+ ニュースサーチ〔民間軍事会社〕

● 民間軍事会社〔Wikipedia〕
民間軍事会社(みんかんぐんじがいしゃ)とは、直接戦闘、要人警護や施設、車列などの警備、軍事教育、兵站などの軍事的サービスを行う企業。新しい形態の傭兵組織である。
PMC(private military company または private military contractor)、PMF(private military firm)、PSC(private security company または private security contractor)などと様々な略称で呼ばれるが、2008年9月17日にスイス・モントルーで採択されたモントルー文書で規定されたPMSC(private military and security company、複数形はPMSCs) が公的な略称である。
● 『民間軍事会社(PMCs)と国際平和ミッション-その法的問題と課題』pdf 「佐藤 量介 一橋大学大学院法学研究科博士後期課程」より



カルロス・ゴーン
■ カルロス・ゴーンを関空から連れ出した「元グリーンベレー」のハードボイルドすぎる人生 「桃ちゃん(2020/5/23 19:54)」より
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関空でゴーンを連れ出した元グリーンベレー

 カルロス・ゴーン被告が関西空港からプライベートジェットに乗り込む際、2人の米国旅券所持者が同行していたことがわかってきました。米「ウォールストリート・ジャーナル」によると、この2人は元・米陸軍特殊部隊グリーンベレー隊員で警備会社を経営していたマイケル・L・テーラーと、その関連の警備会社関係者のジョージ・アントニー・ザイェクという人物です。

 同紙によると、ゴーンの脱出にはさまざまな国籍の10~15人が集まり、チームを組んだといいます。そして、このチームが日本を20回ほど訪問し、全国各地の空港を視察。それぞれの出国チェックの状況を観察し、最終的に関西空港を選んだということです。チームのうち、このプライベートジェットに同乗したこの2人以外の情報は、まだわかっていません。


アフガニスタンで人質解放に尽力

(※mono....中略、詳細はサイト記事で)
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 ところが、そんなハードボイルド人生を送っていたテーラーは、2012年、レバノンで米麻薬取締局の秘密捜査を請け負っていたとき、本国に呼び戻され、逮捕されます。汚職に関与した罪でした。

 その事件の詳細については、上記氏名で検察してみたところ、当時の地元紙アーカイブに出ていました。

 同社は2000年代後半、アフガニスタン駐留米軍の訓練を請け負っていたのですが、そこで巨額の水増し請求を行っていたことが発覚。2010年から捜査機関横断の合同集中捜査が始まり、2012年に摘発されて有罪となったようです。

 米軍の訓練を請け負うくらいなので、PMCとしての実力は充分にあり、しかも米軍にコネもあったのでしょうが、おそらくこの事件で彼は、米軍発注の仕事を失ったのではないかと思われます。

プロの逃し屋ですね


■ 焦点:ロシアが「違法」民兵に医療支援、軍事作戦への動員実態 「REUTERS(2020年1月13日 / 08:32)」より
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[サンクトペテルブルク 7日 ロイター] - 昨年10月末、ロシアのサンクトペテルブルク市内のある診療所の裏庭で、民間軍事会社の指揮官だったという包帯姿の人物がロイター記者にこう語った。「ロシア政府の権益を守るために国際テロ組織と戦っていた」。同氏の腕には複雑骨折の治療に使われる金属製の固定器具が装着されていた。

負傷の詳細については口が重いこの人物は、アレクサンダー・クズネツォフ氏。ロイターの取材によると、同氏は海外での戦闘にも従事するロシア系民間軍事会社「ワグナー」の一員で、リビアでの戦闘中に負傷した攻撃部隊の指揮官だった。

ロシアでは、正式な軍隊に属さない市民が民兵として武力紛争に参加することは違法だ。そして、同国政府はこうした民兵がリビア及びシリアを含む国外での戦闘を肩代わりしている、との指摘を否定し続けている。

しかし、現実には、ロシアの民兵は海外での軍事ミッションに加わり、同国上層部から間接的な支援として医療の提供を受けていた。この診療所の存在がその実態を裏付けている。

<政府側は関与を否定>

この診療所が開設されたのは2010年。保有企業は大手保険会社のAOソガズ(SOGAZ)だ。同社がロシア全国で展開している系列民間医療施設の1つで、ウラジミール・プーチン大統領との人脈を持つ人物が共同オーナー兼経営者となっている。

同診療所が国外で負傷したロシア軍民兵への医療支援の場となっていた事実は、治療を受けた民間軍事会社社員を知る3人の人物、診療所職員、記者による目撃、そして法人記録から明らかになった。

ワグナーの元戦闘員によれば、ソガズの診療所は遅くとも2016年にはワグナー戦闘員向けの治療を開始していた。彼は負傷した他の民兵5~6人とともに、ここ数年、同じ診療所で治療を受けていると話した。別のワグナー社員もシリアで重傷を負った後、同診療所で治療を受けた。どちらのケースでも医療費を負担する必要はなかったという。

ロイターなどのメディアがすでに報じているように、ロシアの民兵はシリア及びウクライナでひそかに正規軍を支援して戦闘に参加している。その民兵を募集しているのはワグナー・グループなどの民間軍事会社だ。

かつてワグナーに所属していた2人の元民兵によれば、同社に所属する戦闘員はリビアにも配備され、東部の軍閥ハリファ・ハフタル氏を支援していたという。ハフタル氏は、トリポリに置かれた国際的に承認されたリビア政府を相手に戦っている。

しかし、ロシア政府は民兵の投入を否認しており、ウクライナやシリアで戦っているのは義勇兵であると説明する。

プーチン大統領は、ロシアの民間軍事会社について、治安任務を担当しているだけで、政府や軍とも何ら関係はなく、戦闘参加によってロシア法に違反しない限り、どの国においても彼らが働く権利はある、と語った。

「西側メディアの報道を信じるのか。何でも信じてしまうのか」。プーチン氏は昨年12月19日の記者会見で、リビアにロシアの民兵が存在するかと質問した記者に、こう問い返した。

<プーチン氏との関係>

公式データベースに登録された企業情報によれば、この診療所の最高責任者であるブラディスラフ・バラノフ氏はAOノメコ(Nomeko)という医療関連企業でも最高責任者の座にあるが、プーチン氏の長女はこの企業の共同創業者であり、取締役でもある。ソガズのCEO代理はミハイル・プーチン氏であり、地元メディアによれば、プーチン氏の従兄弟の息子だという。ロシア政府は、ミハイル・プーチン氏が大統領の遠い親戚であることを認めている。

さらにプーチン氏の別の従兄弟の息子であるミハイル・シェロモフ氏とともに、プーチン氏が友人であることを公言しているユーリ・コバルチュク氏とその妻も、間接的にソガズの株式を保有している。

ソガズのウェブサイト及び企業データによれば、ソガズの取締役会長職は、プーチン氏が大統領になる前の1990年代にサンクトペテルブルク市長のもとで同僚だったガスプロムのアレクセイ・ミラーCEOが務めている。

ロイターは国外での戦闘で負傷した民間軍事会社社員の治療を行っている診療所について、ミハイル・プーチン、シェロモフ、コバルチュク夫妻、ミラーの各氏にコメントを求めたが、回答は得られなかった。ミラー氏、ミハイル・プーチン氏宛ての質問に対して、ガスプロムは回答を拒否している。

<「診療所のことは忘れなさい」>

診療所の最高責任者であるブラディスラフ・バラノフ氏に電話で取材を試みた。同氏はプーチン氏の長女マリア氏とビジネス上の関係がある。

バラノフ氏はロイターに対し、「私の診療所のことは忘れなさい。それがあなた方へのアドバイスだ」と述べた。文書での質問に対しては「私はあなた方とのやり取りを望んでいない」と答えている。

ロシア政府のドミトリー・ペスコフ報道官は「この件に関しては何の情報も得ていない」と語った。ロシア国防省、ソガズ、プーチン氏長女にもコメントを求めたが、回答はなかった。

(翻訳:エァクレーレンン)


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■ ヤバい仕事は俺たちに任せろ!──英軍の3倍を誇る民間軍事会社の実態 「GQ(2014年12月25日)」より
アフリカの油田からアメリカの核施設に至るまで、国家の裏方に立ち世界の治安を維持してきた最大の民間軍事会社G4Sの実態とは?
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治安の維持が政府の手に余るとき、それを肩代わりしてくれる民間企業がある。 アフリカの油田からアメリカの核施設に至るまで、国家の手の及ばない空白を埋めてきたのが世界最大の民間軍事会社G4Sだ。 120カ国に62万人を展開し、イギリス軍の3倍の規模を誇る巨大ビジネス。 US版『ヴァニティ・フェア』の記者が、南スーダン共和国でG4Sが展開する危険な任務に密着した。

All that remained of the carnage in Souk Sitas was a small crater and some bloody shoes.

市場の惨劇の跡に残されていたのは、砲弾の炸裂穴と血まみれの靴ばかりだった。

タンザニアの高原の青い瞳のごとく湖水をたたえたヴィクトリア湖。そこから流れでるナイル河は、ウガンダ、スーダン、エジプトを貫いて北へと向かい、地中海にそそがれる。白ナイルと呼ばれるこの大河の上流域で2011年に分離独立したのが、世界でもっとも新しい国家、南スーダンだ。その首都ジュバはいまだ騒乱の中にあり、兵士に準じて治安維持に当たる男たちが欠かせない。

49歳のピエール・ボイジーもそんな男のひとりだ。白くなりかけたひげを蓄えたアフリカーナで、元は南アフリカ軍最年少の大佐。兵站部門のエキスパートだったボイジーはいま、民間軍事会社(民間警備会社)G4Sの一員として、現地で仕事を請け負っている。

除隊後に手がけた寝具の販売が成功し、商売は軌道に乗ったが、家庭は崩壊寸前だった。家族のために彼は会社を売却する。そんな父の思いを娘は抱き止めたが、妻は振り向いてくれなかった。ボイジーは昔なじみの稼業に逆戻りし、カダフィ政権崩壊後のリビアで、ついでコンゴ東部の紛争地域で武器弾薬を探す危険な仕事を続け、現在はここ南スーダンで、地雷原の地図作りや遺棄された武器弾薬の処分という任務を、国連の委託を受けたG4S社の下で行っている。

(※mono....以下詳細はサイト記事で)















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最終更新:2020年05月26日 20:11