モリゾウ | ||
![]() | ||
本名 | 豊田章男 | |
---|---|---|
英名 | Akio Toyoda | |
生年月日 | 1956年5月3日 | |
国籍 | 日本 | |
備考 | 自称 普通のクルマ好きのおじさん(元トヨタ社長) |
概要
日本を代表する自動車メーカー、トヨタの象徴である行動派な会長(2023年社長から勇退)のそっくりさんが、レースに出場する時のニックネーム。MORIZOとアルファベット表記の事もある。
モリゾウの由来は、愛知で行われた愛・地球博のマスコット「モリゾー」とのこと。使い出したのは2007年の副社長時代、中古のアルテッツァを改造してニュルブルクリンク24時間レースに参戦したときが最初。
モリゾウの由来は、愛知で行われた愛・地球博のマスコット「モリゾー」とのこと。使い出したのは2007年の副社長時代、中古のアルテッツァを改造してニュルブルクリンク24時間レースに参戦したときが最初。
元々家業を継ぐ気はなく、アメリカで投資銀行に就職したが、上司から「同じ苦労をするなら、トヨタのため苦労したらどうなんだ?」と言われ帰国、トヨタは豊田家の人間だからといって特別扱いはしない企業だったため、平社員としてトヨタに入社。その後2009年に社長まで上り詰めるという驚異の成り上がりを見せつける。
日本の大企業を率いている経営者だが、ドライバーとしても活動しているのはあまりに有名。ドライバーになったきっかけはあの伝説のテストドライバー、成瀬弘氏から「運転のことも分からない人に、クルマのことをああだこうだと言われたくない」「月に一度でもいい、もしその気があるなら、俺が運転を教えるよ」と、言われたのが切っ掛けだったそう。
なんだかんだでレースドライバーとしての腕も上がり、2020年にはS耐のST-2クラスシリーズチャンピオンを獲得している。まあモリゾウの乗車時間はチームで一番短いのが当たり前だったけど(*1)。
他にもラリーが大好きで2014年よりマキネンに師事していたり、2022年のラリージャパンでヤリスラリー2のデモランを行ったりしている。そして2023年にはこのヤリスラリー2の日本初号機を買ったと明かした。
他にもラリーが大好きで2014年よりマキネンに師事していたり、2022年のラリージャパンでヤリスラリー2のデモランを行ったりしている。そして2023年にはこのヤリスラリー2の日本初号機を買ったと明かした。
電気自動車化一本に進む業界に異を唱えたり、クルマの若者離れが多い中でも魅力的なスポーツカーを作ったり本気でクルマ社会の未来を考えている俺達が憧れる素晴らしいクルマ好きの1人だ。
このせいで「EV後進派だ」と各方面からものすごい勢いで叩かれているが、現状のリチウムイオン電池では劣化の影響が避けられないことやエネルギー密度が低いことなど、現在では積極的にパワーソースとして使いにくいなどの理由をきちんと上げている。
何でもかんでもEV反対というわけではなく、社長在籍中にもbz4xを発売したり、全固体電池の研究を行っている。
このせいで「EV後進派だ」と各方面からものすごい勢いで叩かれているが、現状のリチウムイオン電池では劣化の影響が避けられないことやエネルギー密度が低いことなど、現在では積極的にパワーソースとして使いにくいなどの理由をきちんと上げている。
何でもかんでもEV反対というわけではなく、社長在籍中にもbz4xを発売したり、全固体電池の研究を行っている。
2023年1月26日、なんと社長職を辞職。佐藤恒治氏に社長の座を譲り、その後は会長として活動する事が決まった。会長職に就いても、日本の自動車界を盛り上げるために大いに暴れてくれるだろう。
2024年7月18日に長野県茅野市にある蓼科山聖光寺で実施された、交通事故死者の慰霊や負傷者の快復を祈願する「夏季大祭」での、メディア向け囲み取材での発言が文脈を無視する形で切り抜かれてしまい、一部で物議を醸した。しかし、
ベストカーが報じている
ように、これはメディアに向けた発言であり、『「強いもの」を叩くよりも、「その力をどう使うか」を考えてほしい』という、今現在の『「強いもの」とされている存在はいくらでも叩いてもいい』という風情を批判する意味合いである。
メディアもまた、報道の仕方一つで企業や個人の運命をある程度左右する事が出来る「権威」であり、「第四の権力」と呼ばれることもある。モリゾウは「強いものを叩くことが使命だと思ってらっしゃるかもしれませんが、強いものがいなければ、国というものは成り立ちません。強いものの力をどう使うかということを、しっかり皆さんで考えて、厳しい目で見ていただきたい」という言葉で締めくくっているが、結局はこれさえもメディアに都合よく切り取られる形となってしまったわけである。
モリゾウ語録

2021年に新型コロナの影響でF1日本グランプリといった国内でのモータースポーツのビッグイベントが相次いで中止になっている現状を嘆いた言葉。モータースポーツを行う選手もオリンピックの選手と同じアスリートなのになぜ扱いが違うのか、不公平を露わにしており、トヨタも早々にオリンピックのスポンサーの一つであったが期間中のCMは流さない事を決めた。
『今までのトヨタのEVには興味がなかった。これから作るEVには興味がある』
2021年末にEV車に関する発表会での質問での回答の言葉。今まで彼はEV車だけでない選択肢をとして水素車の開発などに重点を置いていたが、この発表会ではなんとEVの車両を16台も発表し、EVに対しても本気であるというアピールを見せた。
2021年末にEV車に関する発表会での質問での回答の言葉。今まで彼はEV車だけでない選択肢をとして水素車の開発などに重点を置いていたが、この発表会ではなんとEVの車両を16台も発表し、EVに対しても本気であるというアピールを見せた。