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グランツーリスモ for Boys

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グランツーリスモ for Boys
英名 Gran Turismo for Boys
配布時期 未発売
ハード PS2
プロデューサー 山内一典
備考 実現しなかった幻の子供向けグランツーリスモ

概要

「若い世代のクルマ好きが減りつつある」という事に危機感を持ったヤマウッツィ氏「もっとクルマの楽しさを若い世代、子供達にアピールする」というコンセプトで 作ろうとしていた 子供向けグランツーリスモ。

GT4の完成後に発表、多くの子どもたちにプレイしてもらうために低価格、できれば無料で発売し、子供達にもお馴染みの存在である働く車なども収録する予定だったらしいが、2006年9月のファミ通 インタビュー で「子供のころからクルマを好きになってもらうためにも重要な作品ですので、もちろん作っています」と触れられたのを最後に一切音沙汰がない。

結局日の目を見ることがなかった本作だが、ヤマウッツィ氏は子供達にもプレイしてもらうのを諦めたわけではなく、グランツーリスモ7発売前のEurogamerの インタビュー では、「今回の『グランツーリスモ』は、25年前に比べてクルマ好きになるきっかけや方法が少なくなっていることに危機感を持って作ったタイトルです。25年前と比べて、車のファンになるきっかけや方法が少なくなってきているので、新しい世代の子供たちに車のファンになってもらうという意味で、グランツーリスモには大きな責任があると思っています。『GTカフェ』では、車を集めることを強く勧め、重要な車の文化的背景についても教えるようにしています。そのために多くのエネルギーを費やしてきましたが、その理由は、初めてクルマに触れる子供たちに、その知識に触れる機会を提供するためです。」と答えている。
ならばせめてオプションで漢字にルビを振れるようにするなどの工夫が必要だと思うのだが……。

グランツーリスモ7に突如収録された働く車であるトヨタ救急車 ハイメディック '21も、この『Boys』の思想を継いだ物なのかもしれない。

2024年12月6日皆がすっかり忘れていた頃、このBoysに相当する『 はじめてのグランツーリスモ 』が配信開始。約束どおり無料での配信が実現した。
本家GT7よりもUIは大きく、説明文も子供向けにやさしい口調に書き直されている(漢字にルビが無いのは相変わらず)。

収録車種は、ジムニーからR32、果てはカウンタックLP400…と、ファミリーカーから人気車種まで勢ぞろい。
なお、こちらでゲットした全18車種は全クリすることで全車「7」本編に引き継げる(プレゼントチケットという形で)。
これらを本編で全て揃えようとすれば馬鹿にならないクレジットを要することになるため、「7」所持者もやっておいて損はない。
また、中古車・レジェンドカー限定の車が走行距離0で手に入る貴重な機会なので、気になる人は手に入れておきたいところ。
ダブった車は売り払うなりワイドカー化するなりお好きにどうぞ。


余談 子供向けのレースゲームの思想

+ ...
実はグランツーリスモ以外にも子供向けのレースゲームを作った、あるいは作ろうとしていたところもある。
例えば上の動画の『ポケットレーサー』は遊戯施設向けにPS版『リッジレーサーレボリューション』を子供用にアレンジして専用筐体に組み込んだもので、いわゆる『リッジレーサーキッズ』と言うべき内容のもの。グリップが高くてドリフトがしにくい、バンパープッシュすると敵車がスピンしてくれるのでぶつけてもOKと、通常のリッジの挙動やレースゲーム自体に触れた事が無い子供でも簡単にプレイできるようになっている。
他にも、子供向けのF1レースゲームとして「F1レーススターズ」というゲームもあった。こちらは当時のF1のレースゲームや、『GRID』といったリアル挙動のレースゲームを制作しているコードマスターズが開発している。ドライバー達はディフォルメされ、マリオカートのようにアイテムも使えるようになっているが、きっちり減速しないと曲がりきれなかったり、アイテムもF1に因んだものがあったりと良い塩梅でリアルの要素も取り入れている。
……だが、やはり子供でも遊べるレースゲームと言えばいまだにマリオカートが強いのは確かだ。何故強いのかは上の動画で詳しく説明されているが、現実のF1ドライバーでさえ例えでも「マリオカート」の事を言ったりとやはりその影響力は強い。
特に実車となると難しく、状況的に考えると子供達が社会的に車に夢中になっていた時代と言うとスーパーカーブーム以前、それ以降も全くほぼない(あってもミニ四駆ブームくらいか?)と言え、特に少子化と若者のクルマ離れが進む現在では難しいと言え、近年でもそうした車系のおもちゃとかも減りつつあるのも事実である。
対極の存在ともいえるリアル系レースゲームの代表であるグランツーリスモがどう子供に親しまれるようなアピールをしてくるのか、気になるところである。

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