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森水生士、カタカムナ事件の真相を語る
森水センセはカタカムナ事件の1年半後、1978年5月、「春のキノコを採ってくる」と言い残して学園裏手の森に入ったまま戻らぬ人となりました。
遺体が発見されたのはその日、暗くなってからで、後に、死因はマムシに咬まれたことによるショック死であろうと診断されました。

森水センセはカタカムナ事件について、反論めいたことは言わないままに亡くなられましたが、実は、亡くなる数日前に、音楽講師の林田光センセと音楽室で酒を飲み交わしながら、カタカムナのことを語っています。
林田センセはそのときのやりとりをオープンリールテープに録音していました。林田センセは2009年に肝硬変で亡くなられましたが、遺品には膨大な録音テープがありました。その中の1本に記録されていたのが以下の会話です。1977年春あたりのものと思われます。
以下はそれを文字おこししたものです。

カタカムナを楽しむ──森水生士の話
林田:……そもそもカタカムナって、どこまでまともな話だと思ってらっしゃるんですか? 森水センセは。

森水:う~ん、最初は面白くてぐいぐい引き込まれたけど、今はまあ……楢崎皐月が書いたファンタジーなんじゃないかと思ってるよ。

林田:え~? 信じてなかったんですか、センセは。あの、金鳥山で平十字というマタギみたいな人物と遭遇してどうのこうのという話も全部作り話だと……。

森水:作り話というか、まあ「小説」みたいなものなんじゃないかな。……あ、同じか。でも、あのくだりはなかなかいいよね。
鉄砲を持った猟師風の男が現れて、腰には仕留めた兎をぶら下げている。で、「狐は撃つな。兎ならくれてやる」とか言って、腰にぶら下げていた兎を放ってよこしたなんてところは特にね。リアリティを出そうとしたんだろうねえ。楢崎は理系の人間だから、文学的なものを創作することに憧れみたいなものを持っていたんじゃないかなあ。

林田:じゃあ、カタカムナのウタヒも全部楢崎の創作ですか? あの文字も楢崎が発明した……と。

森水:多分ね。よくできているよねえ。カタカムナ文字って、ものごとの移り変わりとか変遷とか森羅万象とか、いろんなものを文字そのものに込めている感じでしょ。
例えば、ヒフミヨイ ムナヤコト は、太陽が東から昇って沈んで、地球の裏側を回って、最後に「十」の文字になる。これが日本の数の数え方、ひい、ふう、みい、よ、いつ、む、なな、や、ここのつ、とお……の音なんだよね。

(※mono....前後大幅に略、詳細はサイト記事で)
















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最終更新:2020年01月17日 19:50