プリマス | ||
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ロゴ | ||
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英名 | Plymouth | |
---|---|---|
設立 | 1928年 | |
国籍 | アメリカ | |
登場 | グランツーリスモ2 グランツーリスモ4 グランツーリスモHDコンセプト グランツーリスモ5 プロローグ グランツーリスモ(PSP) グランツーリスモ5 グランツーリスモ6 グランツーリスモSPORT グランツーリスモ7 | |
備考 | 今は亡き、クライスラーの廉価ブランド |
概要
GM(ゼネラルモーターズ)のシボレーが安価なエントリーカー部門として成功したのに倣い、クライスラーもプリマスをエントリーカー部門を担うブランドとして出発させた。
安価な価格設定に加え、当時としては画期的だった油圧ブレーキを導入、標準装備品も充実させたことにより優れたコストパフォーマンスを発揮し、後発ブランドながら当時はシボレーやフォードと肩を並べる大衆車ブランドとして定着するに至った。
安価な価格設定に加え、当時としては画期的だった油圧ブレーキを導入、標準装備品も充実させたことにより優れたコストパフォーマンスを発揮し、後発ブランドながら当時はシボレーやフォードと肩を並べる大衆車ブランドとして定着するに至った。
大衆車ブランドとして一時代を築いたプリマスであったが、1960年以降は波乱万丈な歴史を辿る事となる。
1960年代に姉妹ブランドとして誕生したダッジがプリマスよりも更に安価な車を展開し、車自体の差別化もできなかった事から、プリマスの存在自体が霞んでしまって、一時は継続が危ぶまれるほど販売台数が激減してしまう。
1960年代に姉妹ブランドとして誕生したダッジがプリマスよりも更に安価な車を展開し、車自体の差別化もできなかった事から、プリマスの存在自体が霞んでしまって、一時は継続が危ぶまれるほど販売台数が激減してしまう。

1970年代は浮き沈みが激しく、70年前半はプリマス・ヴァリアントなどヒットモデルを輩出して持ち直したのだが、70年代後半にはオイルショックによって世界的に自動車産業は大きな大打撃を受け、クライスラー社もこの影響を避ける事ができず、再び深刻な経営不振に至ってしまう。
戦略見直しを余儀なくされ、発売当時はフルラインナップだったプリマスもこれを機に三菱など他メーカーのOEMが主となり、これ以降クライスラー内でプリマスは冷遇されてしまう事になる。
戦略見直しを余儀なくされ、発売当時はフルラインナップだったプリマスもこれを機に三菱など他メーカーのOEMが主となり、これ以降クライスラー内でプリマスは冷遇されてしまう事になる。
その後1998年にイーグルブランド(*1)が廃止された事によって、同ブランドで販売されていた安価な小型車のラインナップをプリマスに統合する案が生まれ、復権のチャンスを得る。
(プリマス・プロウラー)
状況を打破する為にも、プリマスは新たにPTクルーザーやフラグシップモデルとしてプロウラーを開発。しかし社内事情によりPTクルーザーはクライスラーから販売される事となり、プロウラーもそのスタイリングこそ話題にはなったが劣勢を覆すには至らず、クライスラーのブランド戦略の見直しにより、プリマスは2001年に惜しまれつつもその長い歴史に幕を下ろす事となった。
グランツーリスモでは2から収録されており、最新作の7でも続投している。