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【有事情報】対イラン制裁、数週間以内で発動!2010年3月31日 14:32
いよいよ戦火を交える公算が高くなった。

対イラン追加制裁、数週間以内の発動を=米大統領
オ バマ米大統領は30日、イラン核問題をめぐる追加制裁が数週間以内に発動されるよう望むとの姿勢を示した。同大統領とフランスのサルコジ大統領は、会談後にホワイトハウスで行った共同記者会見で、これまで両国政府が中国、ロシア、ドイツ、英国と協議してきた制裁の強化に向けて動く時期がきたとの見解を明示した。
 オバマ大統領は「今春中には(制裁を)実現したい。数週間以内には実現したい」と語った。
 数カ月にわたって制裁に難色を示していた中国も徐々に支持に回りはじめたとみられている。
 サルコジ大統領は、イランについて「決定を下す時期にきた」とし、ブラウン英首相とメルケル・ドイツ首相とともに「欧州全体が確実に(対イラン)制裁に取り組むようあらゆる努力を払う」と述べた。
 オバマ大統領は、イランが核武装した場合の長期的な結果は容認しがたく、イランはこれまでのところ、外交による説得を拒否していると指摘。「イランが入ることを選ぶなら、扉は開いたままだ」と述べた。【ロイター 11:26】


さらに、カナダで行われていたG8外相会合では、
イランに対し、低濃縮ウランを国外に搬送し、加工する国際原子力機関(IAEA)の提案や、国連安保理の決議を順守するように強く要求。イランとの「対話」の継続と、制裁強化を柱とする「圧力」の両面で対応していく方針)を確認する議長声明を採択した。(日経新聞より)

イラン制裁で鍵を握っているのは、イランで資源開発を行っている中国であったが、上記記事でもあるように態度が軟化しつつあり、ロシアも慎重な態度を崩しつつある。
クリントン国務長官は「中国を含む多くの国で、核武装したイランの影響に関して意識の高まりが見られている」と語っている。
また、中国外務省報道官は、(中国政府はイランが核兵器を取得することに反対だ)と表明している。(ロイターより)


これによりイランを態度が硬化することは間違いないだろう。
このオバマ大統領をはじめ先進国によるイラン包囲網を強化しつつあり、イランとの武力衝突も辞さない構えである。
これまでの制裁によってもイランの姿勢に変更がないのだから、制裁を追加したところで従うはずはない。つまり、イランを追い込むことで、先に手を出させる戦術であろう。

これは入植問題で米国との関係が悪化しているイスラエルとの対応と同じ性質ものである。イスラエルとイランを闘わせ、米軍及びNATO軍が加担するというシナリオが進行しつつあるということだろう。

そして中東で炎の戦火が上がることは、先進国のリセッションから"立ち直り"つつあるという最近来のメディア報道と同期しているように、景気回復の仕上げの手段として、「戦争特需」を目論んでいるというのが、米英を中心となるG8の思惑であろう。

だが、この「戦争特需」もやがて悲惨な運命を辿ることは歴史が示しているところでもある...。
最終更新:2010年03月31日 16:24