(※ 「無意識」について別ページを立てる予定はない。よって、無意識関連もここへ。)
科学 /  脳科学 / 量子脳理論 / 哲学 /  /  / 受動意識 / 意志 / 自由意志 / 心停止 / クオリア / 統合情報理論 /  / バカの壁 / 主観体験 / レッドピルとブルーピル / 人工意識 / 神経科学
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自我 / 自意識
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瞑想 / 認識
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ジョン・サール

+ ニュースサーチ

● 意識〔Wikipedia〕
意識という言葉は実に様々な意味で使われており、意識という言葉の多義性は、議論や研究の中でしばしば混乱を引き起こしやすいものとなっている。
それぞれの人がそれぞれの場面で、どういう意味でもって、意識という言葉を使っているのか、その点について相互了解を持たないまま議論をしていくと、行き違いが発散していくことが多い。そうした混乱は、心理学者や神経科学者といった、専門的な肩書きを持つ人々の間でも普通に見られる。このような問題を避けるため意識と関わる研究分野では、注意深い研究者は論文や書籍の冒頭で、私が意識という言葉を使うときそれはどういう意味か、といった説明を予め行うことも少なくない。意識を研究しているそれぞれの科学者が研究している対象は様々だが(選択的注意のメカニズムや覚醒や麻酔のメカニズム、主観的体験の神経相関物など)、そうした全体を含む最も包括的な意識の定義として暫定的にしばしば使用されるのはアメリカの哲学者ジョン・サールが採用した定義に基づく次のような定義である。

意識とは、私たちが、夢を見ない眠りから覚めて、再び夢のない眠りに戻るまでの間持っている心的な性質のことである



※ 無意識・条件反射。

高須賀とき@takasuka_toki
頭はむしろ手と身体で仕事を覚えた後で使うもので、実際には東大にも手と身体がめちゃくちゃ優秀なだけの個体は結構いると思う。だから経験が大切なのよ。本読んでも仕事はできない。まあ、最後の最後にはどっちも大切なんだけどね。



Scientist Donald Hoffman says "Consciousness creates our brains, not our brains creating consciousness"

Dr. Hoffman reveals that consciousness does not come from our cells or the "physical" world. It is not a result of the chemistry in our brains or even the neurons.

He has used evolutionary game theory to demonstrate that we have evolved not to see the world as it is, but instead, we have a 'projection' of the world based on what we need from it, evolutionarily. Essentially, our brain constructs only the things that benefit us for survival. We only perceive the basics; our bodies don't have the ability to detect things that don't increase our chances of survival. Therefore, our scientific theories are based on only what we can see, hear, or detect. We have created models for our brains' projections of the universe, not the universe itself. Science is stuck thinking in terms of space and time, rather than the bigger picture.

Consciousness, in his theory, isn't created physically. It's something else that we can't see. Perhaps it's dark matter, perhaps something else entirely, but consciousness is based on the "conscious network"; basically, our brains act as interfaces for this. Consciousness comes to us, and when we die, it remains in the conscious network potentially.

Watch this entire podcast and you will not regret it: https://youtube.com/watch?v=reYdQYZ9Rj4

@donalddhoffman
is a Professor Emeritus of Cognitive Sciences at the University of California, Irvine. Research: Visual perception, evolutionary psychology, consciousness, AI.

Googleによる英語からの翻訳
科学者ドナルド・ホフマンは「意識が脳を創るのであって、脳が意識を創るのではない」と語る。

ホフマン博士は、意識は細胞や「物理的」世界から生じるものではないと明らかにしています。意識は脳やニューロン内の化学反応の結果でもありません。

彼は進化ゲーム理論を用いて、人間は世界をあるがままに見るのではなく、進化の過程で世界から何が必要かに基づいて世界を「投影」するように進化してきたことを証明しました。基本的に、私たちの脳は生存に有益なものだけを構築します。私たちは基本的なものしか認識しません。私たちの体は生存の可能性を高めないものを検知する能力がありません。したがって、私たちの科学理論は、私たちが見たり聞いたり検知したりできるものだけに基づいています。私たちは、宇宙そのものではなく、脳による宇宙の投影のモデルを作成しました。科学は、全体像ではなく、空間と時間の観点から考えることにとらわれています。

彼の理論では、意識は物理的に生成されるものではなく、目に見えない何か他のものである。それは暗黒物質かもしれないし、まったく別の何かかもしれないが、意識は「意識ネットワーク」に基づいている。基本的に、私たちの脳はこれに対するインターフェースとして機能している。意識は私たちにやって来て、私たちが死ぬと、意識ネットワークに潜在的に残る。

このポッドキャストを全部見れば後悔はしません。 https://youtube.com/watch?v=reYdQYZ9Rj4

@donalddhoffman
カリフォルニア大学アーバイン校の認知科学の名誉教授です。研究分野: 視覚知覚、進化心理学、意識、AI。


PIVOT 公式チャンネル
2024/01/10 #茂木健一郎 #イーロンマスク #脳
これからも学びの多いコンテンツを毎日配信していきます。チャンネル登録をしてお待ち下さい。
/ pivot公式チャンネル

<目次>
0:00 ダイジェスト
1:47 ライバルはイーロン・マスク
9:38 意識とは何か
18:41 意識は証明できるか
22:47 ChatGPTに意識はあるか
25:17 脳の意識、機械の意識
28:51 意識を移植する仕組み
36:44 脳の問題と哲学
41:48 電気生理学研究の大変さ
48:17 視覚と意識
54:23 人工知能と神経科学
59:19 渡邉先生の今後の研究
1:09:03 シンギュラリティ以降の人間
1:12:05 意識だけが生き残る世界
1:21:48 ニューロサイエンスの未来

<ゲスト>
渡邉正峰|脳神経科学者
東京大学大学院工学系研究科准教授 東京大学大学院で博士号を取得
カルフォルニア工科大学 マックス・プランク研究所などを経て現職
著書に「脳の意識 機械の意識」など。

渡邉正峰『脳の意識、機械の意識』(中央公論新社)
https://amzn.to/48KGDBH
※上記製品リンクURLはAmazonアソシエイトのリンクを使用しています。

TEDxU-Tokyo 渡邉正峰先生プレゼンテーション
https://t.co/3bqNgm7Ny3


シンギュラリティサロン・オンライン
2022/04/02 にライブ配信
【YouTube Live開催】シンギュラリティサロン#58「我々の意識やクオリアはどこから来るのか? 統合情報理論の先、クオリア構造プロジェクト」

詳細
 シンギュラリティ(技術的特異点)とは、将来、 人工知能の能力が人類のそれをはるかに超え、 その結果として科学技術が猛烈なスピードで発展しはじめるときのこと。人間を超越する「超知能」が生まれたとき、 人類の歴史はどこへ向かっていくのでしょうか。
 今回のシンギュラリティサロンは、オーストラリア・モナシュ大学の土谷尚嗣さんをお招きし、「意識とクオリア」の謎を解明する、先進的な研究プロジェクトについてお話いただきます。
+ ...
■開催日時と申込み
【日時】右欄をご覧ください
【方法】YouTube Liveでのオンライン配信
 ※視聴URLは、申し込みいただいた方に返信メールにてご連絡します。
【参加費】 無料
【定員】なし

■タイムスケジュールと概要
13:00 - 13:10 冒頭挨拶と講師紹介
13:10 - 14:10 講演 「我々の意識やクオリアはどこから来るのか? 統合情報理論の先、クオリア構造プロジェクト」
【講師】土谷 尚嗣 (つちや なおつぐ)氏 
    豪・モナシュ大学 School of Psychological Sciences教授、株式会社国際電気通信基礎技術研究所 客員研究員
プロフィール
2006年カリフォルニア工科大学(Caltech)で博士号を取得、Caltechでポスドク研修を受けた後、科学技術振興機構(JST)からPRESTO助成金を受け、2010年に日本に帰国。2012年1月 、モナッシュ大学の心理学部・准教授に就任。 2013年からARCフューチャーフェロー。 研究対象は、意識の神経基盤を解明すること。 具体的には、1)無意識による処理の範囲と限界、2)注意と意識の関係、3)動物・人間の多チャンネル神経記録の分析による意識と相関する神経活動、4)意識の実験理論、特に意識の統合情報理論。
著書:「クオリアはどこからくるのか?: 統合情報理論のその先へ (岩波科学ライブラリー 308)」
https://www.amazon.co.jp/dp/4000297082/
関連リンク:

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  • 個人Twitter:

/ naotsuchiya  
Profile (from 'https://researchmap.jp/usotech')
Dr Tsuchiya was awarded a PhD at California Institute of Technology (Caltech) in 2006 and underwent postdoctoral training at Caltech until 2010. Receiving a PRESTO grant from Japan Science and Technology (JST) agency, Dr Tsuchiya returned to Japan in 2010. In Jan 2012, he joined the School of Psychological Sciences at Monash University as an Associate Professor. Since 2013, he is an ARC Future Fellow. His main research interest is to uncover the neuronal basis of consciousness. Specifically, he focuses on 1) the scope and limit of non-conscious processing, 2) the relationship between attention and consciousness, and 3) the neuronal correlates of consciousness by analysing the multi-channel neuronal recording obtained in animals and humans and 4) testing a theory of consciousness, in particular, integrated information theory of consciousness.
【講演概要】
 主観的意識(=クオリア)が脳からどのように生じるかという問いは、現代科学に残された大きな謎である。本講演では、まず、大まかな意識の定義と、過去の哲学的な枠組みと、現代の脳科学をベースにした意識研究の流れについて論じる。
 その中で、「意識そのもの」が、言語に尽くしがたく定義も難しいため、従来の意識研究では、何らかの視覚刺激に対する経験を「見えた・見えない」といったの二値的な判断に還元し、その神経相関を探す手法が取られてきたことを指摘する。
 その上で、従来手法では難しいと考えられてきた、ある瞬間の視覚意識クオリアの特徴づけの問題に対して、そのクオリアと様々なクオリアとの関係性を大規模に特徴づけるという新しいパラダイムを提案する。
 このパラダイムは、数学の圏論(特に米田の補題と呼ばれる定理)に裏付けられたものであることを紹介し、またこの考えがどのように我々の実生活におけるクオリアや、他の分野での研究活動(言語学における言葉の意味など)に関連するかを概観する。
 最後に、この新しいパラダイムに基づいた視覚意識実験と、脳活動計測・薬理不可操作を組み合わせ、さらに脳活動の情報構造解析(統合情報理論など)を持ち込むことで、視覚クオリアと脳の情報構造の関係性を明らかにすることを目指す、科研費学術変革領域B「クオリア構造」における研究内容を紹介する。
 時間があればアフターサロンでは、人間の発達過程でどのように意識が変化していくのか、進化の過程でどのように意識は変化してきたのか、人工知能に意識は宿るか、仏教における空の概念と現代的な意識の考えはどのようにつながるか、死をどのように捉えるか、などの様々な問いについて議論し、新しい科学の潮流をみなさんと共有したい。
14:10 - 15:00 座談会 
【登壇者 土谷 尚嗣 氏 + 松田 卓也氏(神戸大学 名誉教授)・塚本 昌彦氏(神戸大学大学院工学研究科 教授)・小林 秀章 氏(セーラー服おじさん)
【司会】保田充彦(株式会社XOOMS代表、ナレッジキャピタル・リサーチャー)

■シンギュラリティサロンとは
シンギュラリティサロンは、シンギュラリティに対する専門家、 一般市民の意識改革を促すべく、ナレッジサロンを 会場に2015年より講演や勉強会を重ねてきました。新型コロナウイルス「 自粛」後、2020年秋から、ナレッジキャピタル・SpringX超学校ONLINEでリアルとバーチャルを横断する新たなシンギュラリティサロンの活動を開始しました。こちらの「シンギュラリティサロン・オンライン(YouTube Live)」は、従来のシンギュラリティサロンの方向性を踏襲しつつ、「SpringX超学校ONLINE」よりも「コア」なテーマの講演と座談会をお届けします。

■お問い合わせ:シンギュラリティサロン事務局  admin@singularity.jp
主催 シンギュラリティサロン
共催 株式会社ブロードバンドタワー、一般社団法人ナレッジキャピタル



https://bit.ly/4a4qis7
※要入会(5/10まで)

(※ 無料入会者は7日間しか観られないので、ヒント語だけ書き出しておく👇)
ストイシズム、ストア派、自由意志、人工知能は生命に到達できないのか、大規模言語モデル(LLM)、OpenAI、ロジャー・ペンローズ、意識が理解を生み出し、
理解がないと知性は生まれない➡意識が無い人工知能は本当の意味での知性は無い
アハ体験、volition、強い意志、魂、努力とは何か、ローレンツ、バタフライエフェクト、kazuo ishiguro、ソクラテスが獄中で読んでいたのはイソップ物語、ラスボスはソクラテス、
話し言葉の方が書き言葉より↑だと考えていた?
ストイシズムがなくなってカルトが支配した、文章を残さずただ生きている人はそれだけで充分とソクラテスは考えていた?
家族と喋って、家族を支えていく、それで何が問題なんですか?ということ、
バートランド・ラッセルの5分前仮説、
人類が滅びるかどうかの大事な時期に来ている、
日本人にはやれることがある?
今の人工知能の議論というのは一神教的・終末論的色彩が色濃くあると思う、


慶應義塾Keio University
2010/01/13
「システム生命論」(「意識(クオリア)は幻想か?―「私」の謎を解く受動意識仮説」)

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科における講義「システム生命論」の一部です。この講義では、「意識(クオリア)は幻想か―「私」の謎を解く受動意識仮説」と題して、著書「脳はなぜ「心」を作ったのか―「私」の謎を解く受動意識仮説」で述べた内容を話しています。

年月日:2009年12月18日
氏名:前野隆司



■ 【常識崩壊】「意識」はなぜ生まれたのか?
深淵の探求者
深淵の探求者
2024/03/14 #宇宙 #都市伝説 #科学
意識の起源についての探求は、
「科学」、「哲学」、「心理学」を越えた、
人類の最も根本的な謎の一つ。

進化の過程で生命体が意識を獲得したのはなぜなのか?

それはいつ、どうして発生したのか。

我々の「意識」は、単なる生物学的な副産物?
それとも宇宙の根本原理に深く関わる何かなのか。


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IMAGINE イマジン大学
2024/04/02 #量子力学 #脳 #クオリア
脳科学者/イマジン大学学長・茂木健一郎 講義:「脳と意識」

〈茂木健一郎 著〉

脳とクオリア なぜ脳に心が生まれるのか(講談社学術文庫)
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000326397

ペンローズの〈量子脳〉理論  ─心と意識の科学的基礎をもとめて
ロジャー・ペンローズ 著 , 竹内 薫 翻訳 , 茂木 健一郎 翻訳(筑摩書房)
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480090065/

クオリアと人工意識(講談社現代新書)
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000342756


}

【ゆっくり解説】人間に「意識」が存在する本当の理由
2022/05/08
参考書籍

あなたの知らない脳
https://amzn.to/3KVP2G4
脳はなぜ「心」を作ったのか
https://amzn.to/388Kjns
単純な脳 複雑な私
https://amzn.to/39zV1U6
脳の意識 機械の意識
https://amzn.to/37qEoK1


■ 【警告】「脳だけで生きる豚」の実験成功、次は人間で実験!?「肉体のない脳は、死ぬより苦痛な運命」大学教授が警鐘 「TOKANA(2018.05.28)」より
/
「脳死」とは、脳の機能が失われ、回復が見込めない状態を指す。心臓は動いていても、脳幹と呼ばれる脳の中枢が働かなくなった状態だ。ほとんどの場合10日くらいで心臓も止まり、死に至るという。

 自分と近しい人がそのような状況になってしまったら――考えるだけで怖い。さりとて、いたずらに延命させることが、はたしてベストの選択といえるかどうか。そうなると、脳死は人の死として受け止めることが妥協点のように思えてくる。だが、現代医学界の一部では、そんな究極の倫理的タブーに、鋭くメスを入れようとする動きがあるようだ。


■ブタの脳の蘇生に成功

 トカナは先月、米イェール大学の科学者が100匹の豚を屠殺後、切り取った脳を蘇生させて、その後36時間生かし続けることに成功したと伝えた。

(※mono....以下略、詳細はサイト記事で)



■ 人間の意識は「脳内ブラックホール」を通じて異次元に存在している!? 大学教授「意識=波動であり、脳=粒子」 「TOKANA(2018.06.19)」より
/
■脳と意識は量子もつれの関係にある

 オランダ、フローニンゲン大学のダーク・マイヤー教授によれば、結びつけ問題は従来型のサイエンスでは解決することはできないという。なぜなら意識は肉体に宿っているのではなく、別次元にあるからだという。そしてこれを説明するのが量子論であり、具体的には量子もつれ(quantum entanglement)の現象である。

 量子もつれとは、何の媒介もなしに関連付けがついた2つの粒子の相関のことで、この2つの粒子は物理的にどんなに引き離しても遠隔作用が存在し、同時に情報を共有しているという現象である。情報が一方からもう一方へ瞬時に伝わるという表現すら不正確で、理論的にはどんなに離れていても“同時”に情報をシェアしているのである。もちろん一般的なサイエンスではこの現象を説明することはできない。

 量子論の不可解さを代表するもののひとつであるこの量子もつれだが、マイヤー教授によれば脳と意識がこの量子もつれの関係にあることを指摘している。そして意識は別次元の側にあるというのだ。

 五感を通じてもたらされた知覚にタイムラグがなく、リアルタイムで統合できるのも、脳と意識が量子もつれの関係にあるからだと説明できるということだ。つまり知覚情報が伝わるのではなく同時に共有されているのだ。

(※mono....以下略、詳細はサイト記事で)



■ 【衝撃】“脳だけで生きる豚”の実験成功、人間にも適応へ! 「水槽の脳」から意識のサインらしきものも確認される! 「TOKANA(2018.04.27)」より
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「自分の体験しているこの世界は、水槽の中に浮かんでいる脳が見ているバーチャルリアリティかもしれない」という水槽の脳仮説というのがある。意識や物事の実在を問う有名な思考実験の一つであるが、現実のものとなる日が近づいたかもしれない。米国の神経科学者が胴体から切り落とした豚の脳を最大36時間生存させたと発表したのである。英「Daily Mail」ほか、多数のメディアが報じている。

■脳だけで生かす

 今月25日付の「MIT Technology Review」によると、断頭した豚の脳を最大36時間生存させたという驚くべき発表を行ったのは、米国イェール大学の神経科学者ネナド・セスタン(Nenad Sestan)氏である。今年3月28日に米国立衛生研究所で行われた脳科学の倫理的問題に関する会議の場でのことであった。

 セスタン氏のチームはと畜場から得た100~200匹の豚の脳に、適温の人工血液を循環させる装置「BrainEx」をつないだ。脳が装置につながれたのは断頭から4時間後のことだったが、驚くべきことに、装置につながれた脳の何十億もの細胞は健康で正常な活動を行っていたというのである。

 さらに、セスタン氏はBrainExにつながれた脳が意識を回復するのかについても調べている。彼らは脳波計や電極などを使って意識を示す兆候を探ったのだが、思考や感覚が戻ったという証拠は得られなかったそうだ。ただ、実験中には意識の存在を示すサインが検出されたこともあり、研究室中が驚きと興奮に包まれたこともあったという。しかし残念ながら、そのサインは後に機器のノイズだったと判明している。

(※mono....以下略、詳細はサイト記事で)



■ 【ガチ】「石や電子など万物に意識が宿っている、これは真実」哲学者がパンサイキズムを提唱! 物質である「脳」から非物質の「意識」が生まれる謎が解決! 「TOKANA(2017.11.09)」より
/
 日本では古来より八百万の神といわれるように、万物に霊魂が宿るとするアニミズムが信仰されてきた。とはいえ、アニミズムに慣れ親しんだ我々日本人でも、木や石に“意識”があると心の底から信じている人はいないのではないだろうか? だが、ハンガリーの中央ヨーロッパ大学で哲学を教えているフィリップ・ゴフ准教授によれば、木や石のみならず、電子でさえも意識を持つ可能性があるというのだ。

■パンサイキズム(汎心論)とは?

 米哲学マガジン『Philosophy Now』オンライン版によると、ゴフ准教授は、物理主義に代わる理論として、万物に意識が宿るとする「パンサイキズム(汎心論)」を提唱しているという。

 通俗的なパンサイキズムでは、電子が挨拶をしたり、人間と同じように実存的な不安を持つというように、世界を構成する基本的な物質が擬人的に扱われるが、現代哲学において擁護されているパンサイキズムは少し異なる。

 ゴフ准教授らが提唱する哲学的パンサイキズムにおいては、“意識”とは何らかの形の主観的経験を意味するだけであり、これは人間が持つ思考のような洗練された形でなくともよいとされる。そして、この主観的経験としての意識が世界の基礎であり、一部の生命体に特有の現象ではなく、普遍的であるという。

 人間は、微妙で複雑な感情、思考、感覚経験を持つ。言い換えれば、洗練された意識を持っている。しかし、世界には、このように洗練された意識のみならず、より単純で基礎的な意識が存在すると考えても何ら問題はないというわけだ。たとえば、馬は人間よりも単純な意識を持ち、ニワトリは馬よりも単純な意識を持つとしても、それほどおかしなことではないだろう。

 だが、ウィルスや細菌にまで拡張していくとどうだろうか? 常識的に考えると、ウィルスが意識を持っているとは考え難いし、どうしても直観に反するところがある。つまり、我々はどこかで意識が完全にオフになる地点があると無意識のうちに前提してしまっているのだ。

 しかし、ゴフ教授によれば、意識の光が決してオフにならないと考えることも可能であるという。つまり、生命体が単純になるにつれ、意識がオフになるのではなく、弱まっていくと考えるということだ。パンサイキストらは、この“弱まるが決して消えない連続性”を無機物にも延長していき、電子やクオークが初歩的な形態の意識を持っていると仮定する。

 ゴフ准教授自身も「クレイジー」と評価しているパンサイキズムであるが、同説を擁護する理由は、他にはない2つの大きなメリットがあるからだという。

1、意識の難問の解決

 我々は、意識は脳の働きの結果として生まれるものだとなんとなく思っているが、これはよくよく考えればおかしなことだ。脳という物質から、どうして意識という非物質的なものが生まれてくるのだろうか? オーストラリア人哲学者デイヴィッド・チャーマーズは、これを「意識のハードプロブレム」と呼び、解決し難い難問だとした。しかし、物質にも意識があるとするパンサイキズムであれば、この問題を回避することができそうだ。

2、自然の内的性質

 ガリレオ以来、自然科学は数学を用いて物理現象を描いてきた。しかし、数学は物質の動き(振る舞い)を予測することに役立つが、物質そのものが何であるかを語ることはできない。このことは、causal structualists(因果構造主義者)らの態度(「電子の動きを理解したら、自然について知るべきことは全て知ったに等しい」)に代表されるが、ゴフ准教授によれば、これではモノがbeings(存在者)ではなく、doings(行為者)となってしまい、不十分であるという。その点、パンサイキズムであれば、物質の外的性質(動き)のみならず、内的性質(主観的経験=意識)を解明する糸口になるという。

 また、ゴフ准教授は言及していないが、パンサイキズムは死後の世界を考える上でも重要な視点を提供してくれることだろう。というのも、万物に意識が宿っているとすれば、死後も我々の意識は宇宙に残り続けるからだ。以前トカナでもお伝えしたように、アステラス製薬で科学最高責任者(CSO)を務めるロバート・ランザ博士や、アリゾナ大学名誉教授のスチュワート・ハメロフ氏らも、死後、意識は宇宙に還ると提唱している。いずれパンサイキズムが、死後の世界を語る上での哲学的な支柱になることもあるかもしれない。今後の研究に大いに期待したい。
(編集部)


バーチャルリアリティ
■ 【哲学】現実は「水槽の中の脳」が見ている夢だった! デカルトとカントも唱えた「シミュレーション仮説」の真実性とは? 「TOKANA(2016.08.05)」より
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 昨今、我々の現実はコンピュータシミュレーションに過ぎないと唱える「シミュレーション仮説」が盛んに議論されている。トカナでも以前、英・オックスフォード大学のニック・ボストロム教授やフューチャリストのレイ・カーツワイル氏といった科学者が同説に賛同しているとお伝えした。

 また、科学分野のみならず、「スペースX」社CEOであるイーロン・マスク氏も、人間は現実とVR世界の区別がつかなくなっていくだろうと予言しているように、今後シミュレーション仮説に関する話題は増えていくものと考えられる。VR元年といわれる今、改めて「シミュレーション仮説」の可能性を哲学的・理論的にガッツリ考えてみたい。

■現実は「水槽の中の脳」が見ている夢

 ご登場いただくのは、アメリカの哲学者ヒラリー・パトナム(1926-2016)。民主党大統領指名候補ヒラリー・クリントンと同じ名前だが、パトナムは男性。哲学の中でも特に英語圏で支配的な「分析哲学」や「科学哲学」で活躍した、20世紀を代表する哲学者の1人だ。その影響は、英語圏にとどまらず、分析哲学とは犬猿の仲と噂されるドイツやフランスを中心とした「大陸哲学」にまで及んでいる。残念なことに、パトナムは今年3月に亡くなったが、彼の著作は第一級の哲学書として今後も読まれていくだろう。

 さて、パトナムは多くの洞察に富んだ「思考実験 (thought experiments)」を残している。その中でもひときわ有名なものが、主著『理性・真理・歴史―内在的実在論の展開』(法政大学出版局)で紹介された「水槽の中の脳 (Brain in a vat)」だ。簡単に説明しよう。

「科学者が、ある人から脳を取り出し、特殊な培養液で満たされた水槽に入れる。そして、その脳の神経細胞をコンピュータにつなぎ、電気刺激によって脳波を操作する。そうすることで、脳内で通常の人と同じような意識が生じ、現実と変わらない仮想現実が生みだされる。このように、私たちが存在すると思っている世界も、コンピュータによる『シミュレーション』かもしれない」

 まるでマトリックスの世界だ。これは、そのまま「シミュレーション仮説」のことではないだろうか? そう、実はパトナムは1981年の段階ですでに「シミュレーション仮説」を思考していたのだ。


■デカルトとカントも「シミュレーション仮説」を唱えていた

(※mono....以下略、詳細はサイト記事で)














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最終更新:2024年11月15日 22:24