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レクサス

最終更新：2024年12月25日 10:01

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レクサス

ロゴ

英名	Lexus
設立	1989年
国籍	日本
登場	グランツーリスモ2（海外版のみ）グランツーリスモ3:A-Spec（海外版のみ）グランツーリスモコンセプト（海外版のみ）グランツーリスモ4（海外版のみ）グランツーリスモ5 プロローググランツーリスモ（PSP）グランツーリスモ5 グランツーリスモ6 グランツーリスモSPORT グランツーリスモ7

概要

「トヨタのイメージじゃ高級車は売れんのや！せやから高級ブランド作ったろ！」で生まれた。実は海外版では2から登場する古参。
名称についての由来はLuxuryをもじっただけとか諸説ある。因みに候補としてベクター(Vectre)や、シャパレル(Chaparel)といった名前も上がっていたらしい。

レクサスを語る逸話として初代LS(日本名セルシオ)の成功がある。
1989年から北米で展開を開始し、当時北米の高級車市場は現地メーカーのキャデラックやリンカーン、ドイツのBMW、メルセデス・ベンツなどの独壇場であり、一方日本車は「信頼性は高いが、安物」というイメージが非常に強かったことから「日本車は日本国外の高級車市場に参入する余地は無い」事が自動車業界の中では定説であった。
しかしトヨタの徹底的なマーケティング調査の結果、キャデラックやリンカーンといった伝統的ブランドは、設計が長らく更新されず燃費や信頼性に問題があったが、名門ブランドの名の下に許容されていた事、そうしたメーカー都合の販売姿勢に対して顧客の潜在的な不満は極めて高い事が判明。そこで、

ドイツ製高級車並みの品質・安全性を日本車ならではの信頼性・経済性と両立。
ライバルを圧倒する「静粛性」「快適性」「高品質」を追求。
リーズナブルな価格設定とし、最高の接客とアフターフォローによって高級感を構築する。

これらの条件を満たすことができれば新規参入余地はあると判断。新たなテストコースの建設や品質基準を大きく引き上げるなどの従来を大きく超える開発体制を整え、約5年間にも及ぶ長い開発期間を経て誕生したのが、初代LSであった。
LSはトヨタの目論見通り、発売初年度だけで約11600台を売り上げる人気をたたき出し、更にその静粛性と、搭載される1UZ-FE型 V型8気筒エンジンの高い完成度などは他のメーカーに「高級車の概念そのものを変えてしまった」とされるほど大きな影響を与え、日本車・大衆車メーカーによる高級車市場参入の成功例となった。

フォルクスワーゲンがアルテオンという高級セダンを出したが、「このバッジにこれだけの金額を払うのはちょっと…」と海外メディアに評された事があるため、やはりブランドイメージ問題は根深い。そういう意味でもレクサスは成功だったのだ。
ちなみに、映画「マイノリティ・リポート」に登場した2054年のレクサスのコンセプトカーや、「メン・イン・ブラック・インターナショナル」に登場するQZ618 ギャラクティック・エンフォーサーなど､ハリウッドの映画のためにSF的なマシンを生み出す事もある。