● 太平洋〔Wikipedia〕
世界最大の海洋であり、大西洋やインド洋とともに、三大洋の一つに含まれる。アジア(あるいはユーラシア)、オーストラリア、南極、南北アメリカの各大陸に囲まれ、日本列島も太平洋の周縁部に位置する。面積は約1億5,555万7千平方キロメートルで、全地表の約3分の1にあたる。
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太平洋全体で最も大きい陸塊はニューギニア島である。ニューギニア島は世界で2番目に大きい島でもある。太平洋のほぼすべての小さな島は北緯30°から南緯30°の間、およそ東南アジアからイースター島までの間にある。最終氷期の間、ニューギニア島はオーストラリア大陸の一部だったので、ボルネオ島とパラワン島のくっついたものが一番大きい陸塊だった。

ハワイ諸島とイースター島とニュージーランドを結んでできる大きな三角形の中、ポリネシアには島弧や群島:クック諸島、マルキーズ諸島、サモア、ソシエテ諸島、トケラウ、トンガ、トゥアモトゥ諸島、ツバル、ウォリス・フツナ等がある。

赤道の北側かつ日付変更線の西側はミクロネシアといい、カロリン諸島、マーシャル諸島、マリアナ諸島など、多くの島がある。

太平洋の南西角にはメラネシアという島々がある。ニューギニア島が目立つが、他にもビスマルク諸島、フィジー、ニューカレドニア、ソロモン諸島、バヌアツ等がある。

太平洋の島は基本的に4つのグループに分けられる。大陸島、High island (en) 、サンゴ礁の島、そして高くなったサンゴの台地 (uplifted coral platform) である。安山岩線の外側には大陸島(ニューギニア島、ニュージーランド、フィリピン含む)。これらの島のうち、いくつかは構造的に近くの大陸とくっついている。 High islands は火山が作った島で、たいてい今も活火山がある。例として、ブーゲンビル島、ハワイ諸島、ソロモン諸島などがある。

三番目と四番目のグループはどちらもサンゴによって作られた島である。サンゴ礁とは、海面下の玄武岩の溶岩流に低く垂れこめるように作られる構造物である。オーストラリアの北東にあるグレートバリアリーフは最も大規模な物の一つとして知られている。後者のグループは、前者のグループより大抵やや大きい。例としてはバナバ島 (かつてはオーシャン島と呼ばれた)やフランス領ポリネシアのトゥアモトゥ諸島にあるマカテア島などがある。




■ 太平洋: ペンタゴンの次の“人間の戦場” 「マスコミに載らない海外記事(2013.2.11)」より
(※ 太字はmonosepiaによる。)
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Wayne Madsen 2013年1月27日
Strategic Culture Foundation

ペンタゴンの計画立案者達や、彼等から金を貰っているちょうちん持ち人類学者連中は、ペンタゴンの次の戦いに備えている。広大な海域に点在する島嶼国家が英米勢力圏の一部であり続け、≪中国の湖≫の一部にならないよう確保するための太平洋での戦いだ。
(※ 中略)
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アメリカ合州国とその太平洋監督官、オーストラリアとニュジーランドは、独立とは名ばかりの太平洋諸国に対する新植民地主義的覇権を強化しようとしている。ペンタゴンとCIAのHuman Terrain実践者連中が、太平洋諸島の住民を対立させておくべく、入り込んでいる。クリントンのPIFサミット参加は、現状維持のみならず、島嶼国家のポリネシア人、ミクロネシア人とメラネシア人の間の対立をあおることも狙ったものだ

疑似独立状態のミクロネシア人国家、ミクロネシア、パラオとマーシャル諸島に対する事実上の所有権を持ち、アメリカ領土のグアムと北マリアナを完全支配しているアメリカ合州国は、ミクロネシア人に、他の二つの主要民族集団と争わせるよう、影響力を行使することがでいる。他の二つとは、メラネシア人の先頭集団、パプア・ニューギニア、フィジー、ソロモン諸島、バヌアツと、ニュー・カレドニア(カナキ)解放戦線と、ポリネシア人指導者集団のサモア、トンガ、ツバル、クック諸島、ニウエ、トケラウ諸島、フランス領ポリネシア、そして、ワシントン諜報の目と耳であるアメリカ領サモアだ。アメリカ合州国、オーストラリアとニュジーランドは、太平洋の民族間対立に関するHuman terrain Systemの知識を利用して、中国を地域から締め出し続けること可能だ。
(※ 中略)
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環太平洋戦略的経済連携協定をまとめる為の非常に多くの交渉や合意が、秘密にされているのには理由がある。その名前が示す通り、TPPは≪戦略的≫な通商ブロックであることが知られており、つまり軍事的側面もあるのだ。要するに第二次世界大戦中に日本帝国が打ち立てた大東亜共栄圏と何ら変わらない。アメリカ合州国は、ブロックの創始者と見られたくはなかったが、冷戦時の軍事同盟、東南アジア条約機構(SEATO)の後釜にしたがっていたので、2005年、ニュジーランド、シンガポール、ブルネイとチリが創立メンバーとして署名する際には後ろに控えていた。

より多くの国々が加盟するにつれ、TTPの軍事的側面が一層明らかになってきた。TPPに加盟した国々は全て、太平洋の反中国軍事ブロック向けに教育されている。オーストラリア、カナダ、マレーシア、メキシコ、ベトナム、ペルーとアメリカ合州国が署名している。日本、タイ、韓国、フィリピン、コロンビア、コスタリカ、ラオスと台湾が、TPP加盟への関心を表明した。中国東方の封鎖が明らかとなった。アメリカ合州国は、十ヶ国のTPP加盟国の内、六カ国と既に軍事同盟を結んでいる。オーストラリアのダーウインから、フィリピンのスービック湾、ベトナムのカムラン湾、アメリカがイースター島(ラパ・ヌイ)に建設したマタベリ空港に到るまで、アメリカは、自らのアジア太平洋圏境界、中国に越えぬよう警告する線を描いている。

クリントン夫人は昨年、笑顔に囲まれてラロトンガに到着したかも知れないが、太平洋地域に対する彼女の悪質な計画は、ワシントンが、やがて起こる中国との地域戦争と予想していることの上で、太平洋諸島の人々を砲弾の餌食として利用することにこそ関係が深い
(※ 後略)





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最終更新:2013年02月11日 22:38