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ツーリストトロフィー

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ツーリストトロフィー
英名 Tourist Trophy
日本:2006年2月2日
アメリカ:2006年4月4日
EU:2006年6月2日
ハード PS2
プロデューサー 山内一典

概要


バイクに乗った事が無い ヤマウッツィ氏 が生み出したバイク版グランツーリスモというべき姉妹作品。なんだかそれって『光速ライダーマッハ涼』みたいだな。ベースはGT4。当時は遂に『遂にバイク版のグランツーリスモか⁉︎』と言う期待の意見もあったが、難易度も高く(東京モーターショーでの試遊プレイでは完走もままならないプレイヤーが多かったそうで発売直後はカジュアル寄りにされた)チューニング設定もグランツーリスモと比べると少ないなどの問題点もある。

ただ、悪い所ばかりではなく、旧車も乗れたりなど出来るところもある。ただ、本編であるグランツーリスモと比べるとあっさりしている点が強く、本編の影に隠れてしまったという印象は拭いきれない。本編がメガヒットゲームであるが故に、その期待が少し強すぎてしまったのも事実だろうか。ちなみに、後に開発されていた『グランツーリスモHD』ではツーリストトロフィーのバイクも登場するという事もあったが、結局HDは開発中止になり、バイクも今後のグランツーリスモの作品には登場せずじまいである。


それから時が経つこと2022年12月、グランツーリスモシリーズの25周年を記念した際の式典でヤマウッツィ氏へのインタビューが行われたのだが、担当した記者が本作のファンだったためインタビュー後半で職権乱用し「本作の続編を作ってほしい」と お願いしてしまう事態が発生 。記者の質問に答えたヤマウッツィ氏曰く、続編の可能性もゼロではなく、グランツーリスモの挙動エンジンでも実はバイクのモデルも動くそうなのだが「コントローラーをどう開発するのかが肝」で続編が実現するとしても作るのは「ものすごく大変」とのこと。
「コントローラーを作るのが大変」という話は実は過去の事例が示しており、以前ハンドルコントローラーや連射パッドなどで知られるメーカー「HORI」がPS2用のバイクコントローラーを制作し販売したのだが、対応しているソフトが少ないと言う事で、PS3以降の物は作られなかった。そもそも車のゲームよりもバイクのゲームは少なく、そもそも車用のハンコンでさえ使用出来るソフトが限られているのにより数の少ないバイクのコントローラーって需要あるの?という問題がある。
こうした特定のゲームのための専用コントローラーは『太鼓の達人』の太鼓型コントローラーとか、『ダンスダンスレボリューション』のマットコントローラーとかはあるが、バイクゲームはユーザー層が限られるので、出したとしても太鼓のコントローラーよりも恐らく需要は少ないだろう…。
(それに万が一バイクをグランツーリスモに出したとしても、車用のハンコンでバイクを操作させるのも違和感があるし、バイクと車の競争をどうするのか?という問題もある。車とバイクの競争は「プロジェクトゴッサムレーシング4」で解決しているのだが…やはりその後が続かなかったという事はやはりハードルがあったという事か。)

他のバイクゲームと比べてみたら?





ライバルとして、同時期に発売されていたPS2のバイクゲーム『ライディングスピリッツ』の二作と比較してみよう。(一作目は2002年7月25日、二作目は2004年2月26日と少しツーリストトロフィーよりも先行しているのだが)『ライディングスピリッツ』ではツーリストトロフィーでは4台のみだったところ、こちらは複数台によるレースを可能としている点が挙げられるし、一作目では転びやすいという操作面での難易度の高さや、バイクのバリエーションの少なさや国内メーカーのみ、実在コースも入ってない点を二作目で解決している。グラフィックの質ではツーリストトロフィーには叶わないが、二作目はツーリストトロフィーと十分対抗出来る内容であろう。
一作目のプレイ動画
二作目のプレイ動画。
やはりツーリストトロフィーにもモタードのバイク(いわゆるモトクロスのバイク)でのダート走行や、転倒OFFモードの設定、複数台でのレースなども実現していれば少しは評価が変わっただろう。しかし、やはり『餅は餅屋、米は米屋』というように、『クルマはグランツーリスモ、バイクはそれ以外で』という事だろうか……。それでも『光速ライダー マッハ涼』よりはマシか。
『必要なのは知識や技術(テクニック)じゃない。思いっきりやってみる勇気だって事をな』by マッハ涼

現代では市販バイクを多数収録した「RIDE」シリーズや、レースバイクなら「motoGPシリーズ」「SBKシリーズ」との競合が発生するため、TTの復活はなかなか難しいとは思われる。

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