● レバノン〔Wikipedia〕
レバノン共和国(レバノンきょうわこく)、通称レバノンは、西アジア・中東に位置する共和制国家。北から東にかけてシリアと、南にイスラエルと隣接し、西は地中海に面している。首都はベイルート。



★ レバノン、初のデフォルトへ 「時事ドットコム(2020年03月08日06時00分)」より
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【カイロ時事】レバノン政府は7日、今月9日に償還期限を迎える外貨建て国債12億ドル(約1260億円)の返済を、財政難を理由に見送ると発表した。レバノンは長年の汚職や政情不安を解消できず、深刻な財政危機に見舞われているが、デフォルト(債務不履行)に陥るのは初めて。

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■ ゴーンが逃亡した「レバノン」のヤバすぎる現状 - 焦点は3月に迫っている債務返済期限 「t常用経済(2020/02/17 5:25
)」より
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カルロス・ゴーン元日産会長が、自らの「母国」に逃亡してから約2カ月。ゴーンは、2022年ごろ引退した後、コンサルタントとして世界中の裕福な顧客を相手に商売する未来を思い描いていたが、そううまくいきそうもない。それどころか、実際には四国の半分程度の大きさしかない国を出られないまま一生を終える可能性もある。

しかも、目下レバノンはまさに崖っぷち状態にある。レバノンに住むエコノミストで弁護士のカリム・ダーハーに言わせると、「デフォルトまで秒読み状態」だ。レバノンは3月9日までに返済期限を迎える債務12億ドルを抱えており、目下の焦点は求められている利息を無事に返済できるかどうか。大手格付機関は債務不履行の可能性も鑑みて、相次いでレバノンの国債格付けを引き下げている。

一部ではロシアによる救済も取り沙汰されているが、レバノンの有力シンクタンクの1つクルナ・イラダは、レバノンの財政はもはや壊滅的で一刻も早く債務不履行を経て、一大リストラを敢行しなければいけない状況にある、と訴えている。

「多くのエコノミストは口をそろえて、レバノンの現在の状況は過去に債務不履行に陥ったアルゼンチンやギリシャ、アイスランドなどと比べてもはるかにひどいと言っている」と、レバノンの有力シンクタンク、クルナ・イラダのポリシーディレクター、シビル・リスク氏は話す。「この国は今すぐにも債務不履行に陥るかもしれないうえ、ベネズエラのように貨幣価値が急落してハイパーインフレに襲われ、失業者があふれ、預金封鎖に至るかもしれない」。

「いずれにせよレバノンは、年内に債務の金利40億ドルを支払わなければならないのに、ドル建ての外貨準備高は100億ドルしかない。この外貨準備はレバノンの生命線だ。レバノンは製造業も輸出も盛んでない一方、輸入額は大きい。ドルが底をつけば、即座に食料や衣料品が不足することになる」(リスク氏)

かつては「中東のパリ」と呼ばれたが…

(※mono....中略)

国民にとってゴーンは「腐敗の象徴」

(※mono....中略)
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レバノンでは、人口約600万人に対し、受け入れた難民の数は100万人以上に上る。こうした中、ゴーンはエリート層の腐敗の象徴と目されている。彼が住む家から800メートル離れた殉教者広場に集まるデモ隊は、ゴーンについて意見を求められると、「彼は泥棒だ」と答える。ゴーンが“余生”を送ることになったレバノンは、ゴーン同様これから何が起こるかわからない。

カルロス・ゴーン】 / 【ルノー・日産・三菱
■ ゴーンの帰趨とレバノン、シリア情勢の変化 「DEEPLY JAPAN(2018-11-29 17:21:33)」より
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日産のゴーンが逮捕された話は、日産とルノーを通してフランスが支配権を取ろうとしたのを日本が妨害したのだ、とか、日産とルノーは事実上日産+三菱&ルノーになり、三菱は重工に通じるので、フランスが日本の技術を盗むことを懸念したアメリカがなんかした、とかとか、なんかそこらへんで落ち着いているみたいだ。

重工がらみの話がおかしいのは、フランスと米はNATOとして一体というより、フランス他の欧州諸国はNATOとEUという枠を通じてワシントンの支配が及ぶ構図になってるというのが失念されてる、というところか。つまり、日本がワシントンの支配下にあるのと同様に英仏独その他も支配下にあるという基本の構図が見えてないんでしょうね。おかしな話。

じゃあゴーン事件は何なのかといわれりゃ、知りませんとしか言えないが、各種ブログやらメルマガやらが似た話をさも確定情報みたいに書く時には眉唾だと思った方がいいという経験則からすると、違うんだろうな、とか思ってる。

(※mono....以下抜き貼り。詳細はサイト記事で)
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私としては、この間書いたように、これはマロン派事件なんじゃないのかな、というところから見てみたい。シリア問題ともいいますね。
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レバノンで欧米側に繋がってる、いわゆるビジネスコミュニティーなるものの大物は、まぁマロン派主体だと言っていいと思うので、そこのコミュニティーは当然ゴーンは尊敬される成功者で、ゴーン自身は一貫して参加を否定しているものの、大統領選挙となると噂の中に名前があがっていた。
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で、レバノンも政治的に動くべき、という声があると23日付けの記事にあるからなのか、駐日レバノン大使は行動しているようだ。

レバノン大使、ゴーン氏は「すべて無実」 拘置所で接見
https://www.asahi.com/articles/ASLCX52GFLCXUTIL037.html

ゴーンのレバノンとの関係はそれほど(少なくとも表には)なかったのだが、最近になって投資しはじめ、最近の動向としては、12月8日に、世界中の8都市からの人物を集めてベイルートで会合をしようとしていたらしい。
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■ 混乱地域に首をつっこみたくなかった?
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現実にどこまでどうかわからないにせよ、そこに日産のゴーンが関与していく可能性が見えたとしたら、多分、日産も日本政府もイヤなのでは? 私もイヤだが(笑)。

だって面倒すぎるし、わかんないにもほどがあるもん。

だから、ここで日産と日本政府が共闘してゴーンの追い出しを画策した、というのも結構ありそうな線ではなかろうか、など思うわけですよ。
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そういえば、トルコでもソロス財団が活動をシャットアウトされた模様。

Soros foundation to end work in Turkey amid 'baseless claims'
https://www.bbc.com/news/world-us-canada-46347975

ソロスに象徴される動きがしぼんでる、一般人に否定されてる、といった感じが日本の中で理解されていないのは、日経も朝日も毎日もみんなソロス側だからでしょうね。報道の仕様がない。
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日産 三菱 ルノー 3社のトップ協議で提携維持を確認


ということなので、各社の提携はそのままなら、ルノー―排斥説は弱くなりましたね。



■ レバノンは次のエネルギー戦争の場となるのか? 「マスコミに載らない海外記事(2018年2月24日 (土))」より
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F. William Engdahl
Global Research
2018年2月15日

新たな地政学的対立が中東で起きつつあり、しかもイスラエルとシリア、あるいはイランとの間だけではない。ここでの大半の紛争同様、炭化水素資源-石油とガスを巡る戦いがからんでいる。新たな焦点は両国間の排他的経済水域の正確な画定を巡るイスラエルとレバノン間の紛争だ。現在の主要当事者は、イスラエルとレバノン政府に加え、ロシア、レバノンのヒズボラ、シリア、イランと、陰に潜むアメリカだ。シリア国内のイラン基地、あるいはヒズボラcampsとされるものに対する最近のイスラエル攻撃は、イランから、シリアを経由し、レバノン国内のヒズボラ本拠インフラへの陸路を阻止するイスラエルの狙いと密接につながっている。全体の状況は、誰も、少なくとも、ほぼ誰も、望んでいない醜悪な広範な戦争をもたらす可能性がある。

2010年、地中海における石油とガスの地政学は大きく変化した。これはテキサス州の石油会社ノーブル・エナジーが、東地中海のイスラエル沖合で、ここ十年で世界最大のガス田発見の一つ、巨大な天然ガス埋蔵、いわゆるリバイアサン・ガス田を発見したことによる。同じテキサス州の企業が後にイスラエルのリバイアサン・ガス田近くで、キプロス沖合海域で、Aphroditeと呼ばれる膨大なガス資源を確認した。最近まで、レバノン国内での政治停滞とシリアでの戦争が、潜在的な海底ガスと石油を、レバノンが積極的に開発するのを妨げていた。今それが変化しつつある。変化とともに、イスラエルとレバノン間の緊張は高まりつつあり、ロシアは極めて大胆な形で、レバノンに関与しつつある

(※mono....中略、詳細はサイト記事で)
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イスラエル、プーチンに、ヒズボラについて警告

もし新たなイスラエル-レバノン-シリア武力戦争が起きるとすれば、レバノン沖海域の潜在的な石油やガス資源だけを支配するための戦争ではないはずだ。イランが支援するシーア派政党で、民兵で、シリア戦争では、バッシャール・アル・アサドとロシア側についている主要当事者のレバノン・ヒズボラが本当の標的のはずだ。レバノン が沖合地域でガス開発に成功すれば、レバノン経済安定化に大きく貢献し、高い失業を緩和し、ネタニヤフが考えているように、イラン寄りのヒズボラを、主要な安定化要素として、権力の座に皿に定着させることになる。


(※mono....中略、詳細はサイト記事で)
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ロシアが、これらの勢力を封じ込め、全面戦争を避けられるかどうかはまだ明らかではない。ロシアがレバノンとの軍事協力協定に署名すると決定し、同時に主要ロシア・エネルギー企業がレバノン沖合での石油とガスの掘削権を獲得したのは時の弾みの決断ではない。これは世界の中でも最ももつれた地域の一つにおける計算されたチェスの手だ。人類の幸福のために、ロシアが戦争権益を押さえるのに成功するよう願おうではないか。

(※mono....以下略、詳細はサイト記事で)


■ レバノン民衆も懸命に難民を受け入れている!・・・今こそ平和の声を-2 「明日に向けて(2015.11.1)」より
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さて昨日より、この間世界で、とにくシリアやイラクで起こっていることのフォローを始めましたが、これに対して、友人で、アラブ文学研究者であり、パレスチナ問題をはじめ中東の苦しみに心を寄せ続けている岡真理さんがコメントをくれました。
ポイントは、難民に対して国境を閉ざしたハンガリーなどに対しトルコの人々が200万人もの難民の流入を受け止め、必死にケアしていることに前回触れたわけですが、より必死で難民を受け入れているのがレバノンの人々であるという点です。
レバノンが受け入れている難民の数は9月末でおよそ100万7千人。トルコの半分の数ですが、トルコは面積が日本の2倍、総人口7千万。一方レバノンはなんと岐阜県程度で人口500万人。それで100万人を受け入れているというのです。

僕はこのことを知らなかったことをなんだか恥ずかしく思えました。シリアやイラクを観るとどうしても戦乱の方にばかり目が行ってしまいますが、しかしトルコで、さらにはレバノンで、多くの人々がシリアの人々の苦しみを受け止めているのです。
日本に住まう私たちは余りに狭い情報にしか触れていない。世界でこんなにも多くの人々が困窮していることをなかなかつかめないし、レバノンでこれだけ寛容なケアがなされていることもマスコミにもほとんど載っていません。
こうしたことをもっと正確につかみ、世界の人々が実践してる平和への試みと連携していく必要を強く感じます。世界各地にかっこたる平和力がある!

同時に人口2400万人のシリアという国から、国内外も人口の半分近くの1000万人を越す難民が発生しているという前代未聞の事態がありながら、それがあまりに正確に伝わっていないこの国の状態を反省的に捉え返していく必要があります。
こうした中で「積極的平和主義」を掲げる安倍政権が、この数百万人のうち日本への難民として認めたのはたったの3人です。岐阜県ぐらいの大きさの国が人口の2割にも相当する100万人を受け入れているにも関わらずです。
国連の常任理事国入りを切望するような国が、数百万人の難民のうち3人しか引き受けないなんてあり得ないほどに恥ずかしく愚かな話です。

今回は難民を懸命に支えている各国の人々のことに学ぶために、岡さんのコメントをそのままみなさんに紹介したいと思います。
ご本人の承諾を得ましたが、僕の配信に対して、必要な点を即座に、大づかみで教えてくれたものであることにご留意ください。


おかです。
守田さん、重要な視点ですね、論考、どうもありがとうございます。

(※mono.--以下略、詳細はブログ記事で。なお、この記事を転載はしていますが、私は日本がシリア難民を大量に受け入れることには反対です。)















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最終更新:2020年03月08日 07:42