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元号
■ 「基本的人権を侵害しており、耐え難い苦痛だ」元号制定の違憲訴訟を起こした山根二郎弁護士を生直撃 「HUFFPOST(2019年04月02日 17時12分 JST)」より
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「元号というのは、寸断された時間の中で天皇と共に生きるということ」
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 新元号「令和」の発表。「平成」の元号発表の時は大きく異なっていたのは、屋外でスマホに目を落とし、発表に見入る人たちの姿だった。総理官邸は今回、SNSを使って記者会見をライブ配信。若者たちも注目していたようだった。

(※mono....中略)
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 そんな元号について街で聞いてみると、「ややこしい。生きている間にあと2つくらい変わるのかなと思うと面倒くさい」(10代)、「同じ昭和だね、みたいな仲間意識が生まれる。年号というカテゴリーを通して会話ができるのはある」(30代)、「使うのがどんどん減っていくだろうなと思う。西暦で書いていることも多かった」(20代)、「西暦だとただの数字の羅列。そこには時代の流れ、区分がない。区分けをつけるにはとても便利なもの」(70代)と、それぞれに考え方があるようだ。

 神戸新聞が行ったネットアンケートによれば、必要が56人、不要が44人で、年代別に見ると、20代の約75%、10代・30代の約60%が必要、40代の50%近くが不要だと回答したという。

「基本的人権を侵害。耐え難い苦痛」

 そんな中、元号反対の立場から改元は違憲だと提訴したのが、山根二郎弁護士らのグループだ。山根弁護士は「元号の制定は国民が有している『連続している時間』を切断し、憲法13条が基本的人権として保障する国民一人一人の『個人の尊厳』すなわち『人格権』を侵害するものであるから同条に違反し許されない」と主張する。

+ 続き
 日本中が「令和」フィーバーに湧く1日夜放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、山根弁護士をスタジオに招き、元号に反対する理由を聞いた。

 山根弁護士は「裁判は5月21日午前11時から東京地裁で開かれるが、これは何を提訴したかというと、これは"全て国民は個人として尊重される"と書かれている憲法13条に違反するということだ。私たち一人一人は世界の人々と共に、連続した世界の時間を生きているし、キリスト教国ではなくても西暦という時間軸を生きている。しかし、日本列島だけはそこからはみ出して違う時間軸になっていて、天皇が変わると振り出しに戻るというか、"ガラガラポン"とゼロになってしまう。時間が切断されている。つまり、元号というのは、寸断された時間の中で天皇と共に生きるということ。元号と西暦を行ったり来たりして、頭の中は分裂状態。早見表がなければ何年前かも分からない。これを強いられるのは非常に苦痛で、自由ではない。今回の裁判も、裁判所から"平成31年何号"と番号が付けられる。次に国の代理人出してくる答弁書は、覚えたくないが、おそらく"令和元年何号"という形で来る。強制されている。日本は国民主権に立つ近代憲法を持った近代国家のはず。どう考えても基本的人権を侵害しているし、国民主権の日本国憲法に反している」と主張する。

「明治以降、近代に入る前の方が災害などで元号が変わっていて、まだ無邪気なところがあった。たとえば明治天皇の先代の孝明天皇は20年くらいの在位の間に元号が7つもある。奈良時代や平安時代はともかく、鎌倉時代以降、江戸時代まで天皇の存在感は今日のような大きなものではなく、非常に希薄だったはずだ。ところが明治政府は"大日本帝国は万世一系の天皇が統治する、天皇は神聖にして侵すべからず"という"天皇絶対"に立ち、その思想のもとで今の元号制度が始まった。それが今日、行われたということだ。これはとてつもないことだ。天皇陛下のためだと戦争をした時代から、日本は結局変わっていない。日本人は天皇の在位とともに生きているということに抵抗がないんだ。世界は"これで近代国家と言えるのか"と見ていると思う。マスメディアはそれを聞いたのだろうか」。

 ジャーナリストの有本香氏は山根氏の主張に対し「ビックリだ」と反論する。

 「山根先生は"とてつもないことだ"と仰ったが、とてつもなく素晴らしいではないか。日本人は世界市民として世界の人たちと生きている。世界中の色々なものを共有している。その一方で、日本人として1300年続く、天皇に関していえば2000年以上続くものをずっと大事にしてきているというのは、とてつもなく素敵なことだ。確かに世界はいわゆる西暦、グレゴリオ暦を使っているし、元号そのものは日本しか使っていないが、自分たちの"オリジナルカレンダー"を使っている国はいくつもあって、みんながそれぞれの時間軸を生きていると思う。世界市民としての時間軸を生きるのと同時に、日本人としての時間軸を生きる権利も私たちにあると思うし、山根先生の主張が通って元号が廃止されたとしたら、元号を使いたいという私たちの権利が侵害されることになる。先生がおっしゃるように換算するのは面倒くさいが、そんなのは"頭の体操"だ。世界と同じ時間軸を生きるというなら、日本語も廃止してしまえばいいということになる。明治以降は一世一元になったが、1300年以上も元号というものを使い続け、災害などがあったら機運を一新するために変えてきた。今回も、時代が改まるという清新な感じがする。こういうものを大事にしてきた日本人の精神はこれから先もずっとあっていいと思う」。

 山根氏はこの有本氏の反論にも「時代が改まってなんかいない。天皇が変わっただけだ」と訴えた。その上で、「天皇制に反対はしていない。反対しようがない。なぜなら憲法1条で象徴天皇が決まっているので、賛成・反対は無意味だ。象徴天皇を前提にしても元号というのは必然性がない。必要性がないということも言えるが、必然性がない」と主張した。

元号法は「不思議な言葉」

 山根弁護士は、「元号法」についても疑問を呈する。

 1977年(昭和52年)、昭和天皇が高齢になったことを機に元号についての議論が高まり、野党が「元号を廃止し西暦に統一すべき」とする中、成立した法律だ。背景には、1947年(昭和22年)にGHQ下で制定された現行の皇室典範には元号に関する規定がなかったことから、法律上、存在しない状態が続いていたことがある。

(※mono....以下略、詳細はサイト記事で)












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最終更新:2019年04月03日 19:16