グランツーリスモSPORT | ||
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英名 | Gran Turismo Sport | |
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日本:2017年10月19日 北米:2017年10月17日 欧州:2017年10月18日 | ||
ハード | PS4 | |
定価 | 1,990円(税抜) | |
プロデューサー | 山内一典 | |
備考 | スノータイヤはあったが対応するスノーコースがなかった… |
概要
当初は数種類のコースと150台くらいの収録車種しか無くボリューム不足気味でプレイヤーからフルボッコにされたが、ポリフォニーにしては珍しく有言実行でアプデを続け収録車種は倍以上の338台に、コースも大幅に増加した。
基本無料ゲーでもないのにこれほどアプデを続けられた背景には、どうもe-Sportsマニーが絡んでいるとか。公式大会の放送とかにスポンサー付いてたでしょ?要はスポンサー収入をアプデ費用に回していたのだ。スプラトゥーンのフェスみたいな感じだ。発売年以外は大赤字を垂れ流してきたポリフォニーに年間2〜3億円の黒字をもたらす位には
ウッハウハ
らしい。

特徴
高精度なモデリング
公式サイト曰く、「自動車メーカーが製造に使用するCADデータを除けば、世界でもっとも高品質、高精度なモデリング」である。「どうせいつものビッグマウスでしょ?www」と、思った人もいるだろう。かく言う筆者もその一人である。
しかし、本作(厳密には
GT6
の開発途中)からはサブディビジョンサーフェスモデリング(※1)でクルマを作っているため、どれだけ拡大しても粗の目立たないモデルを実現しているのだ(ただし、レース用モデルは品質を落としている。スケープスで拡大してみよう)。

※1 サブディビジョンサーフェス
NURBS(早い話しがベクターデータのようなもの)とポリゴンの長所を合わせもったモデリング方法で、滑らかな曲面表現と自由度の高い面の編集が可能。 最初にポリゴンで粗い分割の形状を制作してから、サブディビジョンサーフェスに変換して細かく分割する。 分割数(滑らかさ)は任意に選択でき、部分的に尖った形状にすることも可能。( CGWORLD CG用語辞典 より)
実際GT6でもサブディビジョンサーフェスモデリングで製作されたクルマ(テッセレーション対応モデルとも呼ばれるが、正しい表現では無い)は、同じプレミアムカー相当でもクオリティに大きな差があった事が
海外コミュニティ
で指摘されていた。(ただしGT6時代のモデルはPBRマテリアルへの張り替え作業等が生じるため、ベタ流用は不可能)

ポリゴン数で言えば、GT7とGT5のクルマは
ほとんど同じ50万ポリゴン
だが、このお陰でGT5やGT6よりも鮮明に描写されている。
無論、偉そうに威張ってる誰かさんではなく、CG担当者の工夫の賜物である事は言うまでもない。詳しくは、下記リンクにあるプレゼン資料を見て欲しい(無料だが要登録)
https://cedil.cesa.or.jp/cedil_sessions/view/1955
https://cedil.cesa.or.jp/cedil_sessions/view/1955
そのため同じ車を何度もモデリングし直す手間が省け、GT7にも本作の車種は基本的に引き継がれている。
ぶっちゃけもう十分なクオリティだが、 ヤマウッツィ 氏曰く、「自分達のやりたいことに充分なクオリティに達していない」と感じられたら,またいちから作り直すんじゃないかと思います」とのこと。
ぶっちゃけもう十分なクオリティだが、 ヤマウッツィ 氏曰く、「自分達のやりたいことに充分なクオリティに達していない」と感じられたら,またいちから作り直すんじゃないかと思います」とのこと。

リバリーエディター
古くはPS2の首都高バトル、類似シリーズではForzaが2の頃から実装していたペイント機能。長らくグランツーリスモに存在しなかったがついに登場。
使用可能なレイヤー数はForzaに比べ少ないが、svgファイルを取りこめ、メーカーデカールもForzaより圧倒的に多いためそこまで困らないだろう。
使用可能なレイヤー数はForzaに比べ少ないが、svgファイルを取りこめ、メーカーデカールもForzaより圧倒的に多いためそこまで困らないだろう。
