概要

ちなみに筆者が小学校の頃、社会見学でいすゞの工場へ行った時に、「どうして乗用車の製造を辞めて、トラックの製造のみに絞ったのか?」と聞いたら「売れなくなったから」と言っていた。正直過ぎる。
それもそのはず、昔はいすゞは色々結構はっちゃけており、ジェミニを「街の遊撃手」と謳ってCMでまさかの曲芸走行をしたり、色々SUVを作ってビークロスなる先進的過ぎるデザインをコンセプトカーの時と変わらないまま市販車として出したりと、今のトラックのイメージから駆け離れた事をしていて、だいぶ攻めた事をしていたメーカーだった。
極め付けにはまさかのロータスと技術提携を結んでピアッツアにロータスとのコラボモデルを出したり、ロータスチームのF1マシン用のV型12気筒エンジンをマジで制作し、実際に載せてテストさせたりしていた事も。今はかたや軽量スポーツカー、こちらはトラックメーカー。なんとなく売れなくなってしまったのも、わかるような……。
さらにその前の昔には、「いすゞ ベレット MX1600」というミッドシップのスポーツコンセプトカーを発表しており、デザインはカロッツェリア・ギアによるもの(そのため同社が手掛けたパンテーラと似ている)で市販化も検討していたほどで、1969年の東京モーターショーで初期モデル(写真上)が発表後、翌年の1970年には自社製デザインにし、フェンダーミラー等の保安部品も配置されてより量産も見据えた改良版(写真下)が登場した。
だが70年代初頭はマスキー法などによる環境汚染対策を重視する風潮もありスポーツカーには風当たりが強い時代でもあったため、残念ながら市販化は見送られたが、もし市販化していたらば確実に日本のスポーツカーの歴史が変わっていた一台だったと言えよう。


だが70年代初頭はマスキー法などによる環境汚染対策を重視する風潮もありスポーツカーには風当たりが強い時代でもあったため、残念ながら市販化は見送られたが、もし市販化していたらば確実に日本のスポーツカーの歴史が変わっていた一台だったと言えよう。

グランツーリスモではいすゞのスポーツ車両としてはメジャーな?117クーペ、前期型ピアッツァ、そしてクレイジーケンバンドの横山剣さんのお気に入りだと言う「ベレG」ことベレットGT−Rが収録。GT5からは実車は現存してはいないが資料や関係者の取材により、コンセプトカー・4200Rを収録。
ちなみに、今なおいすゞがかつて作った旧車ももちろん人気があるので、メーカー公認ではないが、いすゞの古い旧車を扱った専門店もある。東京都羽村市富士見平二丁目にあるいすゞ旧車専門店「イスズスポーツ」ではベレットと117クーペを中心にいすゞの旧車を多く取り扱っている。ぜひ興味があるなら下のサイトリンクへGO!
https://www.isuzu-sports.com/←いすゞスポーツの公式サイトリンク
ちなみに、今なおいすゞがかつて作った旧車ももちろん人気があるので、メーカー公認ではないが、いすゞの古い旧車を扱った専門店もある。東京都羽村市富士見平二丁目にあるいすゞ旧車専門店「イスズスポーツ」ではベレットと117クーペを中心にいすゞの旧車を多く取り扱っている。ぜひ興味があるなら下のサイトリンクへGO!
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いすゞは古くから旧型車の部品供給が豊富で、未だにベレットや117クーペ、ジェミニ等の部品は殆ど供給されると言う。ない部品でも注文次第では作ってくれる場合もあるそうで、界隈の中では『乗用撤退してるのに一番部品が出るのはいすゞ』なんて呼ばれているとか…