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グランツーリスモ(映画)

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グランツーリスモ(映画)
↑『微妙にロゴが間違っていますが。』by 山内氏
監督 ニール・ブロムカンプ
公開予定 2023年8月25日(アメリカ)
2023年9月15日(日本)
上映時間 135分(2時間15分)
備考 日本でも活躍したレーサー、
ヤン・マーデンボロー氏がモチーフの
サクセスストーリー映画


概要

な、なんとグランツーリスモが映画になった!監督はSF映画の鬼才、ニール・ブロムカンプ氏。一見人選を間違えているようにも思えるが、実は彼は筋金入りのクルマ好きで、 日産GT-RとスバルWRXがお気に入りのクルマだという 。(R35 GT-Rに至ってはなんと3台も所有している)

2023年5月に公式トレーラーが発表され、ストーリーが判明した。そのストーリーとは、毎日グランツーリスモ三昧の日々に父親から呆れられた主人公が、グランツーリスモのトッププレイヤーをプロレーサーにするために育成する施設「GTアカデミー」に参加するチャンスを得て、ライバル達と競い合い、レーシングドライバーとしての夢を掴んでいくという物。ただの「ゲーマー」だと吐き捨てた育成係の元レーシングドライバーの、トレーニングを通じて主人公への信頼が芽生えていく様子も描かれているようである。
少し前に日本でも似たような映画が公開されていた気がするが気のせいだ

モデルは、スーパーフォーミュラやスーパーGTの選手だったヤン・マーデンボロー氏。彼は2008年に設立されたGTアカデミーを2011年に卒業し、なんと2015年には日産のLMP1マシンでル・マン24時間レースへ参戦。
2016年からは活動拠点を日本に移し、スーパーGTのGT300クラスと全日本F3に参戦。2017年はGT500、スーパーフォーミュラとスーパーGTとフォーミュラレースの両方でステップアップを果たした。

2018年からはマーデンボロー氏は、GT500のみに参戦。その後2020年末には残念ながらそのシートを失ってしまったが、今後はスーパーGTだけでなくLMDhマシンやLMP2マシンでの耐久レースへの復帰も目指しているとマーデンボローは明かしている。

また、映画公開年である2023年にはスーパー耐久の1戦である富士24時間耐久レースにHELM MOTORSPORTSから参戦した事でも一躍話題となった。

なおブロムカンプ氏はこの話をソニーから持ち掛けられたとき、「ドライビングシミュレーターをどうやって映画にするんだ」 困惑したそう だが、脚本を読んで納得し、日産車が大好きだったので引き受けたそう。

アメリカでは2023年8月11日に公開予定だったが、 米俳優連合(SAG-AFTRA)と全米脚本家組合(WGA)のストライキにより公開延期となった 延期もする辺り原作再現してる。日本での公開時期への影響は無く、当初の予定通り9月15日に公開された。

↑スニークピーク映像

↑予告映像1

↑予告映像2

主な登場人物

伝記映画という触れ込みではあるが、実は実在人物はマーデンボロー一家とヤマウッツィさん以外には登場していない。
ヤンのレースキャリアも時系列がシャッフルされており*1、実話をベースにしてサクセスストーリーに特化したものという方が正しい。
余談になるが、本作の日本語吹き替えを務めている声優陣は、頭文字Dや湾岸ミッドナイト、MFゴーストなど車関係の作品に出演していた方も多い。

※括弧内は日本語吹替
  • ヤン・マーデンボロー
演:アーチー・マデクウィ(SE松岡こと松岡禎丞)
本作の主人公。グランツーリスモの熱狂的なファンであり、プロレーサーになる事を夢にしている。GT内で最速ラップを叩き出すなど実力も高いが、一方で学校に行かず、父親から進路のことで毎日苦言を呈されていた。
ある日の事、グランツーリスモで最速ラップを記録したプレイヤーへ、グランツーリスモでSCEと日産が主催するレーシングドライバー養成プログラム「GTアカデミー」への選抜レースに選ばれ、これに見事優勝。
GTアカデミーの候補生として選抜され、そこでの厳しいトレーニングを切り抜けGTアカデミー代表となり、夢であったプロレーサーを目指していく。
アーチー・マデクウィ氏が演じているが、カースタントはヤン氏本人が担当している。

  • ジャック・ソルター
演:デヴィッド・ハーバー(三宅健太)
GTアカデミーのチーフ・エンジニア兼訓練教官。ヤンのトレーナーとなる人物。
元レーサーであったが、とある事故をきっかけに引退。その後、紆余曲折あってレーシングチームのチーム・キャパのメカニックとしてぞんざいな扱いを受けながら働いてた。
GTアカデミーのチーフ・エンジニアとしてダニーから誘われ、当初は「バカげてる」と断ったものの、キャパとのミーティング時にドライバーであるニコラスにアドバイスを送った際、逆上されたことでとうとう愛想を尽かしキャパを離脱。チーフ・エンジニアとしてGTアカデミーに加入する。
当初はヤン含むゲーマー達を信用しておらず、厳しいトレーニングにより候補生は次々と脱落。ヤンとのトレーニング中、ヤンがクラッシュした際も容赦なく失格にしようとした。
しかしヤンからクラッシュした理由としてマシンのブレーキフェードを指摘され、当初はバカにしたものの後に事実である事が判明。GTでブレーキトラブルが表現されたことはないのだが気にしてはいけない*2
これをきっかけに次第にヤンを信用していくようになり、師匠として彼をサポートしていく事となる。

  • ダニー・ムーア
演:オーランド・ブルーム(三木眞一郎*3
日産のマーケティング担当であり、GTアカデミーを立ち上げた人物。
ゲーマー達に対して日産の新たな顧客やレーサーになれる逸材として注目し、日本の日産本社まで出向いてプレゼンテーションを行う行動力を持つ。その割には慎重な一面もあり、マーケティング面で有利と僅差で負けたマティを起用したがったり、終盤のヤンの提案に反対をする一面もある。
モチーフは2015年までニスモのブランド・セールス・マーケティング責任者を率いたGT-R LM NISMOの生みの親の一人でもあるダレン・コックス。

  • スティーブ・マーデンボロー
演:ジャイモン・フンスー(大塚明夫)
ヤンの父親であり、元プロサッカー選手*4。ゲーマーあがりであるヤンがアカデミーの厳しいトレーニングを乗り越えられたのも、この辺からきているのだろう。フォルクスワーゲン コラードを愛車にしている。
現実主義者であり、プロレーサーを夢見ていながら学校に行かず”テレビゲーム”であるグランツーリスモに熱中する息子を見て、毎日進路に対し苦言を呈していた。
しかしGTアカデミーに選抜され、プロレーサーとして活躍していく息子を見て、徐々に認識を改めていくようになる。

  • マティ・デイビス
演:ダレン・バーネット(浪川大輔*5
ヤンと同じく、GTアカデミーに選抜されたプレイヤーのひとり。
アカデミー首席でダニーにも期待されるほどのドライバーだったが、最終レースで「ヒョロ」扱いしたヤンに鼻の差で敗れてしまったことでアカデミー代表選出とはならなかった。
ヤンを「ヒョロ」扱いするほどの自信家でちょっとイヤなヤツだが、小規模レースに出場する傍ら日産の一員として活動するヤンを応援し、ル・マンの招集の際には彼をフォローをするなど、GTアカデミーの仲間として共闘するといったいい一面を見せる。

  • ニコラス・キャパ
演:ヨシャ・ストラドフスキー(石川界人)
バカみたいに金ピカなヤツことランボルギーニ系のレーシングチーム「チームキャパ」に所属するオランダ人のドライバー。
名前の通りチーム・キャパ代表であるパトリス・キャパの息子で、いわば金持ちの息子である。作中では主にウラカンGT3に搭乗する。
本作における最大のライバルであり、実力はあるものの非常に傲慢かつ感情的な性格で、この性格が祟って自身のチームからジャックの離脱を招いている。更に勝つためなら手段を選ばないダーティーな一面を持つ
元々自分のチームに所属していたジャックがGTアカデミーに加入したのが癪に障ったのか、ヤン達ゲーマーをやたら敵視している。その割にはかなりぞんざいにジャックを扱ってた気がするのだが……。

  • フレデリック・シューリン
演:ニール・マクシェア
アウディ系のレーシングチームに属するドイツ人のベテランドライバー。
作中では主に白いボディに虹色のアクセントが特徴のR8 LMS Evo IIに搭乗する。
ベテランドライバーでヤンにとって要注意人物という設定なのだが、作中ではレッドブル・リンクにてヤンに抜かれるわ、ドバイでアクシデントを乗り越えたヤンに僅差で敗れる、しまいにはル・マンで事故を起こすなど終始噛ませ犬となっている。
ちなみにシューリンを演じるニール・マクシェアはプロダクションカー世界ラリー選手権に出場歴のあるラリードライバーなんだとか。

演:平岳大
ご存じ我らがグランツーリスモの産みの親。
本作では本人もとあるシーンでカメオ出演している。

劇中に登場する主な車種

劇中に登場する車達。これも余談になるのだが、劇中のカーレースに出てくる車達は、GT3中心かと思いきや実はそうじゃなかったり、レースカーというよりチューンドカーのような仕様の車が参戦していたりと、ごちゃまぜなレースとなっている。
流石に撮影用にGT3車両の頭数を揃えるのは無理があったか*6
まぁグランツーリスモ7でも様々なカデゴリーのクルマが参戦する異種競技レースもあるし、実際チューンドカーでWTC800に参戦できたりもするので、ある意味原作再現と言えるか。

アウディ

アストンマーティン

ケーニグゼグ

  • ケーニグセグ ジェメラ

シボレー

日産

BMW

フェラーリ

  • フェラーリ 488 チャレンジ

フォルクスワーゲン

  • フォルクスワーゲン コラード VR6

フォード

ホンダ

ポルシェ

マクラーレン

  • マクラーレン 720S GT3

ランボルギーニ

リジェ・オートモーティブ

  • リジェ JS PX
  • リジェ JS P2
  • リジェ JS P320

レクサス



コメント

  • ↑同じく今日観てきた。劇中、一瞬ケーニグセグのジェメラが映ってたが収録はされるのか -- (名無しさん) 2023-09-24 22:02:30
  • ↑ジェメラが映ったタイミングはゲームパートじゃなくて実車パートだったろ?所詮カメオ出演だからGT7に収録は絶対ありえない。 -- (名無しさん) 2023-09-25 03:39:23
  • ↑1、"GT7に収録は絶対ありえない"って何だよそのコメント。ジェメラ(並びにケーニグセグ)収録してほしいと要望もしたら何か妨害でもする気なのかよ -- (名無しさん) 2023-10-31 18:57:45
  • 映画グランツーリスモの吹替声優は誰だという企画、俺的には日本語吹替演出は誰だって感じだったわ -- (名無しさん) 2023-11-10 22:22:00
  • ゲーマーのヤンを見下してるくせに、現実でゲームっぽい走りをしてくる金ランボルギーニのCAPAに大笑いした。救急車もちゃんと出演してるし良い作品。 -- (名無しさん) 2024-04-03 08:15:51
  • プライムビデオで見れるようになってたな -- (名無しさん) 2024-04-03 17:40:54
  • 9↑ チャッピーに出てきた黒インプなら監督の趣味じゃなくてninjaの私物だぞ -- (名無しさん) 2024-07-30 19:48:10
  • プライムビデオで見てきたけど本当にいい映画だったよ。同じゲーム原作かつファーストのマリオ映画の影に隠れた感があるけどマリオ映画にも負けないと思うよ。 -- (名無しさん) 2024-09-27 18:13:18
  • 「少し前に日本でも似たような映画が公開されていた気がするが気のせいだ 」のところのリンク、なぜかオンラインカジノの紹介ページに飛ぶようになってるので注意 -- (名無しさん) 2025-05-12 14:45:54
  • ↑一応リンク削除して対応しときましたわ -- (名無しさん) 2025-05-12 19:12:09
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注釈

*1 そもそも彼が最初のGTアカデミー出身ドライバーとして描かれているが、実際のヤン氏は一期生ですらない。

*2 こうなるとペダルを踏んでも手応えがなくすっぽ抜けるのですぐわかるのだが、ヤンは明らかにGTでの経験を元に主張していた。

*3 頭文字Dの藤原拓海や湾岸ミッドナイトの島達也を担当している。

*4 ヤン誕生時は地元ダーリントンのチームにいたが、2003年までに24ものチームを渡り歩いている。

*5 MFゴーストの大石代吾のほか、「あの金使っちゃダメか?」で有名な湾岸ミッドナイトの平本洸一を担当している。

*6 例えば国内ラリーを扱った映画『OVER DRIVE』でもトップカテゴリの車両は設定上R5相当とされていたが、実際には主役のヤリスのみスーパー2000仕様でライバルのDS3はWRカー風のチューンドカー、残りは良くて全日本ラリーのナンバー付き車両そのままであった。邦画とハリウッド映画では予算が全然違うだろうが設定通りの車両を用意できただけでも御の字というべきだろう。