「TRD 3000GT」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

TRD 3000GT - (2025/08/01 (金) 13:04:34) のソース

#center(){
&table_color(,#cccccc)
|>|>|BGCOLOR(#cfe2f3):&bold() {TRD 3000GT}|
|>|>|&image(width=450,https://2.bp.blogspot.com/--01OK5BsFtQ/VXzxTfExpII/AAAAAAAADQQ/Iz1FTYCArHA/s1600/TRD%2B3000GT%2BGran%2BTurismo%2B2.jpg)Image Credit : [[victorbravodesign.com>https://www.victorbravodesign.com/2016/11/o-suprassumo-dos-supras.html]]|
|~|~メーカー|[[TRD]]|
|~|~英名|TRD 3000GT|
|~|~年式|1994|
|~|~エンジン|2JZ-GTE|
|~|~タイプ|コンプリートカー&br()チューニングカー|
|~|~カテゴリー|N300|
|~|~PP(初期値)|XXXX|
|~|~総排気量|2,997cc|
|~|~最高出力|323PS/5,600rpm|
|~|~最大トルク|47.9kgfm/4,500rpm|
|~|~パワーウエイトレシオ|4.67kg/PS|
|~|~駆動形式|FR|
|~|~吸気形式|TB|
|~|~全長|4,520mm|
|~|~全幅|1,810mm|
|~|~全高|1,275mm|
|~|~車両重量|1,510kg|
|~|~重量バランス|XX対XX|
|~|~トランスミッション|6速|
|~|~登場|[[グランツーリスモ]]&br()[[グランツーリスモ2]]|
|~|~備考|TRDが手掛けた、&br()GTマシンを彷彿とさせるコンプリートカー|
}

*概要
&image(width=450,https://www.trdparts.jp/product/supra/img/sns_3000gt.png)
1994年に開発された3000GTは、2代目・JZA80型スープラをベースに製作したTRD(トヨタレーシングデベロップメント)のコンプリートカー。また、1994年に開発された東京オートサロンにてチューニングモデルでもある。
当時の全日本GT選手権に参戦していたスープラと同じエアロを纏い、ワイドボディ化された迫力満点の外観が大きな話題を呼んだ。
*解説
1994年の東京オートサロンにて、JZA80型スープラのGTマシン開発に着手した[[TRD]]は1台のコンプリートカーを発表した。
それが[[トヨタ]]のトップオブスポーツに位置付けられるスープラをベースにTRDが手掛けた、TRD3000GTと呼ばれるこのモデル。万人向けに仕立て上げられたスープラの内側に潜んでいるスポーツカーとしてのポテンシャルを最大限に引き出したマシンである。

発表当時、未だ5ナンバー規格の自動車が主流の中にあって目を見張る程のワイドボディ化がなされたその姿は異彩を放った。エクステリアでは、まるでGTマシンを彷彿とさせるような迫力ある造形のエアロパーツを装着しているのが最大の特徴である。全幅においてノーマルと比較すると+50mmワイドなものとなるこれらのボディキットは、もちろん見た目だけでなく性能面でも大きな役割を果たすものばかりとなっている。

&image(width=450,https://www.trdparts.jp/common/img/car_parts/supra2019/supra_parts-3.jpg)
具体的に見ていこう。まずフロントバンパーは車両前方にある空気の壁を切り裂く重要な役目を持つ。サイドを絞り込んだ形状にすることで気流を無理なく整流し、それによりアンダーパネルとエアダクトへの空気を分離する。整流された気流はフロントのダウンフォースを発生させ、後方へはフラット化されたアンダーパネルがフロア下面の気流を乱すことなく導き、リヤのディフューザー効果を最大限に高める。
大型のエアダクトは標準車の2倍以上の空気量を導入可能にする。3分割になった専用ダクトによりラジエター(センター)・インタークーラー(ライト)へ効率良くフレッシュエアを送り込むのだ。また、レフト側のダクトはオイルクーラー等の追加に合わせて利用可能になっている。
前後フェンダーパネルのワイド化によりワイドトレッドになり、タイヤサイズアップが可能になった。具体的には、フロントが左右各+30mmで、リヤ:左右各+25mmと言った具合だ。
サイドステップはボディ上面とフロア下面の空気の流れが互いに干渉しないように整流する効果を持つ。サイドエアダクトへのエア導入効果も向上し、デフオイルクーラー等を取り付けた場合でも確実な冷却性を備えている。

&image(width=450,https://www.trdparts.jp/common/img/car_parts/supra2019/supra_parts-5.jpg)
&image(width=450,https://www.trdparts.jp/common/img/car_parts/supra2019/supra_parts-6.jpg)
リヤバンパーはアンダーフロアをディフューザー形状として、フロントスポイラー下面から導入された気流を流速を速めて後方へ排出する。このディフューザー効果により車両全体のダウンフォースを効果的に生み出している。
ボンネットにはフロントエアダクトが増設され、そこから導入された冷却用エアをフード上の負圧によって排出し、エンジンルーム内の冷却効果を大幅に向上させる。エアスリットには専用スリットカバーを装着し、通常時は外からの水の進入を防ぎつつ冷却効果を確保する。また、スポーツ走行時にはカバーを取り外すことによってレーシングカー並みの性能を得ることもできる。

&image(width=450,https://www.trdparts.jp/common/img/car_parts/supra2019/supra_parts-7.jpg)
&image(width=450,https://www.trdparts.jp/common/img/car_parts/supra2019/supra_parts-9.jpg)
GTマシンのリヤウイングをストリート用にリファインした専用リヤウイングを装備。標準リヤスポイラーと比較して断面形状・有効面積とも大幅に改良され、スープラのパワーを余すことなく路面へ伝えるために必要なダウンフォースを発生。さらに6段階の角度調整機構を盛り込んだものだ。

直ぐにレースに出せそうな程に充実したエアロパーツが装着されているが、これほどまでに本格的なのは実はこれらのパーツは94年の全日本GT選手権のマシン用として開発されたものだから。つまり空力においてはGTカーと同等の性能を実現したパーツなのである。
つまり、これらのパーツはレース車両開発の中でワイドトレッド化や空力・冷却性能の強化が図られたもので、まさに勝つ為だけに設計された本物のレーシングパーツであった。モンスターマシンが激戦を繰り広げたグループCカー開発に対し、技術とノウハウを投入し続けたTRD。このクルマには、その研究開発の成果が曇りなく反映されているのである。

また、メカニカルな部分においてもエンジンや足回りなどにTRDが開発した様々なパーツ類を組み込むことが可能になっている。足回りでは車高調整/減衰力調整式のものを選べるほか、よりハードなエンジンマウントやブッシュ類まで選択が可能。これらの装着で、そのポテンシャルは飛躍的にアップするのだ。

TRDが技術の粋を結集して世に送り出したTRD3000GTは、同時期に発表されたSW20型MR2をベースとした[[TRD2000GT>https://w.atwiki.jp/grasoturismo/pages/2533.html]]と共に話題となり、現在でも再販を求める声が絶えない。

*登場シリーズ
**グランツーリスモ
国内A級ライセンスオールゴールド達成のプレゼントカーとして入手。
敵車としては&s(){コンプリートカーなのに}ノーマルカー世界最速決定戦にて姿を見せ、そちらで初めて見た方も多いのではなかろうか?
**グランツーリスモ2
スーパーツーリングトロフィー優勝のプレゼントカーとして入手。
3車種からランダムで手に入り、前作から敷居は下がったが少し根気が必要になる。

*コメント
#comment_num2(log=TRD 3000 GT/コメントログ)
記事メニュー
ウィキ募集バナー