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スズキ SX4 WRC '08 - (2022/07/02 (土) 15:47:26) のソース

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|>|>|BGCOLOR(#cfe2f3):&bold(){スズキ SX4 WRC '08}|
|>|>|&image(width=450,https://i.imgur.com/YsBUF5X.jpg)&image(width=450,https://i.imgur.com/H8nXqrY.jpg) &image(width=450,https://i.imgur.com/gmJ2Aaf.jpg)Image Credit : [[IGCD>https://www.igcd.net/vehicle.php?id=251107]]|
|~|~メーカー|[[スズキ]]|
|~|~英名|Suzuki SX4 WRC '08|
|~|~年式|2008|
|~|~エンジン|エンジン形式(知らない場合は抜かしてよい)|
|~|~タイプ|レーシングカー|
|~|~カテゴリー|Gr.A|
|~|~PP(初期値)|492(GT6)|
|~|~総排気量|1,997cc|
|~|~最高出力|320PS/4,500rpm|
|~|~最大トルク|60.0kgfm/3,500rpm|
|~|~パワーウエイトレシオ|XX.XXkg/PS|
|~|~駆動形式|4WD|
|~|~吸気形式|TB|
|~|~全長|4,135mm|
|~|~全幅|1,770mm|
|~|~全高|1,450mm|
|~|~車両重量|1,230kg|
|~|~重量バランス|XX対XX|
|~|~トランスミッション|5速|
|~|~最高速度|XXXKm/h (フルノーマル/フルチューン時) (知らない場合は抜かしてよい)|
|~|~登場|[[グランツーリスモ5]]&br()[[グランツーリスモ6]]|
|~|~備考|リーマンショックの影響を受けて涙の撤退をした一台の一つ。|
}

*概要
&image(https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/e6/Suzuki_SX4_WRC_2007.jpg)※写真は2007年にフランクフルトモーターショーで展示されていたプロトタイプ車両。

[[スズキ]]が2008年のWRCに参戦させていたラリーカー。ベースとなったのは言うまでもなく同社のクロスオーバーSUVであるSX4。ラリーカーなので他のマシンに比べダメージ表現がひとつほど上で、激しく壁とかぶつけたりするとドアやボンネットなどのパーツがポロポロ外れてしまう。GT6では削除される予定だったが、[[ポリフォニーデジタル]]がWRC2008の使用権利を[[ギリギリで延長した>https://gran-turismo.fandom.com/wiki/Suzuki_SX4_WRC_%2708]]ため、Ver.1.01で再登場したらしい。

*解説
&image(https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/56/Suzuki_Swift_JWRC_05_001.JPG)
かつて、[[スズキ]]スポーツ(今の[[モンスタースポーツ]])の一組織としてWRCでワークス活動していたのがスズキ・ワールドラリーチームだ。2002年から下位カテゴリーのJWRCでイグニス・スーパー1600で参戦(後にスイフトへと移行した)し、2007年からスズキのクロスオーバーSUVであるSX4でいよいよWRCへと参戦を果たす事となった。スズキ・SX4 WRCのテストは、2007年2月に日本、3月にヨーロッパで行われ、4月には南フランスでグラベルでの走行テストも行われ、コルシカ島で開催されたツール・ド・コルス・ラリーで、SX4 WRCは実戦デビューを飾った。ドライバーはニコラ・ベルナルディ、コ・ドライバーはジャン=マルク・フォルタンで、いくつかのステージではトップ10に迫るタイムを記録した。

&image(https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/85/Toni_Gardemeister_-_2008_Rallye_de_France_SS5.jpg)
まずまずの結果で初年度を終えたSX4は、翌年の2008年シーズンはトニ・ガルデマイスターとパー・ガンナー・アンダーソンというドライバーラインナップで2年目に臨む事となる。開幕戦のラリー・モンテカルロではアンダーソンが8位につけ、マニファクチャラーポイントを2ポイントを獲得するという好調な滑り出しとなった。続くラリー・スウェーデンでも、ガルデマイスターが7位でフィニッシュし、[[スズキ]]は3ポイントを獲得したが、一方でこの2戦ではヘッドガスケットの欠陥によるエンジントラブルに苦しめられ、ラリー・モンテカルロではガルデマイスターが、ラリー・スウェーデンではアンダーソンがリタイアした。また、第3戦のラリー・メキシコでは2台ともがリタイアすることとなってしまった。
&image(https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/b0/Toni_Gardemeister_-_2008_Rally_Japan_2.jpg)
いくつかのラリーで信頼性の問題に苦しめられた後、ラリー・ニュージーランドでアンダーソンが6位、ガルデマイスターが7位という過去最高のリザルトを残した。ホームイベントであるラリージャパンでは、その結果を上回る5位と6位を獲得したほか、札幌ドームで行われたスーパーSSで、ガルデマイスターが[[スズキ]]とSX4 WRCにとって初めてのステージトップタイムを記録した。ウェールズ・ラリーGBでは、アンダーソンが序盤、表彰台圏内を走り、最終的に5位でフィニッシュ、ガルデマイスターがミッコ・ヒルボネンの前の7位でフィニッシュした。
このシーズンをマニファクチャラー・チャンピオンシップ5位という成績で終えたスズキ・ワールドラリーチームであったが、この年に起きたリーマンショックによる世界的な経済危機による自動車販売台数の減少を理由に、WRCから撤退し、活動を終えてしまった。しかし、実は景気が悪化する前の時点で、スズキが撤退の準備をしているという旨の報道がなされていた事もあり、その真意は不明であるが、同じくリーマンショックの影響で撤退した[[スバル]]や、[[ホンダ]]F1チームなどと共に、日本のメーカーによる国際的なモータースポーツでの活動から撤退する事態が相次いでいた中で、僅かWRCでの活動を2年で終えた事は日本のモータースポーツファンにとっては実に悲しいニュースとなってしまった。

*登場シリーズ
**グランツーリスモ5
Cr.85,000,000で購入。

**グランツーリスモ6
Cr.85,000,000で購入。

*コメント
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