アドルフ・ヒトラー | ||
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英名 | Adolf Hitler | |
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生年月日 | 1889年4月20日 | |
没年月日 | 1945年4月30日 | |
国籍 | オーストリア(出生から若年期)→無国籍→ドイツ | |
関連 | フォルクスワーゲン フォード ポルシェ アウディ メルセデス・ベンツ ニュルブルクリンク 第二次世界大戦の軍用車系の収録車種一覧 | |
備考 | 近代史上最悪の独裁者 一方でモータリゼーションに注力した一面も |
概要

その侵略的、人種差別的な政策は専ら否定的な評価をもって語られるが、一方では熱烈な自動車愛好家でもあり、自動車関連産業の発展を推し進めて戦前戦後ともにドイツ国内を支える基幹産業として成長させた存在でもある。
ポルシェの創業者であるフェルディナント・ポルシェ博士と共にフォルクスワーゲンの立ち上げを行なったり、アウトバーンの建設やニュルブルクリンクサーキットの改修、後のアウディであるアウトウニオンやメルセデス・ベンツのレースチームに資金提供を行って国を挙げて応援する姿勢を作ったり、フォードの創設者ヘンリー・フォードは彼のシンパだったりと、自動車業界にも多大な影響を残している。
特に支援を受けたアウトウニオンとメルセデスのレースチームはグランプリレースで当時は連戦連勝。ドイツの当時のナショナルカラーだった銀色にちなんで「シルバーアロー」と呼ばれた。
もちろん、それらに乗るドライバーも国民的英雄として国内で扱われた。
戦後、ドイツが降伏して彼とナチスに関するものが消し去られていき、東西分割統治がしばらく続いた後でもドイツの高い自動車技術は発展。
特に西ドイツはフォルクスワーゲン、ポルシェ等を世に送り出し、世界有数の自動車大国として君臨。東西ドイツが併合した現代に於いてもその重要なポジションは変わらない。
特に西ドイツはフォルクスワーゲン、ポルシェ等を世に送り出し、世界有数の自動車大国として君臨。東西ドイツが併合した現代に於いてもその重要なポジションは変わらない。
グランツーリスモでは彼の時代にアウトバーンでのスピード記録に挑んだマシン、アウトウニオン ストリームライナーが収録されている。また、キューベルワーゲンやシュビムワーゲンといったドイツ軍の車も収録されているので詳しくは第二次世界大戦の軍用車系の収録車種一覧を参照の事。
しかし…
いくらヒトラーがモータリゼーションに尽力していたとはいえ、彼(および彼が率いるナチ党)が幾多の残虐行為に及び、さらに第二次世界大戦の火蓋を切ったという歴史的事実が抹消されることはなく、21世紀の現在に至るまで全世界的に禍根を残し続けている。とりわけドイツ本国では顕著であり、公衆の面前でヒトラーやナチス関連のネタを振るのは言うまでもなくタブー。ドイツの公共の場でナチスを賛美すれば"扇動罪"として刑事罰に問われる。時に「サウスパーク」とかのブラックコメディものの作品のネタとして平然と使われる事はあるのだが……。
ナチ党のシンボルマークである「卐」(ハーケンクロイツ)も同じようにタブー視されており、尚且つドイツは勿論ポーランド等、欧州の国では掲げる事自体が法律で禁止されているので間違ってもリバリーで貼らないように。スタイルとして公開すると最悪アカウントBANの対象になる。
ナチ党のシンボルマークである「卐」(ハーケンクロイツ)も同じようにタブー視されており、尚且つドイツは勿論ポーランド等、欧州の国では掲げる事自体が法律で禁止されているので間違ってもリバリーで貼らないように。スタイルとして公開すると最悪アカウントBANの対象になる。


ちなみに画像の「サーキットの狼」に登場する早瀬左近だが、彼が率いる走り屋のグループ名として「ナチス軍」を名乗っており、車体にも堂々とハーケンクロイツのマークを貼っていた。
コンプライアンスに厳しい今なら絶対アウトな設定だが、「サーキットの狼」が連載されていた70年代当時の日本ではまだ許されていた。(例として挙げると仮面ライダーの怪人のモチーフにヒトラーが使われていたりした程。)
しかし現在ではアウトという事は変わりは無いため、近年では彼の乗っていたナナサンカレラのミニカーとかの商品ではハーケンクロイツマークが削除されていたりする。
どうしても当時の早瀬仕様を再現したい人はキリスト教で用いられる普通の十字架マークか、現在でも用いられているドイツ連邦海軍のマークに差し替えよう(*2)。