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日産

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日産

ロゴ
英名 Nissan
設立 1933年12月26日
国籍
日本(本社:神奈川県横浜市)
登場 グランツーリスモ
グランツーリスモ2
グランツーリスモ3:A-Spec
グランツーリスモ コンセプト
グランツーリスモ4 プロローグ
グランツーリスモ4
グランツーリスモHDコンセプト
グランツーリスモ5 プロローグ
グランツーリスモ(PSP)
グランツーリスモ5
グランツーリスモ6
グランツーリスモSPORT
グランツーリスモ7
元CEO
ゴーン

概要


やっちゃえ、日産。
未だにゴーンの呪縛が拭えないながらも、「やっちゃえ NISSAN」というスローガンを掲げとにかくチャレンジングする自動車メーカー。その「やっちゃえ」具合は“モップを全自動で動かしちゃう”レベル。
グランツーリスモシリーズとはGTアカデミーを主催したり、GT-Rのナビゲーションシステムを開発するといったベッタリ具合であったが、いつの間にかそういう関係ではなくなりつつある。

戦前から続く歴史あるメーカーで、1966年にはプリンス自動車工業と合併、以後バブル期の”901運動”*1を筆頭に様々な技術進歩を遂げたメーカーであったが、日産本体、及び合併したプリンスも元々航空機分野でブイブイ言わせてた会社かつ『技術屋』重視だった為に、マーケティング能力が元々他社に比べて低い面があり、バブル崩壊後、販売戦略、設備投資を始めとした様々なしくじりを重ねに重ねて「やっちゃった!やっちまった」結果とうとう経営不振に陥り1999年にルノーと提携。ゴーン氏のもとで経営再建を図ることになる。

経営再建を行い次々と新車を生み出すなどそれなりに好調になっていたが、2019年にゴーン氏が会社の資金を私的に流用していたことが発覚。当初は逮捕にこぎつけたはいいものの、大掛かりな逃亡計画を実行した末ゴーン氏は生まれ故郷のレバノンに逃亡し、日本とフランスで指名手配されてしまう。
それでも当のゴーン氏はベイルート港爆発事故に巻き込まれるといった受難を受けつつも悠々自適に暮らしているという。

2023年にはルノーが持つ日産の株式43%を段階的に売却し15%まで引き下げる事を 発表 。日産株を 三菱商事に売却して三菱グループ入りするという計画 もあったそうだがこちらは結局実現することはなかった。実現していたらどうなっていたのやら…

2024年には北米、中国での販売不振もあって、中間決算で発表された純利益がなんと前年同期比で93.5%も減少してしまい、これを受け日産は「製造縮小」、「9,000人もの人員削減」、「社長および他の幹部の給与削減」といった大規模な改革を発表するなど、危機的状況に陥ってしまっている。
ともかく今の日産には売れる主力ヒット車が無い。こうした状況を打破するきっかけには売れる主力ヒット車を生み出す事だが……果たして?

その後この状況を打開する為にも同年2024年末にホンダと電気自動車関連での協業を検討していると発表。日本を代表する3大メーカーのうちの2社のまさかのEV分野にてタッグを組むというこのビッグニュースは多くのクルマ好きをざわつかせ、さらには経営統合というさらに進んだ話まで行った。
そして、12月23日、三菱も交えた3社による共同会見が行われたが、3社の代表とも何か高揚感を感じさせない会見となった。その後、三菱は経営統合に参画しない方針を発表するなど、あのゴーンも「見通しが暗い。うまく行くとは思えない」と言うくらいだった。

例の一件もあってゴーンのやっかみにも聞こえていたが、その予感は最悪な形で的中してしまう。
ホンダは日産の子会社化を検討していたものの、日産の上層部がそれを受け入れなかった結果、経営統合はまさかの破談に終わってしまった。古くさい権威主義に囚われた日産の経営陣が自ら救済の道を断ったも同然であり、一周回ってゴーンの手腕が再評価される流れになったのは皮肉なところである。

…と非常に問題まみれの自動車メーカーなのだが、生み出された自動車のほとんどは名車として後世に語り継がれる存在が多い。
GT-RやフェアレディZといった誰もが知るスポーツカーに、社会現象を巻き起こしたスカイラインやシーマ、マーチやノートといった経済的に優れたクルマなど、数々の名車を生み出しつつある。今日語られる名車のいくつかもゴーン氏の元でイチから開発を始められたり、フルモデルチェンジを重ねたクルマもいるため彼無しで語れないクルマもいるのも事実。
それらの名車達は日本を代表する3大大手自動車メーカーの1社として常に流れゆく時代の変化に合わせて様々な奮闘を行ってきた証ともいえ、同じ3大メーカーであるトヨタホンダの車とは一味違った魅力を放つ存在として、時代を超えて今なお愛する人々がいるのも事実だ。

無論、モータースポーツでの活躍も様々な時代に於いてファンの心を捉えており、日産が参戦しているスーパーGTが行われるサーキットには毎回、日産ファンの有志達が私設で立てた応援団が大きく旗を振りながら「ニッサン!ニッサン!」と声を張り上げ応援する姿が恒例となっている。これもまた日産が頑張ってきたからこそ生まれたお馴染みの光景とも言えよう。

また、これからの時代に当たりになると言われている電気自動車の研究開発や、昨今の話題となっているEVシフトに自動車メーカーとしていち早く取り掛かったのも一つの企業としても有名であり、2010年より発売されたコンパクトカーのリーフを筆頭に、クロスオーバーSUVのアリア、軽自動車のサクラといった3車種の電気自動車を展開しているほか、日産独自で設計、開発を行ったシリーズハイブリッドシステムであるe-POWERや、e-POWERの技術を発展させた4WDシステムe-4ORCEを開発し、多数のクルマに搭載しているのも特徴である。
特にサクラに関しては共同開発を行った三菱側の兄弟車であるekクロスEVと同様、2022年には軽自動車初の日本カー・オブザ・イヤーを獲得、ヒット作になったのも記憶に新しい。
これに関連する取り組みとして、電気自動車のフォーミュラマシンレース「フォーミュラE」にも2018−2019年シーズンより参戦。日産のワークスチームだけでなくマクラーレンにもパワートレインを供給したりと積極的に活動。2030年まで参戦を継続すると発表しており、日産の電気自動車技術開発の強化にも活かしている。
さらに日産が持つ過去の資産と現在・未来へと繋ぐ新技術の融合として、誰もが知る名車のBNR32型スカイラインGT-RのEV化も計画、進行中。
メーカー自らが過去の名車をEV化するという取り組みは既に東京オートサロン2023でトヨタがAE86をEV化していたりしており、日産の新たなビジョンとして、内燃機関のR32とはひと味違うクルマが誕生するかもしれない。

さて、ここまで多くの名車を生み出しておきながらなぜ経営危機に陥ってしまうのか?と疑問に思った人も少なくないだろう。それは「日産車のファン」と「日産のファン」がイコールではないからという事に他ならない。フェアレディZやGT-R、シルビアのファンは数あれど、彼らが日産自動車という「会社そのもの」のファンなのか?と言われればノー、というのが大多数の答えではないだろうか。根本的な資本力やリソースに大きな差があるとはいえ、旧車の部品を多数復刻して「会社そのもの」を愛される存在に昇華させたトヨタ、一方で部品をどんどん値上げや製廃にして旧車ユーザーを切り捨てるかのような所業に及んだ日産、商売のみならず文化的な側面でも差がついてしまったのはこういった所にも理由があるのだろう。

令和になって再び最悪のケース(倒産)が想定される苦境に陥ってしまった日産だが、なんとかして盛り返す事を祈りたいところだ。

初代グランツーリスモでのディーラー曲は、スカイラインやシルビア、フェアレディZといった当時人気のスポーツカーが多いイメージを思わせる、日産が経営面では死にかけつつも元気だった時代を思わせる名曲だ。

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注釈

*1 1980年代に日産が「1990年までに技術力世界一」を目指した車作りを目標とした運動。S13型シルビアやマーチ、あのBNR32型GT-Rもこの運動の下で生まれた。