グランツーリスモWiki

ま行

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
役に立つかどうかわからないが、GTシリーズを遊ぶ上でも必要となる一般的なクルマの知識からクルマ関連の話題、GTユーザー達には当たり前のスラングを解説する。
全く関係ない事言う事や画像が載ってる事もあるがネタなんで気にしないで欲しい。まぁ、「……ごま塩程度に覚えてくれ……」



『知らなくても、生きていける。走りの世界には…な、そう言う事があるんだ』


目次
+ ...

任せとけ この車は四駆だぞ


千と千尋の神隠しで千尋のパパこと、荻野 明夫(作中では明らかになっていない)が言ったセリフ。要は頭文字Dの須藤京一の『ハイパワーターボ+4WD、この条件にあらずんばクルマにあらずだ』と同じく、4WD車最強理論者がよく言うセリフでもあると同時にアウディの四輪駆動システムを褒めている。

余談だが、千尋のパパは頭文字Dのパープルシャドウの星野好造に似ていると言われていて、(性格でも似ている点もあるし、2人の乗るクルマは同じく4WD車である。)それをネタにしたコラ画像や動画もある。

まげつけ


正式名称は『まげる つける はし〜る 俺☆デッドヒート」。
2002年8月1日にサクセスから発売されたゲームで、いわゆるレースゲーム版の『RPGツクール』。グランツーリスモにあった『コースメーカー』の機能は勿論、走らせるクルマやグランツーリスモで言うレースイベントの設定、さらには『峠MAX』や『レーシングラグーン』のようなストーリーも制作出来る。色々出来る…と思いがちだがクルマの挙動設定を間違えると思い通りに走れない状態になってしまったり、制限も多いと色々課題点も多い。だが、レースゲーム系のツクール作品は古今東西これしか無いので貴重な存在と言える。

こちらも結構やり込む猛者も多い。

まずは「ホンダ フィット RS '10」を購入してみましょう

GT6でプレイヤーにホンダ フィット RS '10を購入するよう促すメッセージ。
買わなければ先に進めないため、嫌と言っても買わなくてはいけない。しかし売るのはOKなので、売って他の車を買ってしまってもいいし、これで最後まで突き進んでしまう苦行に挑むのもアリ。理由を探るとしては膨大な数の車が収録されているグランツーリスモにはこれよりも遅い車も存在するわけで、自由に選べても車の選択を間違えてしまうと最初から詰む可能性もある。それに車に疎いプレイヤーにとってはいきなり最初に使うクルマでどマイナーな旧車に乗せられたりするよりは、街中でも良く見かけるコンパクトカーの方が馴染み深いし愛着も湧くだろう。それにFF車だから後輪駆動の車と比べてコツも掴みやすい。じゃあ、他にもそういうクルマがあるのになぜ“フィット”かって?それはこのクルマの名前の通り、誰でも“フィット(ぴったり)”する車だからだろう。

マッスルカー


主に1960〜70年代にアメリカで販売された、高出力・大排気量のV8エンジンを搭載したクーペタイプのクルマの総称。主な車種にダッジ・チャージャー、シボレー・シェベル、ポンティアック・GTO等。いわゆる「ワイルドスピードでドミニクが乗ってたようなクルマ」で、モリゾウが好きそうな「ガソリン臭くて、燃費が悪くて、音がいっぱい出る野性味溢れた車」に近い存在だと言えばわかりやすい。

フォード・マスタング、シボレー・カマロ等の、当時の若者向けに販売された安価でスポーティなクーペ、いわゆる「ポニーカー」のオプション装備としてラインナップされた高出力大排気量V8エンジンを搭載した個体もこう呼ばれる。
尚、スーパーカー、GT、ハイソカー並にカテゴライズが曖昧な言葉であり、当時はそれだけで売れた、という理由で単に高出力V8エンジンを4ドアセダンやピックアップトラックに搭載したモデルも数多く販売されており、上記のマスタングやカマロの標準グレードとしてV6エンジンもラインナップされていた為、これはマッスルカーだ・これはマッスルカーじゃないと言う明確な判断基準は存在せず、これはあくまで俗称と言ってもいい。
性能面においてはトータルバランス等はあまり重視されておらず、あくまで「鈍重な2ドアクーペに高出力なエンジンが搭載されているだけの状態」と言えるため、ハンドリングや走行安定性等については概して高性能とは言えず、さらに大排気量のエンジンを載せている上に燃費も悪いため、『走らない、曲がらない、止まらない』というイメージが一般的にも根強く付いてしまった。また、当時の技術的問題も多大に含まれているが、主に4速マニュアル/3速オートマチックトランスミッションを採用しているため、いくらエンジンがハイパワーでも最高速度は200km/h前後が関の山。長いストレートを擁するサーキットでは早々に速度が天井についてしまい、ただでさえコーナーで生まれた遅れを直線で取り戻すことも叶わない。まあ、ちょうど同じ時代に作られたトヨタ2000GTなどの日欧のスポーツカーも『時速200Km出せれば立派な物』だとされていたので問題はなかっただろうが。
とはいえ走行ラインがある程度決まったサーキットとかでの周回レースでは、比較的取り回しの効きやすい日本製スポーツカーや欧州製スーパースポーツをドミニクのようにぶっちぎるのは至難の業で、実際にもアメリカのマッスルカーも参加していた1960〜70年代のヨーロッパのツーリングカーレースでは排気量の小さなミニクーパーやフォードエスコートなどの欧州の小型サルーン車を相手に、直線で一旦引き離す事が出来てもカーブでのコーナリングとなると分が悪く、時には抜かされてしまったりカーブの多いコースなどでは追いつけずに負けてしまう事もあった。(もっとも、あらゆる障害物や一般車のいる公道でのレースではわからないし、ドライバーの腕次第では不可能では無いだろうが……。)
だが、その爆発的な加速力や常軌を逸したチューニングにも耐えうる車体剛性は、アメリカの国技とも言えるドラッグレースに抜群にマッチしており、今でも巨大なヘッダースがボンネットから飛び出した往年のマッスルカーが400mを8秒足らずで駆け抜ける様を見ることが出来る。
一方、肝心な燃費面の問題に関しては1970年代のオイルショックによって多くのマッスルカーのモデルが消滅してしまう要因ともなってしまった。さらにマスタングやカマロといった生き延びたモデルであっても厳しくなった排ガス規制のせいで全盛期ほどのパワーを得られる事は出来ず、さらに小型軽量・低燃費かつ壊れにくい日本車の方が売れるようになっていくようになりアメリカの自動車産業全体を巻き込む冬の時代が長く続いていたが、21世紀を迎えた2000年代中期〜後半頃、かつての全盛期のモデルを彷彿とさせるデザインとなった新しい時代のマッスルカー、『ネオマッスル』が各メーカーから続々とリリースされた。その中の一例を上げると直列4気筒・ターボのモデルがある現行型のカマロや、四輪駆動モデルもあるダッジチャレンジャーなど、これまでのマッスルカーの慣例を崩すモデルも出てきており、さらに時代の流れに合わせてEV(電気自動車)のマッスルカーの開発も進められており、 ダッジが2024年にEVのマッスルカーを発売すると発表。 こうしたEVマッスルカー、いわゆる『eマッスル』として存続しようとしたりと、時代に合わせてスーパーカーと同じく、マッスルカーも変化していっていると言えるだろう。

マニュアル・トランスミッション

手動式でギアを変えるミッションの事。MTとも言う。マニュアルの方が操作が楽しいとする人も多いが近年ではそうしたクルマも減ってしまっている。

レースゲームでもマニュアルでも自動変速のオートマ(AT)でも良いが、昔の作品ではオートマよりマニュアルの方が速度が速かったりと有利な面があったが、近年の作品ではマニュアル車が減っている現状もあってかそうしたメリットも無くなっている。
↑「BeamNG. Drive」で見るマニュアル、オートマ、CVTの違い。

むしろ、こんな時代こそスポーツカーだと思う。

スバルが世に放ったポエム。
むしろ、こんな時代こそ
スポーツカーだと思う。

スポーツカーと聞いただけで、マニアックな世界だとか、ハードルが高そうだなと思う人は少なくない。でも、BRZはその真逆。スポーツカーにアイサイト搭載という安心を、そして超低重心パッケージがもたらすワクワクを、多くのひとに感じてほしい。この圧倒的楽しさはもはやエンタテイメント。乗ればきっと分かるはず。こんな時代、あなたを解き放つのはこういう1台だと。

わかりやすく言えば、ズバリ「スポーツカーってなんだか色々めんどくさいと思ってるかもしれないけど、ウチのBRZは色々安心&ワクワク出来る装備とか付けたからとにかく乗れば楽しいぞ‼︎だから買ってくれよな‼︎」と言っている。だが、現実を直視すれば実は本当にスバル車は女子受けが悪いらしい。むちゃくちゃ技術に凝り凝っているメーカーなのだが、女子はそんな事は興味が無い。女子目線で作った車を開発すれば良いと思うがスバルはそうやっても技術を盛ってしまうだろう。というか俺らの思うカッコイイ車が女子には分かる訳無いようだ……、本当に女って理解出来ない生き物かもしれない。まあ男からするとただの化粧や整髪に何時間もかけるのが意味不明と思うのと同じである。

水増し


6までのグランツーリスモでよくあった現象。大抵の他のゲームだったらば、そのモデルのクルマは特に人気のあるグレードの仕様の物を一台入れるくらいに留めておき(例としてあげるならば、R34スカイラインGT−Rなら大体VスペックⅡかNir辺り、RX−7なら最終モデルのスピリットRとかを入れるといった具合で、同じクルマで別グレードの物を入れるとしても差別化しやすい物で、R35ならNISMO仕様が入ると言った具合)主に大体比較的後期の仕様や最終モデル仕様、最上級グレードの仕様の物が入る事が多く、初期型の仕様やノンターボの仕様の物などは大抵省かれる事が多いが、グランツーリスモの場合では、ウリとしている収録車種の数を稼ぐためにか主にRX−7とか日産スカイラインGT−R、ランエボなどの国産スポーツカーとかで、見た目は同じようだが、グレードの仕様が違うモデルだったり、海外仕様や年式違いで全く別々のクルマとして入ってる事がある。(例であげると上の画像の初代ロードスターの多過ぎるバリエーションの一部と海外仕様の「MX−5・ミアータ」の仕様の物とかも始め、ランエボ各モデルにGSRとRSがあるとか、A80型スープラのターボのRZ、NAのSZ−Rが存在しているとかなど。)
これにはさすがのGTユーザーでも名前を伏せられて「これはどのモデルの物か?」とクイズを出されたとしても、間違えずに答えられる人はほぼ皆無ではと思われ、まさに思わず上のクソコラ画像のこち亀の中川のように「全部同じじゃないですか⁉︎」と言いたくなる。GTS・GT7では流石に自重されたようだが、それでも19年式と20年式のA90スープラとか、なんで2台入ってんだろうと思いたくなるような物もある。


※こち亀のクソコラ画像で見る分かりづらい国産スポーツカーのバリエーションの例

・トヨタ・AE86編

・トヨタ・SW20型MR2編

・ホンダ・インテグラタイプR編

・マツダ・FD3S型RX−7編

・スバル・インプレッサ編
……と言った具合。グランツーリスモではよく年式違いとここらのバリエーションの一部が水増しされている。

ちなみに首都高バトルシリーズとかでもPS2の「0」や「峠の伝説」辺りで、こういう同じ車種でも年式違いとかグレード違いとか入っていた事もあった。ハチロクはレビンかトレノは当然で、各二台に2ドアか3ドアか、前期型か後期型か、さらに頭文字Dでイツキの乗ったハチゴーの存在まであるのはもちろん、インプレッサなんて2ドアか4ドア、さらにワゴン仕様まで、実にマニアックなチョイスの仕様もあった。グランツーリスモと収録車種の数で張り合うつもりは無いだろうと思うのだが、なぜ入っているのか、そして誰得なのかは不明である。

ただ、MX-5などはペイントをするとストライプが現れたりするなどギミックに凝っている車もあった。

MR

ミッドエンジン・リヤドライブの意。車体の中央にエンジンを置き、後輪を駆動させる。
重いエンジンを中央に配置するためFRよりもシャープなコーナリングを見せ安定性も高いが、限界域での挙動が(RRほどではないが)シビアで、FRよりオーバーステアが強い。さらに、運転席の真後ろにエンジンを設置するために後部座席やラゲッジスペースを配置しにくいため、ファミリーカーには不向きで、F1マシンやプロトタイプカーなどのレーシングカーや、ロータス・エリーゼやアルファロメオ4C、アルピーヌA110(2017年に登場した新型)などのライトウェイトスポーツカー、またスーパーカーとかの居住性を気にする必要の無い車での使用例が多い。
上の写真のホンダS660は、前身に当たるビート以来の横置きミッドシップを採用した、オートザムAZ-1と並ぶ国産軽自動車の本格スポーツカーである(ディスコンが惜しまれる…)。横置きFF車のパワーユニットをそっくり後ろの車軸の前に移した横置きミッドシップは、縦置きに比べると重心高や吸排気系の取り回し、サスペンションの自由度などで不利になるが比較的コストが安いため、フィアットX1/9、トヨタMR2、MGFなど、若者向けの安価なスポーツカーに多く採用された。スマートや三菱i、ルノー・トゥインゴなど、スペース効率の高いサブコンパクトカーをミッドシップ(ただし限りなくRRに近い)で実現した例も多い。しかし、2022年現在の国産車にはもはや採用している車種も少ない。

だが、例外的に初代トヨタエスティマは不向きとされているミッドシップレイアウトを採用したミニバンというコンセプトで当時話題になった。このクルマはエンジン床下縦置きのミッドシップで、直列4気筒のエンジンを横に75度寝かせるという大胆なアイデアを採用していた。大胆過ぎて整備性にしわ寄せが来たり、アメリカでウケるV6を搭載できなかったりもしたが、「天才タマゴ」の名に恥じない名車である。

また、ホンダの軽トラ「アクティトラック」もMR車のモデルが存在しており、農道のNSXと呼ばれた事も。アクティやバモスのミッドシップは、駆動方式によって横置き(後輪駆動)と縦置き(4WD)の両方が存在するなど、やたらと気合いが入っていた。

ちなみに同じMRでもMedical Representative(メディカル・リプレゼンタティブ)の略で、日本語にすると「医薬情報担当者」と言う意味の言葉もある。要するに病院にやってくる製薬会社の営業マンのこと。

昔のクルマが楽しかったではなく、その時の自分が楽しかった だと思いますよ クルマは変わらず楽しいと思います

湾岸ミッドナイトで達也が放った名言。これはかなり解釈すればクルマ以外の事にも言えるような台詞でもある。
※画像は懐古厨の人のイメージです。

この台詞はよく上のような懐古主義、懐古厨の人に対して言われる台詞でもある。よくクルマ関連の話題で懐古主義者が言う台詞としては「自分が若かった頃は今よりも国産のスポーツカーが多かったな」、「セナがいた頃のF1が面白かった」とかなど。プリウスロケットの件(用語集/は行参照)で元々「プリウスはハイブリッド・燃費競争で車をつまらなくした主犯格だ」というイメージで車好きがバッシングしていたのもこの懐古主義的な考えだと言えるだろう。それにやはり車以外のジャンルでもこうした懐古主義に陥る世代が出てくる訳で、特にアニメや特撮、ゲームに映画とか(主に仮面ライダーとかの長寿コンテンツやシリーズもの、過去作のリメイクなど)などにもこうした『昔は良かった』という考えの人も多い。(例・今のアニメはイケメン&萌え系ばっかで漢くさい熱いキャラがいないのが嫌、次に出てくる新しい戦隊ヒーローや仮面ライダーなどは俺達が望んでいる奴じゃないなど。最近のケースでは スラムダンクの映画 で声優陣が90年代のアニメ版から一新された件や、 ポケモンのアニメでサトシとピカチュウの物語が終了する件 で炎上したケースもそうだろう。)
実はこうした懐古主義の思考の人間はかなり昔から存在する。例えば歌舞伎では 團菊爺・菊吉爺 という言葉があるほどでもあり、今いるご年配の方も若者だった時にはその頃の年配の人から『今の若者は……』と言われていた時代もあったし、今を生きる若者もやがて年を取れば後の世代の若者に対し『今の若者は……』と言う事もあるだろう。さらに既に10代〜20代の人でも懐古厨に陥る人もいるし、その考えが行き過ぎれば今の時代の変化ややり方を認めぬ“老害”にもなりかねない。いわばこうしたジェネレーションギャップに関する様々な問題はいつの世もどこだろうと変わらない。
この問題が関わるような実際のクルマ関連の事例としては、以前日産のリーフのCMでリーフのEVとしての加速力をアピールするために同社がかつて生産していた180SXと競争させてリーフが180SXに勝ってしまう内容を放送したところ、「過去の名車を敗者の役として出すのはいかがなものか?」と炎上する結果も招いてしまった。自社が製造していた過去の商品との比較動画の例はクルマ以外のCMならば良く見るし、少しCMの内容にも演出がかかりすぎていた点もありリーフが180SXよりも加速力が実際に良いのかどうかは怪しいだろうが、やはり批判を覚悟して言うならば昔のクルマは環境性能、安全性などでは今のクルマに劣るというのは事実でもあり、それに結局何を重んじるかによって評価は変わるし、また技術への知識が偏っていたり時代遅れになったりして過去の常識も通用しないケースも出てきている。
↑2009年製のシボレー・マリブと1959年製のシボレー・ベルエアを接触させた動画。2009年製のマリブは乗員の安全が守られているのに対し1959年製のベルエアはかなり酷く乗員も無事では済まされない事態である。

先程あげたプリウスのバッシングの件ではプリウスの登場によってハイブリッド技術が他メーカーの市販車に広まっていき今では高級スーパーカーにF1やル・マンを走るレーシングカーもハイブリッドが当たり前になったという事実がある訳だし、それにプリウスが広まったおかげで自動車による大気汚染の影響も僅かながらも少なくなり昔のように光化学スモッグの発生とかが少なくなっているのも事実であったりする。

それに昔の頃のクルマを取り巻く環境も今と比べれば劣悪なモノで、舗装されていない道や信号とかが整備されていないところが多かったり、路上駐車やシートベルト無装着も当たり前で今よりも交通事故が多かったりした。車以外のジャンルでも「昔のギャグマンガ、学園ドラマとかは面白かったな〜」と懐かしい漫画やドラマを見返すと、学校での体罰シーンが多くて平成・令和の感覚ではドン引きするとか、長寿コンテンツの物で最近の作品から入った人が昔のシリーズ作を見たらツッコミどこが多かったり、なかなかエグいシーンがあったりして驚いたりとかするなど。
要は決して『昔は良かった=昔は今よりも良い時代』ではなく、『“その時の自分が楽しかった”、つまり自分が過去に味わった雰囲気やその時代のモノが素晴らしく見えているだけ』であり、どんな人間でも『どうにもならない事がある“未来の事”や“将来”、“新しく起きている事や今進行中の物”にはどうしても不安も感じやすい一方で、かつて自分が味わったりしている“過去のモノ”や“今まであるモノ”、“既に起きた事、出来上がったモノ”を美化したりすがったりしがちになる』という事である。特に著名人・家族の死別や何かの引退とかなど、“今まで当たり前にあったようなモノ”が無くなったり消えてしまうと二度と体験できるものでなくなり名残り惜しい気持ちもあって「昔は良かった」と思う思考も強くなるという事である。これが当てはまる例としては、『昔は良かった』の思想で世界を20世紀の時代へと逆戻りさせて停滞させようとした映画『クレヨンしんちゃん モーレツ!オトナ帝国の逆襲』に登場するケンとチャコがそうだろう。彼らも、コロナ禍で『新型コロナが流行する前の頃が良かった』と思っていた我々と同じく先の見えない時代への不安に怯えてしまって『昔に戻りたい』と思ってそうしようとしていたのである。そうするともしかして今若者に流行りのレトロブームも、将来への不安への裏返しとも言えるだろうか。


imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 『昔は良かった=今より昔の方が良い時代』ではないと言ったように、クルマでもどんな物でもいつの世もあらゆる制約や事情で思い通りにならない事だってある。今のクルマも何かと制約が多くて退屈と言うだろうが、昔のクルマも制約などがあった。(70年代初頭のマスキー法による排ガス規制にオイルショック、90年代頃の国産スポーツカーの280馬力の自主規制など)そんな中でも出来る限りの苦労をかけて楽しくも素晴らしい物にしようと送り出していたのである。今の時代のクルマに関わる人々や技術者達も色々とそうしようと頑張って苦労しているのだから、あまり頭ごなしに否定するのも良くないし、失礼でもあるし『老害』とも呼ばれかねない。 そう言う事で、「GT7はクソゲー」とかと言う意見もあるが、いずれ素晴らしい物になろうとポリフォの人達が頑張っているのだからそちらも同じく応援しよう!
それに、今を生きる子供達は乗り物でも電車とかの鉄道が好きな子が多いと思われがちだが、クルマが好きな子だって少なからずいるのである。そんな子供達の為にも、素晴らしくも楽しいクルマの魅力や文化を伝えていき、新しい時代のクルマの社会を見守っていくのも我々GTユーザーを含めた今を生きるクルマ好きの宿命だと言えよう。今の時代のクルマも捨てたもんじゃないのだ。
『若者のクルマ離れ、自動車雑誌が売れなくなっている現実を、業界全体で見つめ直してほしい』            by モータージャーナリスト三本和彦

しかし、この発言をした島達也本人も原作内では4WD化するポルシェに対して、「何故そこまでして911を選ばなければならないのか分からない」 「この形 このターボモデルしか911と認めない」と言う発言をした事も。もっとも本人は「自分は独善主義な人間」「時代遅れで結構」と前もって断りを入れた上で語っており、免許を取ってからずっと911に乗り続けている生粋の911オーナーである彼にとって、譲れないこだわりがあるのだろう。現実でも 「最新のポルシェは最良のポルシェである」 という言葉がありながらも水冷モデルよりも空冷モデルの911が中古にて高値で取引されているように、あえて古いモデルの911へと乗り換えるポルシェの愛好家も多いし、ポルシェ911とはライバル関係にあたるGT−Rにも、『R32こそが本当のGT−Rだ』と言う意見もあるほどであるし、ハッチバックのみとなったインプレッサはファンから苦情を受けてセダンが追加される事態になったり、コルベットをミッドシップエンジンに変えると発表したらコルベットファンから否定する意見が多く上がった事もあった。まあ、既に言ったがクルマも結局何を重んじるかによって評価は変わる訳であるし、その車の持つイメージとしての『伝統』と新しい時代の変化などによる『革新』をどうとるかの問題は常にどこでもあり、両者とも意見が真っ二つになる事もあってとても難しい物であるが、最近では伝統のFRレイアウト&セダンの姿を維持しつつも、FFレイアウトベースの四輪駆動を採用したSUVやクロスオーバーなど新たなモデルも設定した 新型クラウン のケースなど、大胆な方向転換がきっかけで再び話題になるケースもある。モリゾウ曰く、「ロングセラーが生き残るにはみずから変わるチャレンジをしないといけない。」と述べたように、難しいとはいえど、批判を恐れず新たな挑戦や変化をしていかないといけないのだ。 例え何かが変わろうとも、『それでも“クルマの世界は続いていく”のだから。』(by今宮淳氏の台詞より。)

だが、時に流行ばかり追いかけてもつまらなくなったらば、温故知新と割り切って古き良き物を探してその魅力を探ったり味わうのも良い。人間の可能性は自由で無限大だからこそ前に進み続けるだけではなく、時に振り返ることだって自由なのである。昨今のネオクラシックと呼ばれる80年代・90年代のクルマやその時代に生まれた物が今流行っているように、時代によってはそうした物も再び時代のトレンドとなる事だってある。だがあまり現実逃避で昔の物に傾倒する事もやり過ぎ無いように接するのが大切であろう。古き物をどう生かすか、どう残すか、どう伝えていくかも全て人間次第である。

無双

「並ぶものがないほどすぐれていること」を指す言葉だが、某ゲームの登場によって「非常に強い者、もしくは武器やキャラクターが圧倒的な勝利を収めてしまう」という意味でも使われるようになった。
グランツーリスモにおいては強力な車種や腕前でぶっちぎってしまうことをこう言う事もある。

メイド・イン・ヘブン


ジョジョ第6部でプッチ神父が発動させた『時を加速させるスタンド』。
……え?何でグランツーリスモのWikiでジョジョのメイド・イン・ヘブンの話してるかって?『これは時間の変化がすごく早い』事を意味するスラングで、レイジレーサーとか昔のレースゲームでは『さっきまでお昼だったのにコースを一周していたらもう夜だった』という事があるあるだった。GT7でも時間変化を最大60倍に出来るので、このメイド・イン・ヘブン発動の状況下でのレースが味わえるはずだろう。
↑レースゲームでのメイド・イン・ヘブンの意味が分かる動画。

メソスケール構造再現シェーダー

GT7で路面・芝生に対して割り当てられている専用のシェーダー。「メソ」とはギリシャ語で「中間」を意味する語句。「メソ」の大きさは用途によってスケールが異なるが、GTの場合は「法線マップ*1で表現される構造」、つまり数mmレベルの小さな世界のことを指している。

現在のゲームでは細かな凹凸をすべてポリゴンで作るわけにもいかないので、法線マップで再現しているが、これには問題がある。正確な素材の質感を表現できないのだ。それもそのはず、簡易的に凸凹を再現したテクスチャデータと実際に起伏をポリゴンで再現するのでは天と地ほど差があるのだから。

その問題を低い負荷で克服したのがこのシェーダーなのである。まず実際に細かな凸凹や芝生を3Dモデルで作成。視差による変化やローカルシャドウ分布を計測するツールを使い特徴をモデル化、どの状態でどのパラメーターを変化させるべきか導き出した。

その変化は一目瞭然。もっと詳しく知りたければ『 グランツーリスモ7』におけるレンダリング技術解説 』を見てみるといいだろう。

免停


クルマの運転中に飲酒運転など重大な交通違反を起こしたり一定期間内にスピード違反や一停無視などの軽微な違反が累積し、運転免許(の効力)を一時的に停止されてしまったという事。一番軽いものでも違反点数6点で30日の免停期間(講習に行けば最短1日まで短くなる)を喰らい、とにかくガチで面倒な事態となるので無謀な運転(特にぶっ飛ばすこと)はしないに越したことはない。ちなみにリアル頭文字Dしたり違反が溜まりに溜まって15点以上になるなど、もっとヤバいことをすれば免取といって免許が消されます。
ドライバーのみんなもこうならないよう安全運転を心がけよう。

ちなみに、コナミのアーケードゲーム「スリルドライブ3」では事故を起こしたり、信号無視や緊急車両妨害とかなどの違反をしてしまうと違反点数が付いてしまうが、あえてガンガン違反しまくると“免停300年”を叩き出す事も可能。さらに『PUI PUI モルカー DRIVING SCHOOL』ではポテト達を教習所に通わせる事にさせるためビル倒壊の騒動を起こさせて全員免停にさせるという展開となった。

もちろん、モータースポーツの世界にも『出場停止』という名の免停もあり、スポーツマンシップに反する行いをやらかすとこうなってしまう。1989年のF1ポルトガルGPではマンセルはトップを走っていながら、タイヤ交換の際に自身のピットをオーバーランしてしまい、使ってはいけないバックギアを使うというミスを犯した。
しばらくして、マンセルにはブラックフラッグ(黒旗、失格)が提示されたが、マンセルはそれを無視して走り続けアイルトン・セナに特攻。マンセルは黒旗は見えなかったと言ったが翌戦スペインGPは出場停止処分となってしまった。また、2012年のベルギーGPではスタートでの多重事故の原因を作ったグロージャンも同じ処分が下された。

しかし、やはり文字通りの免停となってしまった事態もあり、2006年のスーパーアグリで参戦していた井出有治は開幕三戦のパフォーマンスにの低さと他のドライバーを巻き込んだ事故を起こした当事者となってしまったため、FIAはF1でドライバーとして出場するために必要であるスーパーライセンスを井出有治から剥奪する事になってしまった。再習得の機会があるポテト達と違って彼は二度とFIAからスーパーライセンスが発行される事は無かった。(モルカー達と比べるのはあまりに失礼ではあるが……)とにかく、彼以来、他にスーパーライセンスを途中で剥奪されたドライバーが古今東西例が無いので、F1の歴史上で参戦したドライバーとしても不名誉な記録となってしまった。

↑スーパーライセンスを巡る他の騒動の件についてはこの動画を参照の事。ちなみに、井出有治はその後スーパーGTに出場しているが、鈴鹿1000kmのレースの際に他車と接触してドライブスルーペナルティーを受けたのにもかかわらず無視したため黒旗失格の処分が下された。その後井出は出走拒否。事実上の日産からの追放となってしまったが、その後ARTAなどのチームで戦い続け現役を退いた後、千葉県市原市の新東京サーキットのオーナーとなり、レーシングカートサーキットの経営を始める。しかしオーナーとなった後の新東京サーキットでは数々のトラブルが発生し、利用者からの不満の声が上がり、さらに2021年8月にはスタッフからの新型コロナウイルス感染者が発生し、それを発表して以降は一人で施設運営を行っていた井出だが、2021年8月28日に代表取締役を解任、施設への出入を禁止されてしまうというかつてのトラブルメーカーぶりが再来してしまっている。

なおIDEさんの免取についてはかなりの養護*2があったが、その後の蛮行についてはあまり養護できないところがある。

この後F1やそれを模範とするSF、SGTでは「ペナルティポイント」という形でミサイルすると◯点、危険なスロー走行すると◯点という形で点数が積み重なり、一定点数を超えると免停となる制度が導入された。相当なことがない限りは一撃免停はなくなっている。
ペナボ導入後に初めて免停を喰らったのは2024年第16戦の事故でポイントを貰って第17戦を出場停止となったケビン・マグヌッセンとなる。

モーターストーム


ドライブクラブと同じエボスタが開発しソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売したレースゲーム。
オフロードラリーをテーマにした作品で、特徴としては何でもありのハチャメチャなレース展開でバイクやATVに乗ったライダー同士が走りながら殴り合いしたり、ド派手なクラッシュシーンに見舞われる事もある。CMではそのクラッシュシーンが強調され、派手なクラッシュして楽しむ“バカゲー”と勘違いされた事も。まあ、火山の噴火口近くや地震で倒壊しそうなビルの合間、さらに砲撃とか起きる場所や竜巻が起きてる中など、あり得ねーとこを走るバカゲーの雰囲気はあるんだが。


なお、二作とPSPの作品、RC版がリリースされているが大地震で荒廃した都市を舞台とした3作目は運悪く発売を予定していた時期に東日本大震災が発生した影響で、発売が見送られてしまった。(PVではなぜかカーグラフィックTVでお馴染みの古谷徹氏がアムロ・レイの声風でナレーションを務めており、バカゲーであるという事を強調している。)
でも面白かったので、ぜひ、またもう一度作って欲しいゲームシリーズである。

モータートゥーン・グランプリ


ヤマウッツィ・カズノッリー氏が、グランツーリスモを制作する前に手掛けたレースゲーム。グランツーリスモと異なりファミ通のマスコットキャラクターのネッキーを生み出した事で知られる松下進氏によるカートゥーン調の世界観で繰り広げるレースゲームで、シリーズ作品も三作品存在する。特に『2』での隠しモードである『モータートゥーンR』はリアルな挙動のレースゲームであり、これが後のグランツーリスモへの布石となっている。

Mod(モッド)

主にパソコン用のゲームで使われる改造データの事。レースゲームでは「アセットコルサ」とかが有名で、主に車を増やしたり、新しいコースを入れたり、新たな機能を追加したりとか。中には素人が作ったとは思えないレベルの物も。

ただ、やはりゲームを改造する事になるので、全てのソフトメーカーがModを好意的に受け止めているわけではなく、不寛容なメーカーもあったりするし、かつてModフレンドリーだった製作会社が方針を変更し、Modに厳しくなる傾向も見られるようになっている。
レースゲーム系の車種MODの多くはForzaやGT、NFSシリーズのモデルを流用したものが多く、コース系においても首都高や日本の峠系のコースMODの一部は頭文字D、湾岸ミッドナイトのゲームデータから流用されたものもあるため著作権的な問題があるものも存在することには留意する必要がある。*3
ただし、ユーザーが一からモデリングしたもの等問題のないものも多いためMOD=違法という解釈をしてはならない。
多種のレースゲームに精通しているユーザーからは「このモデリングの癖やあのテスクチャは○○シリーズからのモデル流用」と判別されてしまうので、他のゲームから抽出したモデルを自作MODと言い張るのはやめておくべきである。*4

ちなみにPC系レースゲーム・レースシムにおいては「アセットコルサ」や「rFactor」シリーズはModに寛容的でありModによる拡張を認めている。

モデリスタ


トヨタのカスタムパーツブランドの一つで、TRDと同じくトヨタ好きなら一度は耳にしたことがあるだろう。車をカッコ良くするカスタムパーツの他にも、実用性を高める装備のラインナップもあるため、実用性を残しつつもっと車をお洒落にしたい人や世間でDQNと呼ばれる方々に人気である。トヨタのサブスクサービス「KINTO」でもモデリスタ仕様が選択できる。

タグ:

用語集
+ タグ編集
  • タグ:
  • 用語集
記事メニュー
ウィキ募集バナー
注釈

*1 早い話が凹凸情報を盛り込んだテクスチャデータ

*2 現在もそうだがテストの厳密化でF1自体に乗れなかった、シミュレーターも精度が高くないので役に立たなかった、スーパーアグリ自体がアレだった、更にはIDEさんが乗ったシャーシ自体にも問題が有り、交代後のドライバーが乗った物とはシャーシナンバーが異なっていた等。

*3 MODだけでなくSteamの低価格ゲームや無名メーカーによるスマホアプリにおいてもそれらのタイトルからモデルだけ流用されたものも多いことは留意する必要がある。またUnity等のゲーム開発エンジンで売られてるモデル類(アセット)にもその手の他のゲームからのモデルが紛れてることも多いため販売やコンテスト参加目的での開発においてはそういった事情も留意しないと大衆の目に留まった際に炎上したりするので注意が必要である。

*4 MMD等のゲーム以外でのモデル流用案件で炎上したケースもあるので自作テスクチャだけならまだしもモデルそのものを自作したと言い張るのはやめるべきである。