中国の大気汚染
■ 緊急報告:ウラン混合石炭の恐怖 「軍事評論家=佐藤守のブログ日記(2014.3.1)」より / ブログ「浮世風呂」で引用転載されている。
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このところ、関東周辺にまでPM2・5という毒ガスが攻め寄せている。実はそれについて驚くべき情報が入ったので急ぎご紹介しておきたい。

その前に、シナのこれに関する現況を大紀元日本から3本だけ列挙しておこう。
(※ 以下、大紀元の記事3本の詳細はブログ記事で。)
●【大紀元日本2月26日】北京市は26日も「厳重汚染」した大気に覆われた。しかし、待ち遠しい青空はもうそこまで来ていると北京気象局は「明るい」予報を届けた。
●【大紀元日本2月28日】広域で深刻な大気汚染に悩まされている中国。国家環境保護部が「厳重な大気汚染」と発表した河北省石家庄市の男性がこのほど、「汚染を防ぐ管理責任を怠った」として、同市環境保護局を相手に裁判所に訴状を提出した。受理となれば、中国の一般国民が国の行政機関を訴える初の訴訟となる。
●【大紀元日本2月27日】先週、中国中央テレビ(CCTV)財経チャンネルの関係編集者が、公式ミニブログ(微博)に大気汚染について北京政府の失敗を批判したことで、解雇された。ニューヨーク・タイムズが伝えた。
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如何にものすごい状況になっているかの一端が覗えるが、今日入った情報はそれをはるかにしのぐ内容で、中国大気汚染の元凶は「ウラン混合石炭」だというのである。

「ウラン混合石炭」とは、数年前に内モンゴルなど北方地域で、火力発電所の周辺で異常に高い放射線が検出されたことに始まる。

線量は規制値の数百倍にもあたり、専門家が石炭から放射線が出ていることを突き止めた。その原因はウラン鉱脈と石炭の鉱脈が混ざり合った鉱脈らしいというのだが、学者によると太古の昔に混合して同化しないとは言いきれないとの結論だったという。

悪いことにここで生産された“石炭”は全土に流通しているから、使用地区からは「拡輻射」「放射線被害」が出てもおかしくない。勿論このまま継続していくと、生態系はおろか、人類の滅亡さえ起きかねない。福島原発どころの騒ぎじゃないのである。
(※ 以下略、詳細はブログ記事で)

■ 石炭には、自然放射性物質のウランU-238とトリウムTh-232が含まれています。それらは石炭灰に残ります 「ポストさんてん日記(2012.11.9)」より
(※ 詳細記事はブログで確認を)
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石炭灰の放射能 今回のエントリーの結論です。
出典:石炭火力発電所の石炭に関する放射線規制免除についてから電力中央研究所:実測からの換算値

 ウランU-238で 27~191 Bq/kg程度、
 トリウムTh-232で 14~181 Bq/kg程度
 また、出典の12ページには、欧州の石炭灰が1万Bq/kgとの記載もあります。

 電力での石炭灰発生量は2002年で年間約600万トン、内約8割がセメント原料等の再資源化されている。 

 【つぶやき】
 データはありませんでしたが、カリウムK-40もこれら以上に含まれていることになります。
 これらがリサイクル製品に含まれる訳で、石炭灰の使用比率で希釈された濃度になります。 ちなみに、セメント原料の石炭灰比率は7%程度以下となっているらしい。
 ウランU-238とトリウムTh-232の場合、娘核種のラジウムRa-226、ラジウムRa-224、ラドンラドンRn-222、ラドンRn-220(トロンとも言う)なども存在することになります。

■ 石炭火力が原発の100倍の放射性物質を出す? 「ニュースの社会科学的な裏側(2011.6.27)」より
(※ 前半大幅略、詳細はブログ記事で)
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特定の発電所の特定の時期の比較に過ぎないが、このように平常運転の石炭火力と原発を比較すると、出力あたりで原発は火力の3倍の放射性物質を外部に放出しているので、石炭火力が原発の100倍には根拠がないように思える。ガンマ線を出す核種に限定すれば、今度は逆に原発の放出量が0になるので、石炭火力の排出放射性物質は100倍どころでは済まない。池田氏は何かの文献を見たのだと思うが、常識的な情報とは言えない。出所を明記すべきであろう。

平常運転では石炭火力も原発も、外部放出される放射性物質は問題ではない。どちらも安全と見なせるモノを比較しても始まらない。トリビア的に面白いが、大抵の反原発の人々は福島第一原発と同等の事故が今後も発生しうる事を心配しているわけで、石炭火力が出す放射性物質は意味が無い情報となっている。

追記(2011/06/27 22:03):池田信夫氏が言及したわけではないが、「100倍の放射性物質を出す」のソースはGuardian誌も引用したScientific Americanの記事のようだ。なお、当初は「100倍の放射性廃棄物を出す」と書かれていたが、「周辺環境に100倍の放射線をもたらす」と訂正されている。池田氏のTweetでは訂正前のニュアンスになっており、あまり適切な表現では無い。


■ 石炭は核より危ない? 「なんとなく(2011.4.15)」より
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ウォールストリートジャーナル(WSJ)の日本語版のオピニオンに
【オピニオン】石炭は核よりも危ない(ホルマン・ジェンキンス)
という記事が掲載された。

本当なのかどうか確認したいとおもって、色々ググってみたのだが
石炭火力発電所の排出ガスの中身についての資料として以下の物がみつかった。
安全と言えるのか?神鋼石炭火力発電所
どうも反対派による資料なので、ちょっと割り引く必要は有るかもしれないが、他に数値のある資料が見つかってないのでこれを元に計算してみる。

いろんなものが排出されている、水銀、鉛など明らかに健康に害のありそうなものもあるがこの辺を比較するのはややこしいので、ここでは放射性物質のみに限って考えてみる。

石炭に含まれる放射性物質の代表的なものはカリウム、ウラン、トリウムなのだがカリウムについてはすでに体内に大量にあるので、無視しよう。

ウランとトリウムに限って調べてみる。
上記ページの資料はいろんな資料の寄せ集めらしく、明確にどの程度の出力でどの程度の量がでるのかがわからない。
(※ 中略)
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400万kW で年間 40ギガベクレル程度
10万kWあたり1ギガベクレル
年間の原発の総発電量が約3000億kWhらしいのでこれを全部石炭火力に変えたとして
1年は8760時間なので総出力が3400万kW程度、つまり340ギガベクレル
10年で3400ギガベクレルやっと3.4テラベクレル 
今問題になっているのは数十万テラベクレルの話なので5桁くらい違う、100年分でも4桁違うことになる。

もう一度言うが、鉛や水銀などの重金属の医学的影響は考えていない。
しかし、最新の石炭火力発電所だと、排出ガスの処理がもっとよくなっているのでこんなに大量に排出するとは思えない。

もちろん世界中の石炭火力発電所の排出量なるともっとひどい所もあるだろうし、火力発電所だって事故を起こすし、そのときは大量の重金属などをばらまくだろう。
石炭採掘の事故や二酸化炭素の影響、資源問題などもあるので、石炭が全く問題ないという訳じゃない。

ただ、日本で今の技術を使って原子力発電所を石炭火力発電所に置き換えたとした場合に「石炭にも放射性物質が含まれているからが原子力より危険」とは言えないんじゃないかな。

(※ 以下詳細略、ブログ記事で)











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最終更新:2014年03月02日 21:16