● 中印国境紛争〔Wikipedia〕
かつての中華民国と長年イギリスの植民地であったインドは、途中にネパールとブータンを挟んで長く国境を接していた。ほぼ全域がヒマラヤ山脈といった高山地帯であり、正確な国境はあいまいであったものの、事実上独立しダライラマ政権の統治下にあったチベットに中華民国の実効支配が及ばなかったこともあり、両国間の国境紛争は、1914年のシムラ会談の決裂以来、沙汰止みになっていた。
その後、国共内戦を経て1949年に建国され、中華民国に代わり中国大陸を支配し、1950年にはチベットを侵攻するなどの強硬姿勢を示した中華人民共和国とインドは、両国の国境の解釈をめぐって対立した。中国共産党は、清がロシアその他の列強に領土を奪われた経験から、軍事的実力のない時期に国境線を画定してはならないという考え方を持っており、そのため中国国内が安定し、周恩来とネルーの平和五原則の締結により、インドが中国に対し警戒感を有していない機会を捉えようとしていたとの見方がある






★ 中国が対印姿勢硬化、テント増設 カシミール 「msn.産経ニュース(2013.4.30)」より
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【ニューデリー=岩田智雄】中国軍がカシミール地方の中印の実効支配線を越えてインド側に駐屯地を設置したとされる問題で、中国がテントを増設していたことが分かった。30日付のインド各紙が伝えた。インドは話し合いによる解決を模索しているが、中国は態度をより硬化させている。
 タイムズ・オブ・インディア紙によると、4つあったテントは4月29日までに5つに増えた。中国兵は「お前たちは中国側にいる」と書かれた横断幕を振っている。インド側が中国軍の越境に抗議する横断幕を立てたことに対抗したもようだ。
 この問題では、インドのシン首相が同月27日、「状況を大きく扱いたくない。この地域の限定的な問題だ」などとする声明を発表したが、開会中のインド下院では同月29日、連立与党に閣外協力している社会党から「政府は臆病になっている。中国は最大の敵だ」との声が上がった。

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★ インド外相、中国との軍事衝突激化の可能性を否定 「Voice of Russia(2013.5.1)」より
+ 記事
インド外務省のサルマン・フルシド大臣は「コメルサント」紙のインタビューに答えた中で、先日中国軍が国境紛争地帯に侵入したことについて、「軍事紛争に発展するというシナリオはあり得ない」とした。
 インドのメディア報道によれば、4月15日、中国軍の部隊がカシミール地方のダウラト・ベク・オルディ地区に侵入した。中印国境紛争が争われている地帯である。これまでのケースと異なり、今回は、中国軍は撤退せず、境界線から10km奥へ入ったところにキャンプを設営した。また同日、中国軍のヘリコプターも境界線を越えた。中国側は、インド領内への侵入という事実を否定している。
 両陣営の軍部による会談が既に2度行われているが、何らの成果も得られていない。中国側が当該地区におけるインドの「強硬な立場」を撤回するよう求めたのに対し、インド側がこれを拒否したためである。インド国防省のアントニー大臣は30日、「事件を平和的に解決するべく、様々なレベルで交渉が進められている」と述べた。


■ 東京kitty、インド政府に対して再度クルシド外相の更迭を主張 「東京kitty(2013.4.30)」より
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インドのクルシド外務大臣が、中国の新体制を歓迎し、また安倍首相がインドにも提唱している「中国包囲網」に対して消極的姿勢を表明したため、3月22日の記事でインド政府に対して同外相の更迭を主張した(@w荒


果たしてその後中国はカシミールに50人程度の部隊が越境、そして現在はテントを増設し、更なる越境部隊の増援が行われる様である(@w荒

ヲレが危惧した通りの事態になった訳だな(@wぷ


参考2の記事によればシン首相は当該事案を大げさにしたくないとのことだが、とんでもないことである。相当数の派兵を断固として行い、国境の脅威を除去すべきである(@w荒

そして閣内における容中派を排除し、自らの不明を国民に詫びるべきであろう。即ちヲレはクルシド外相の更迭を再度主張する(@w荒

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■ 中国、インドのカシミールを侵攻「中印国境紛争」激化の懸念 「ウワサZ(2013.4.21)」より
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日本では「中国軍がインド側に越境」等と報道されているが軍により越境するのは明らかに武力行為である。インド側はことを荒立てずに解決することを模索している最中なのでインドに配慮すべきではあろうが中国への配慮の行き過ぎる日本の売国マスコミの報道姿勢には正直呆れ果てる。報道機関等とテレビ局や新聞社が図々しく今も名乗るのであれば、さっさとカシミール州に取材に出かけるべきだ。ネットを見て記事を書いたり、番組を作るのであればウワサZとやっていることは同じである。尖閣諸島の問題を取りあげるまでも無く、両国とも核兵器保有国である。国際社会において決して見過ごせる話では無い。

★ 中国軍がインド側に越境、両者がにらみ合う カシミール地方 「msn.産経ニュース(2013.4.20 15:46)」より
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【ニューデリー=岩田智雄】インドのPTI通信は19日夜、情報筋の話として、インドと中国、パキスタンが領有権を争うカシミール地方で中国軍が中印の実効支配線を越えて駐屯地を設置したと伝えた。20日付のインド主要紙も同様の内容を報じた。
 PTIによれば、中国軍の小隊が15日、印北部ジャム・カシミール州の中印実効支配線を越えてインド側に約10キロ侵入し、テントを設営した。インドも国境警備隊が中国軍の駐屯地から約300メートルの場所に野営地を設置し、両者がにらみ合う形になった。インドは中国に協議を呼びかけているが、19日時点で返答はないという。
 インド軍報道官は、「実効支配線の認識の違いによるものだ」と説明し、「手順にのっとり、平和的に解決される」と述べた。







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最終更新:2020年07月07日 08:41