グランツーリスモWiki

あ行

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
役に立つかどうかわからないが、一般的なクルマの知識からクルマ関連の話題、スラング等を解説する。
全く関係ないことや画像が載ってることもあるがネタなんで気にしないで欲しい。まぁ、「……ごま塩程度に覚えてくれ……」



『知らなくても、生きていける。走りの世界には…な、そう言う事があるんだ』


目次
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あ行

アウト・オブ・眼中

頭文字Dで登場するチームエンペラーのランエボIV乗り、岩城誠次の台詞。須藤京一と共に群馬の秋名湖を視察の際に藤原拓海と武内樹に対し、樹が「秋名に来た目的はハチロクに挑戦するためなんじゃ…」とポロッとこぼすと、清次はハチロクなんかに勝っても誰も褒めてくれないし笑い者にされると散々に貶す。そしてこの台詞でトドメを刺してしまう。元々は『眼中にない』『論外』を表す俗語。 80年代に生まれ、90年代に最も流行った言葉であり、若者言葉としては若干古い。 いわゆるシカトとは異なり、相手が居ることを意識した上で罵倒として使われることが多い。もちろん頭文字Dのネタとしても良く見られるセリフで、TVアニメ版第二期の『頭文字D Second Stage』では、同じくライバルとしてもネタとしても人気な中里毅も、次回予告の締めで清次の「見ない奴は…」に続いて彼と二人で「アウト・オブ・眼中!!」と叫んでおり、アニメ版を知っているファンからはこちらも人気がある。
ところでアンダー王の中里毅もなぜこの台詞一緒に言ってんだろうか?

アウトモデリスタ

カプコンが発売したレースゲーム。グランツーリスモの思想とは真逆なカジュアル寄りの存在で、レースゲームとしては異例なトゥーンレンダリングによるコミックタッチでグラフィックを表現する「アーティストゥーン」と呼ばれる手法を用いたアニメのような描写が特徴。
他にも色々な独自の要素が入っており、カジュアルなテイストのレースゲームとしては良作。例えばカスタムが資金不要で自由にいじれる、ガレージで自由にアイテムを配置して模様替えができる、レースゲームではレアな光岡 オロチや幻のコンセプトカーであるジオット キャスピタといったクルマの収録、タミヤのRCカーサーキットである掛川サーキットが収録され全車がRCカーに変化して走るなどといったことが挙げられる。

アセットコルサ

グランツーリスモやForzaシリーズと違ってこちらは本格派なレースシム。根本的にゲームの性質が違い、グランツーリスモは万人向けのドライビングシミュレーター、アセットコルサはプロドライバーも使う本格派なレースシミュレーターとされている。

ちなみにこの手のPCゲームにはよくあることだが、PC版には有志の方々が作った色々なMODデータがあるため、グランツーリスモには無いコースやクルマはもちろん、発表されたばかりの最新のクルマとかにも乗ることができる。

他のレースシムとしてはrFactorやiRacing等がある。

頭山内

我らがヤマウッツィ氏のような考え・行動。怒ったGTユーザーがよく叫んでいる。常人には彼の考えや行動が理解できないときもあるのだろう。

アップデート

ソフトウェアを最新の状態に更新して、機能の追加や不具合の改善などを行う作業。 実際のクルマの世界でもマイナーチェンジと呼ばれる改良が行われており、中にはフルモデルチェンジに近い程の改良が行われることもある。
https://car-me.jp/articles/10818?p=2#index1
ゲームにおいては不具合の修正や新コンテンツを追加するために行われることが多く、特にGTSPORTの初期段階では150台ほどの車種数であったが、アップデートによる追加を重ね最終的には338台にまで増やされた。これを成し遂げたポリフォニーのスタッフの一同はご苦労様でした。

余談
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2022/3/17にGT7のVer.1.07をリリースする際、直前に大きな不具合がある事が発覚。アップデートに伴うメンテナンスが終了した直後に急遽また新たなメンテナンスを開始する事態となった。このメンテナンスは3/17の15:00から3/18の23:50頃まで続く長時間のものとなった上、Ver.1.07の内容に金策潰しがあったため一部のプレイヤーが激怒してしまう事態となった。
このメンテナンスに関しては山内氏も謝罪、説明文を発表するほどであった。
しかしその後はGT7も、大きな不具合もなく宣言通り金策の修正も進められていった。

アヴァンタイムです


アンチラグシステム

別名「ミスファイアリングシステム」とも呼ばれており、藤原拓海も「パンパンパンパンうるさい」と言っていたアレ。ターボのラグを解消するためにするシステムで、スロットルをオフしたときにエンジンを故意に失火(ミスファイア)状態にすることから、この別名でも呼ばれている。*1タービン直前のエキゾーストマニホールド内で未燃焼ガスを燃焼させ、排気ガスのエネルギー不足を補いタービン回転の低下を防ぐ。具体的な例として、アクセルオフ時に1気筒分の点火時期を上死点後まで遅角して排気時に点火し、続く気筒は点火カットして混合気をエキゾーストマニホールド内で燃焼させる。なお、ターボチャージャーの容量が大きい場合には、エキゾーストマニホールドに二次空気を積極的に導入し、効果を高める場合がある。システム作動時には、太鼓を叩いたような「ポンポン」「ポコポコ」という音がするが、制御が不十分でエキゾーストマニホールド内で燃焼しきらずにアフターファイアーを起こしている場合には、爆発音のような「バンバン」「パパパパ」という音が発生する。主にWRCのラリーカーで見られるシステムであるが、ル・マン24時間レースやSUPER GTに出場するクルマも採用しているケースがある。ただし、減速時にフューエルカットしないため燃費の悪化が著しく、予選時のみ使用し決勝では作動させない例もある。

https://sun-tan-avenue.com/engine-words8/
詳しく知りたい人はこちらの動画やサイトを見て欲しい。
ターボの無いNAエンジンでも何かしらの効果を求め、制御されたミスファイヤを起こす場合もある模様。シフトの瞬間だけ点火をカットしてミッションの保護やオーバーレブを防止するクイックシフターという物もある。

また、この手のシステムを採用していなくとも、急にアクセルオフした時などにミスファイヤする場合がある。
他にも点火カットをリミッターとして使っている場合もある。現代では電気スロットルでリミッター制御を行っているが、昔はダイレクトスロットルだったので点火か燃料で制御するしかなく、燃料で制御した場合はハイチューンの車の場合冷却不足からエンジンブローする可能性があったため点火カットで制御していた。
JGTCな初期のSUPER GTでピットレーンに入るとマフラーから派手に火を吹いていたこれが原因である。

あとは単に演出で使う場合もある。AMG A45やアウディRS系などのスポーツライン、ポルシェ系のスポエグ導入車種などでドライブモードを「SPORT+」と呼ばれる一番セッティングが過激なモードにした時のみ作動することが多い。アクセルオフした瞬間に過剰とも言えるバラバラ音と火を吹かせる。通称は「バブリング」。日本車ではGRスープラに仕込まれているのが確認されている。

グランツーリスモではGT7でチューニングパーツとして登場。
マフラーからアフターファイアが大量に出ているのが分かるだろうか?これがこのシステムを付けているクルマの目印だ。ターボラグの解消だけでなくちょっとしたドレスアップにも薦められるパーツである

R:RACING EVOLUTION (アール レーシング エボリューション)

ナムコが発売したレースゲーム。リッジレーサーシリーズの外伝的位置付けの作品で、実在のレーシングカーやサーキットが登場し挙動もどちらかというとリアル志向。そのため、リッジレーサーシリーズの特徴である非現実的な高速ドリフトはできないため、リッジファンからは『これは別物』という意見が多く賛否両論ある。
また、ゲームの特徴として『プレッシャーゲージ』なる物がある。至近距離で追走すると相手の頭上に集中力を示すHPバーのようなものが現れ、時間とともにそれが減少。0になるとほぼ必ず次のコーナーなどでスピンしたり、外へと膨らんだりとミスを犯す。これでレースゲームに不慣れなプレイヤーも相手のクルマにべったりと張り続けるだけで気持ちよくオーバーテイクできるという物だが、正直これは“煽り運転”じゃないかと言うツッコミどころもある。
ゲームのメインとしては「レーシングライフ」というストーリーモードがあり、プレーヤーは主人公である元救命士で救急車のドライバーだった女性ドライバー「速水レナ」となり付き添っていたレース監督のステファン・ガルニエが率いるレーシングチーム“Garnier Granprix”に所属すると同時に謎の組織「G.V.I.」のレーサーとして様々なカテゴリーのレースに挑むという物となっている。

ストーリーはリアル志向な感じだが、チャプター6では元エンジニアだったステファンの手によるチューンを施したフィアット 500がGTカーと互角の性能を持つという化け物じみたマシンとして登場。「R4 -RIDGE RACER TYPE 4-」に登場したデビルカー、ECUREUIL(エキュルイユ)を彷彿とさせる。

IGCD

正式名称は「International Game Car Database」(インターナショナル・ゲーム・カー・データベース)。
ジャンルを問わず古今東西ありとあらゆるゲームに登場するクルマを記録するサイト。ただしリッピングモデル(ほかのゲームから無断で抜き取られたモデル)を使ってるゲームは発覚次第除外するという方針を取っている。本Wikiではクルマの画像を引用していることもある。
https://www.igcd.net/index.php?p=0

インド人を右に!

今でもネットのネタにされる有名な誤植。元ネタはSEGAの「スカッドレース」というレースゲームから。

誤植に定評のあったゲーメストがスカッドレースの攻略記事で、『ハンドルを右に!』という文章を書いたはずが手書きで殴り書きに近かったため、ハンドルがインド人に誤読されてしまいこのような誤植が生まれてしまった。手書き原稿からの写植作業という伝統的な出版・印刷手法ならではの誤植と言えるが、硬派なレースゲームに登場するはずのないインド人というこの組み合わせが当時の読者の爆笑を誘ったことは言うまでもない。

元ネタとなったスカッドレースは難易度が高く、初心者には敷居が高いゲームであった。さらに「バーチャファイター」などでヒット作を次々と生み出していたSEGAのAM2研が出したゲームとしては当時はあまりヒットせず、当時の他のレーシングゲーム*2に比べても知名度は低く、アーケード用以外の家庭用機やPCなどへの移植も一切ないため、『インド人を右に』ネタは知ってるけど、「スカッドレース」というゲームは知らない」といわれがちである。逆を言えば「スカッドレースといえば“インド人を右に”だよね?」というイメージもあるかもしれない。

このネタはもちろん色々な所でネタにされ、CHUNITHMの初期追加楽曲には、この誤植を元にしたであろう楽曲『The wheel to the right』が収録されている。曲名を訳すと「ハンドルを右に」。曲中では空耳ではなく本当に「インド人を右に」と言っている。作曲者は『Sampling Masters MEGA』こと細江慎治氏。

EV

Electric Vehicle(電気自動車)の略語。読み方は『イーブイ』だが別にポケモンではないバッテリー製造時のCO2や大量に採掘し消費される資源、その他もろもろを一切考慮しなければCO2を一切排出しないのでエコ。
もちろんエコのために推進しているのであって、欧州を世界の自動車産業の中心に返り咲かせるという“エゴ”は一切ない。
「EUのような規制は、すぐに世界に広がるに違いありません。政府も民間企業も産業を我々の国に取り戻したい、そうした意識を強く共有しています。EV化を進めることで、我々は世界の自動車産業の中心に返り咲けるのです」

NHKの番組でのルノー ジャンドミニク・スナール会長の発言

……お察しの通り、SDGsと同じように実態は「環境保護」という「キレイゴト」を掲げ、欧州有利なルールにもっていこうとするいつものアレである。なお他国(というか中国)がEVに注力し始めるとルノーCEOが「過剰な電動化は環境破壊につながる」と手のひらを返す始末。さらにはメルセデス・ベンツも「2030年ICE完全撤廃とか無理ゲーなのでエンジン開発します」とテノヒラクルー。
確かに日本の場合は電気エネルギーを生み出す電力の大半はCO2を発生させる火力発電に依存しており、EV化を進めるとかえって二酸化炭素の消費量が増えると言われているため理にはかなっている所もあるのだが……。

↑EV化一択ではなく、トヨタは水素エンジン車両など様々な選択肢を残している。今は色々なアプローチで模索している時期だと言えよう。

ちなみに、日本も今の日産と一緒になる前のプリンス自動車工業が電気自動車「たま」を製造していたことがある。

うずら

2024年9月1日、滅多に私生活の話題をしないヤマウッツィ氏が突如スーパーで買ったうずらの卵からうずらが孵ったことを報告。アプデ情報に飢えていたGTユーザーから困惑されネタにされる結果となった。


その後もちゃんと飼育しているようだ。

エアバス

フランス・トゥールーズとオランダ・ライデンに本社を置くヨーロッパの航空機メーカー。現在はジェット旅客機、貨物機の分野でアメリカのボーイングと双璧を成す巨大メーカーとなっている。日本ではANAが成田~ホノルル線で就航させている『FLYING HONU(空飛ぶウミガメ)』の愛称で導入した大型機のA380や、JALが大量発注し新世代中~大型機として国内、国外線問わず進出させているA350を知る人も多いだろう。
↑エアバス・A380。現在運行している旅客機の中で一番巨大な飛行機となる。ANAでは3機運航中。

↑同A350。JALが初めて自社発注したエアバス機で、40機近くまとめて発注した。これから見掛けることも多くなるだろう。

ところで、GTSPORT、GT7と共に権利表記にこの会社の名前が載っている。「飛行機のゲームでもないのに何故?」と思った人もいるだろう。実はエアバスはエアバスDSという航空写真の販売サービスを展開しており、権利表記の記載名もAirbus DSなので何らかの航空写真を使っているようだ。

SUV

Sport Utility Vehicle(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)の略。いわゆるジープやRV車のようなオフロード向けのクルマを指していた。現代ではデザイン重視で外観はそれっぽいが実際にはあまり悪路走破性が無いクロスオーバーSUVという物が台頭している。
ちなみにこのジャンルの始祖としてはランドローバーのレンジローバーが元祖と言われている。2010年代からは世界中でセダンよりもこちらが売れ筋となり、あのアストンマーティンやランボルギーニでさえもレンジローバーのような高級志向のSUVを販売するようになっている。
スーパーハイトワゴンと同じくデザインのコピペ化が激しく、フロントデザイン以外はどこも似たような見た目になりつつあるのはあまり言ってはならない、
グランツーリスモシリーズではかなりレアだが、Forzaでは道なき道や悪路を爆走したりすることも多いHorizonシリーズの影響か割と数が多い。

こちらはSUVの元祖と言うべき初代レンジローバー。

N〇〇〇

グランツーリスモSPORTにおけるロードカーのクラス分け。151PS以上でN200クラス、251PS以上でN300クラス……と、馬力の100の位と下二桁の数値が51以降か以下かでクラスが決まる。馬力以外の性能を考慮しないためかなりガバガバだが、一応は性能を揃えるBoPもあった。仏馬力(PS)を使わない地域では分かりにくかったことだろう。GT7ではPPが復活したためかGr.X共々廃止された。

対応表は以下の通り。
クラス 馬力
N100 150PS以下
N200 151PS~250PS
N300 251PS~350PS
N400 351PS~450PS
N500 451PS~550PS
N600 551PS~650PS
N700 651PS~750PS
N800 751PS~850PS
N900 851PS~950PS
N1000 951PS以上

実はGT4のオンライン版から存在していたが、当時ははあまり概念についての何の説明もないから「N400」って何?と思ったプレイヤーもいるとかいないとか。


F1

フォーミュラカータイプの車両で行われるトップカテゴリーのレースであり、モータースポーツの頂点と言われている。
グランツーリスモでも何台かのF1マシンが収録されているが、権利上の関係が厳しいのか登場すると次のシリーズ作品には収録されないことが多い。コードマスターズが出してる公式ゲーム「F1 〇〇〇〇(年数)」シリーズとの競合を防ぐためだと言われている。

ちなみにF1といえばT-SQUAREのTRUTHというテーマソングが連想される、グランツーリスモのテーマソング「Moon Over The Castle」もT-SQUAREのギタリスト安藤まさひろが作曲している。

1980年代後半から1990年代の初頭ごろまでのバブル期にあたる時代はF1ブーム全盛期というべき時代で、大半のチームの車両に日本の企業のスポンサーが付いていた。
マクラーレンチームの車両のノーズにスポンサーロゴを貼った「週刊少年ジャンプ」は有名。ここに貼るのに払った契約金はなんと約一億円とも言われている。

1990年台後半より「政治戦が強すぎる」「車が進化しすぎてバトルできない」「上位チームと下位チームの差が激しすぎる」など色々問題がありすぎて人気が落ちるものの、アメリカ資本が入って復活。ただ今度は今度でアメリカ的エッセンスが注入されすぎて「市街地コース多すぎ、オールドサーキットへのリスペクトがない」「世界選手権で年間24戦とか輸送だけでもしんどい」「ドライバーも時差ボケがしんどい」「グランドエフェクトカーになったらニューエイ先生強すぎワロタ」など、また別の問題が出てきている。

下位カテゴリーとしてはF2やF3など複数存在するのだが、F1で必要とされる技術とあまり一致していないのではと育成プログラム自体を疑われている。またF1ドライバーが引退しないのにF2卒業生は毎年増えるので、F2を卒業しても就職先がないという悲しい現実も待ち構えている。

エボVの男

頭文字Dに登場し土坂峠でプロジェクトDと対戦する、ランエボチーム(名前は明かされていない)に所属する男の一人。本名は会川*3。クセ毛の黒髪にたらこ唇、色黒肌が特徴。啓介から「その顔で女がいるはずがねぇ」と罵倒されるくらいにはブ男である。粗暴で威圧的な性格で、プロジェクトD、特に高橋啓介に対して「つんつん頭」呼ばわりするなど挑発的な言動が目立つ。
仲間の一条*4がチューニングショップと「多少インチキしても、勝つか引き分ければ金がもらえる」という契約をしてきていたため、会川はこれを聞いて様々な妨害工作を働いた。地元にプロジェクトDが到着するなり「コースに慣れてない奴らと一緒に走って事故りたくない」と主張し、プラクティスの時間を分けて削減することでコース習熟を妨害した。さらにこのときの高橋啓介の態度が気に入らなかったとして、一条を通じて啓介がプラクティスを行っているコースにこっそりオイルを撒かせた。狙い通り啓介のFD3Sはクラッシュし、足回りに致命的なダメージを負った。 しかも会川はそこにわざとらしく通り掛かり、FD3Sの救助に来たプロジェクトDの面々を煽りまくるという底意地の悪さを発揮。なんとか怒りを堪える彼らの様子を、後で仲間に言いふらして大喜びしている有様で、「あのつんつん頭(啓介)のことはへたれって呼んでやれ」などと完全につけあがっていた嫌な奴。啓介は岩瀬恭子から借りた黒のFD3Sで無事勝利するが、庄司慎吾以上にスポーツマンシップに反する奴である。

MFG(エムエフジー)

頭文字Dの世界の未来を描いた漫画「MFゴースト」で行われているレースイベント。主人公のカナタ達はこの中で戦っているので別に公道を走っていても前作と違って道交法違反にはならない。それはそれとして赤城道路で夜中に特訓しているシーンもあるのだが……。漫画内の世界では化石燃料を動力源とする自動車は世界中で生産中止となり、それに代わって自動運転システムを搭載した電気自動車や燃料電池自動車が普及しているため、それに対抗するように内燃機関を搭載したスポーツカーで公道を走るレース競技である。なお、現地に観客はいない代わりにレースの模様はAIを搭載したドローンのカメラを通じて全世界に有料配信されている。無観客・ライブ配信でのイベントは今では珍しく無いが、本作はコロナ禍になる前の2017年から連載が始まっているので、それを見るとかなり先見的なアイデアだといえる。

主な競技ルールは以下の通り。

  • 内燃機関のみを動力とすること
電気自動車や燃料電池車はもちろん、ハイブリッドシステムを搭載したクルマの参加は認められていない。だが、ハイブリッド車の場合はその機構を封印・排除すれば参加できるようで、劇中でも本来はハイブリッドカーであるNC1型NSXはハイブリッドシステムを排除して参加している。

  • グリップウエイトレシオの均一化
車重に応じて10段階に分けられたタイヤのトレッド幅を決定する規定で、重い車ほど太いタイヤを装着することができる。逆に軽い車ほど細いタイヤを装着しなければならず、軽量化でタイヤの負担を減らす利点は少ないとされている。また、駆動力に優れた四輪駆動車やミッドシップエンジン車にもハンディが課される。そのため、ミッドシップ4WDであるウラカンR8は二重でハンデを背負っている。
これらの制約から、無改造でも馬力が高くバランスもいいヨーロッパ製の高級車が有利だと言われており、そのようなクルマを所有できる財力をもったチームが上位を占めていることから「リッチマンズレギュレーション」と揶揄されている。しかし、カナタなど比較的低馬力で軽量なクルマを駆るドライバーの台頭によって、この定説が揺らぎ始める。

  • 車両メーカーの固定化
シーズン途中にクルマを変更する場合は、シーズン開始時に乗っていたクルマと同じメーカーのクルマである必要がある。グランツーリスモ ワールドシリーズのマニュファクチャラーズカップと似たルールだといえる。
このルールのために上記のNSXで参戦予定だった前園は、NSXの不調により開幕戦ではレースで不利とされるFF車のシビックで参戦していた。

  • 予選方式
予選タイムアタックは300台以上の車両が参加し、1分間隔でスタートする単走が7日間にわたって行われる。走行条件の公平を期すために晴天時のみ行われ、雨天の場合は順延される。上位30位以内に入るとドライバーズポイントが加算され、タイヤやその他パーツの大幅値引きや完全無料化、セコンドブースの優先使用権など多くの特典を受けられるため、全選手が30位以内を目指している。上位15位以内の選手はさらに決勝レースへの参加権が与えられる。

  • 専用ドローン
映像中継を行うカメラマンの役目を果たしている他、サーキットにおけるステータスフラッグと同様、後続車が追いついた場合はイエロー、後方から速いクルマが来たときはブルーシグナル(青旗)をドライバーの視界へ移動して通知するなどコースマーシャルの役目も果たしている。マーシャルなどのコースの近くで活動する作業員が事故に巻き込まれるリスクは抑えられている。

この他にも色々な競技ルールがある。開催されるコースは神奈川県の小田原市や真鶴町、静岡県の熱海市辺りのエリアの公道を使用している。これは本作中の世界では富士山が火山活動を起こしたことで大地震や大規模停電、温泉の枯渇など甚大な被害が発生したことになっており、MFGはその復興支援のためのイベントとしての側面を持っているためである。そのため、各コースにはこの災害の影響をあえて残したセクションが設定され、災害の記憶を風化させないための工夫が凝らされている。
……その割にマシンにもドライバーにも火山ガスや火山灰の対策を施しているような素振りは見られない*5のだが……このあたりはあまり気にしない方がいいのかもしれない。

エンジンスワップ

そのクルマに本来搭載されているエンジンから、別のエンジンに載せ替える行為のことである。エンジンスワップは自動車の修理や性能向上、環境対応を目的に行われるものである。 基本的には同系車種・エンジン間で行われる*6ケースがたびたび見られるが、ときにはメーカーの壁どころか国境すら越えて根本的に形式を変更するもの、果てにはバイクのエンジンを載せるといった四輪車同士に範囲を絞らないスワップも存在する。そのような場合、車体を大きく加工する必要もあり、その作業のライト・ハードさには開きがある。フィクションの世界では、『頭文字D』ではブローしてしまい破損した藤原拓海のAE86にAE101カローラのグループAレース仕様のエンジンに載せ替えたり、『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』ではエンジンも無いジャンク状態のフォード・マスタングに日産 スカイライン GT-R (R34型)のRB26DETTエンジンを搭載したりしている。ただ、本来のクルマの設計では想定されてはいないエンジンを搭載するため、車両の重量配分や駆動系のパーツへの負荷などそのクルマが本来が持っていたバランスが狂ってしまうという問題点もある。それに合わせた各種の調整も必要である。

日本では基本的にはオリジナルのエンジンに戻せる位置に乗せる場合が多いが、まれに「ハチロクに2JZ、もちろん収まらないのでバルクヘッドを切って2シリンダー分室内にめりこませて搭載」なんてこともあったりる。
アメリカはもっと過激で、何にでもV8を乗せる、そしてV8が収まらないならバルクヘッドどころかフレームまでぶった斬る。もしくは鉄パイプでフレームを前に延長して積むなどとにかくV8乗せる傾向がある。

グランツーリスモシリーズではエンジンスワップ済みのクルマが収録されることはあったが、自信でスワップを実行できる機能はGT7から加わった。その交換用のエンジンは当初ルーレットチケットからの景品でしか入手できなかったが、Ver.1.34アップデートからGTオートで施行できるようになった。アップデートで対応車種も続々追加されている。GT7でもエンジンを載せ替えるとクルマの本来のバランスが狂う可能性もあるので、それに合わせたセッティングも必要となる。

AW3D

NTTデータが提供する地球上の全ての陸地の起伏を表現した「デジタル3D地図」サービス。地形データはJAXAとMaxer社の衛星画像を元に生成されている。
GTS、GT7共に権利表記にクレジットされており、コースの大まかな地形を作る際に生かされてるようだ。GTS以降は架空のコースも実在する地形の上に作られているようなので、架空コースも地球のどこかに元ネタとなる地形があるのかも。GT7のワールドサーキットの地球もおそらくこのデータを元にしている。

思い出せ、走る歓び。

きれいになれば、クルマはよろこぶんだろうか。
クルマは傘か?
止まってて、楽しい?
GT3のCMでのキャッチコピーの言葉。激しい渋滞や、お父さんが休日に洗車している場面、さらに歩いていける距離のコンビニに行くのに雨降ってるからといってクルマで出かける場面で上にある太字の言葉が出てきて普段のクルマへの接し方を問うもので、クルマは走ってこそというCMである。他にも昔のグランツーリスモのCMには印象的過ぎるCMが多い。

オーラ

常人には見えないが、わかる人には分かるという何かのもやっとした『氣』のようなもの。

レースゲームでは、首都高バトル01での一部のボスとの戦闘ではボスがこうしたオーラのような物を発しており、挑むプレイヤーに“こいつ、ヤベェ……”と言う雰囲気を感じさせ緊張感を高めている。また、『頭文字D』や『湾岸ミッドナイト』のゲームでもカスタム要素としてオーラを放つことができる上に出せるオーラの演出や色まで変更も可能。もはや人智を超えた超常現象すらカスタムできる時代と化した。

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注釈

*1 ちなみにミスファイアリングシステムはスバルの呼び方であり、他にもフレッシュエアシステム等色々な名称がある。

*2 同社のデイトナUSAやセガラリーチャンピオンシップ、ライバルでほぼ同時期で人気があったリッジレーサーなど

*3 この名前はTVアニメ版の公式サイトやDVDパッケージの説明欄のみに記載され原作やアニメ劇中では明かされていない。原作では「このランエボのドライバー」とだけで、メディアによっては「ランエボVの男」などと呼ばれている。フジミ模型から展開されている頭文字Dシリーズのプラモデルの一つとして彼の愛車仕様が発売されているが、そのパッケージにも通常なら搭乗者の名前が書かれている枠に「プロジェクトD 埼玉最終バトル」とバトル名が書かれているのみである。

*4 拓海に八百長を仕掛けようとしたエボVIの男

*5 どう見ても火山ガス由来の霧が立ち込めているのに当たり前のようにヘルメットすら着けていない。

*6 例えばAE80系レビン・トレノの1,500cc車に1,600ccエンジンを載せる、スカイライン、セフィーロ等のRB20/RB25搭載車にRB26を載せるなど