、オバマ「献花」への布石になるか? 「 | 冷泉彰彦 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト(2013.8.6)」より
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 オリバー・ストーン監督という人は、自身のベトナム戦争での体験から反戦的な映画を多く制作するだけでなく、その延長上で「アメリカに対する自己反省」という「史観」を幅広く表明する活動をしています。この「自己反省」という態度は、相当に強めに一貫していて、例えばアメリカの軍事的な活動によるアジアへの「加害」という問題に加えて、中南米に対するアメリカの影響力に関する「反省」も様々な形で表現することで有名です。

 ですから、今回そのオリバー・ストーン監督が広島を訪問し、引き続いて長崎、そして沖縄を訪問するというニュースはそれ自体は驚くような問題ではありません。彼としては本気であると思われるし、彼の思想に照らしてみれば一貫しているからです。

 ですが、全く注目に値しないわけではありません。というのは、広島、長崎、沖縄というのは日米関係に取って重要な問題であり、特に広島・長崎に関しては「もしかしたら」オバマ大統領が任期中に「献花」に来るかもしれないわけです。キャロライン・ケネディ次期大使指名という人事も含めて、条件は少しずつ実現に向かっていると思います。

 もしかしたらオバマが来るかもしれない、キャロライン・ケネディが「自分の大使としての功績」にしようと取り組む意志があるかもしれない、という政治的文脈を考えると、「オリバー・ストーンが来た」というのは、その「露払い」的な意味合いが出てきます。

 どうして「露払い」が必要なのかというと、オバマが仮に現職の合衆国大統領として広島・長崎献花をする場合、アメリカ国内の一部から強い反対を覚悟しなくてはならないからです。

 この「アメリカが原爆投下に対して謝罪をしてはならない」というグループは大きく分けて二種に分けることができます。

 一つは、アメリカの軍事的覇権を強く支持する保守派です。「強いアメリカ」は「決して謝ってはいけない」という姿勢がまずあり、核兵器の抑止力を維持するには、核兵器の効果ということが前提としてあり、そのためにも人類の歴史の中で2回だけある使用例を否定すべきではないというロジックがこれに重なっています。

 もう1つは、第2次大戦の集結局面において、戦術上正当だったという考え方です。日本側が公式に「最後の一兵まで本土決戦で戦う」と内外に宣言していた以上、日米の壮絶な殺戮合戦を回避するためには核攻撃は必要であったという立場がまずあり、これに韓国系や中国系などによる「アジア解放のための最後の一撃として正当」という史観が重なっています。

 この2つのグループは分けて考えることができます。まず、前者の方は2001年以降にブッシュのアフガン戦争やイラク戦争を支持した「草の根保守」の層に重なってきます。彼等はオリバー・ストーンのことは大嫌いです。「金持ちのリベラルが反米的な映画を作って自己満足している」というのには心から反発している、その典型的な例として、マイケル・ムーアなどと並んでオリバー・ストーンは反発の対象になっています。ストーンの今回の行動は、この層を説得することは余り考えていないと見るべきでしょう。

 一方で、第2次大戦の連合国の正当性をベースにした「広島・長崎での献花反対派」というのは、基本的には民主党カルチャーが背景になっています。他でもない第二次大戦を戦ったのも、戦後に日本の占領政策を遂行したのも民主党ですし、アジア系のアメリカ人の多くもこちらに属します。オリバー・ストーンは基本的にはこのグループには近い思想的立ち位置を確保しています。そのストーンが、広島・長崎に行って米国による核攻撃を「反省」するというのは、このグループへの影響力をある程度計算したものと思われます。

 では、このままオリバー・ストーンの広島・長崎訪問と、米国の核攻撃への「反省」を含む言動が、アメリカ国内で大きな反発を受けずに行けば、オバマは残りの任期内に広島・長崎に来るのでしょうか?

 そう簡単にはいかないと思います。外交というものには、たとえ友好国でも、同盟国でも、対等性の確保というのが絶対の原則として伴ってくるのです。オバマが広島・長崎に来るためには、まず安倍首相がハワイ、オアフ島の真珠湾にある「アリゾナ記念館」に赴いて献花を行うということが必要だと思います。

 どうして安倍首相が先になるのかというと、戦史の順番として、まず真珠湾があって太平洋での戦争が始まり、広島・長崎で実質的に集結に至ったという「時間的な順序」があるからです。また、それ以上に「安倍首相のアリゾナ献花」よりも「オバマの広島・長崎献花」の方が、自国の国内における反発が厳しいだろうということがあります。そのためにも、安倍首相が先にアリゾナに行った方がストーリー的には成立しやすくなります。

 いずれにしても、今回のオリバー・ストーンの行動に続いて、退任間近のルース駐日大使は今年も広島と長崎の慰霊祭に参加することと思います。思えば、この問題に関して、ルース大使は在任期間中に、本当に丁寧に被爆都市とのコミュニケーションに努め、貴重な布石を打ち続けてきました。その努力が、退任後になるとは思われますが、何とか実ることを祈りたいと思います。


■ オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史1〜10(番組全データも採録) 「雑談日記(徒然なるままに、。)2013.5.27」より / 
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 「プラトーン」「JFK」など話題作を撮ったオリバー・ストーン監督が最新作ドキュメンタリーを制作しました。内容は、第二次世界大戦前夜の1930年代からブッシュ、オバマ大統領までのアメリカ近代史を、独自の視点で描くドキュメンタリーシリーズ(全10本)です。邦題は「オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史」(原題"The Untold History of the United States")。

 日本でも、4月8日から6月14日にかけNHK「BS世界のドキュメンタリー(BS1)」で放送されましたので、その第1週から第3週まで、全10回の全編をデイリーモーションから採録しました。別の視点からアメリカ史を見直す契機になればと思います。
(※ 以下、動画はブログ本文で)









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最終更新:2013年08月15日 18:10