アウトビアンキ A112 アバルト '79 | ||
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メーカー | アウトビアンキ | |
---|---|---|
英名 | Autobianchi A112 Abarth '79 | |
エンジン | A112A2.000 | |
タイプ | ロードカー | |
PP(初期値) | 333 | |
総排気量 | 1,050cc | |
最高出力 | 71PS/6,600rpm | |
最大トルク | 8.6kgfm/4,200rpm | |
パワーウエイトレシオ | 9.86kg/PS | |
駆動形式 | FF | |
吸気形式 | NA | |
全長 | 3,228mm | |
全幅 | 1,480mm | |
全高 | 1,360mm | |
車両重量 | 700kg | |
重量バランス | 58対42 | |
トランスミッション | 5速 | |
ダート走行 | 可能 | |
登場 | グランツーリスモ4 グランツーリスモ5 グランツーリスモ6 | |
備考 | GT7では85年式が収録された。 |
概要
今は自転車メーカーであるビアンキ社に、かつて存在していた自動車部門のアウトビアンキが製造したFFコンパクトカー「A112」をアバルトがチューニングしたクルマ。
そもそもの始まりは、イタリアで勢力を拡大しつつあった英国ミニに対しての、フィアットの市場調査だった。
1969年、フィアットはアウトビアンキで後の127と同様のメカニズムを施したコンパクトカー「A112」をトリノモーターショーで発表する。903ccのOHVエンジンを横置きに搭載し、その脇にミッションと左右不等長のドライブシャフトを搭載。エンジンとドライブシャフトを一直線上に置いた前輪駆動…、所謂「ジコアーザ方式」の実験車両だった。
発売後、ミニのようなスタイルにジコアーザ方式の安定した挙動。価格の安さが功を奏しA112はヒットする。アウトビアンキの工場は生産ラインを拡大し、更にはフィアットの生産ラインでも作られるようになる。それでも上回る注文に、一時期は納車12ヶ月待ちという話まであった。
GT4〜6に登場したのは、1977年から79年まで販売された第4シリーズ。第3シリーズでビッグマイナーチェンジを行ったA112を、一時改良するように登場した歴代で最も短いライフのモデル。
エンジンには903ccとアバルト用1050ccに、上位グレード向けとして965ccモデルを追加。グレードを整理し、それまでのノルマーレ等の名称は「A112,A112E,A112アバルト」の3グレードに集約された。
内装はかなりの改良が加えられ、第4シリーズ以前と以降で質感もデザインも異なっており、評価が1番高い。
エンジンには903ccとアバルト用1050ccに、上位グレード向けとして965ccモデルを追加。グレードを整理し、それまでのノルマーレ等の名称は「A112,A112E,A112アバルト」の3グレードに集約された。
内装はかなりの改良が加えられ、第4シリーズ以前と以降で質感もデザインも異なっており、評価が1番高い。

解説
ベースとなった『AUTOBIANCHI A112(アウトビアンキA112)』は、『FIAT 850(フィアット850)』の後継モデルとなる『FIAT 127(フィアット127)』の先行開発モデルとして1969年にデビュー。
アバルトは『AUTOBIANCHI A112』が持つポテンシャルの高さを見抜き、レーシング・モデルとして1970年に『AUTOBIANCHI A112』プロトティーポを製作するも、フィアット側の意向により市販には至らなかった。
しかし1971年になるとABARTH社がFIATに吸収され、新体制になっての初仕事が『AUTOBIANCHI A112』のスポーツ・モデルの開発だった。こうして正式にABARTHの名が与えられた『1971 AUTOBIANCHI A112 ABARTH』が1971年にデビューする。エンジンは当初FIATでおなじみの水冷OHV直列4気筒982ccユニットをベースに、ABARTH定番のチューニングにより58HPを発揮し、150km/hの最高速度を誇った。
1974年に登場したシリーズ3になると排気量を1,050ccまで拡大し、よりチューニングを高めることにより最高出力は70HPまでアップし、最高速度は160km/hに達した。当初は4速のトランスミッションが備わっていたが、1979年に登場したシリーズ5から5速トランスミッションが採用され、より走りのパフォーマンスを高めた。1983年モデルから大型バンパーを備えるシリーズ6となり、1984年には最後のフェイスリフトが行われシリーズ7となる。フロント・バンパーにドライビング・ランプが組み込まれ、リヤ・ガーニッシュにABARTHのロゴ入りリフレクターが採用された。
日本には1982年から正式に導入され、シリーズ5以降のタイプが輸入されている。走りの良さに加え当時189万円という輸入車としては手頃な価格から、たちまち日本のイタリア車ファンから支持される大人気モデルとなり、 ABARTHの名前もポピュラーな存在に変わって行った。
登場シリーズ
グランツーリスモ4
初登場作品。中古車ディーラーでも買えるが、サンデーカップのプレゼントカーとして貰える。何度でも貰えるので最序盤の金策にもってこい。
更には全長3.4m以下の軽自動車レース「ライトウェイトKカップ」にも参加可能。ノーマル状態でほかの車よりパワー面で勝るためABCトリオでも来ない限りほぼ無双可能。そりゃ軽自動車サイズにチューニングした普通車用エンジン積んでりゃねぇ……。
更には全長3.4m以下の軽自動車レース「ライトウェイトKカップ」にも参加可能。ノーマル状態でほかの車よりパワー面で勝るためABCトリオでも来ない限りほぼ無双可能。
グランツーリスモ5
色を変えると一部樹脂パーツまで塗装される。
ライトウェイトKカップには参戦できなくなった。
ライトウェイトKカップには参戦できなくなった。
グランツーリスモ6
ディーラーにて入手可能。価格はCr.3,943,000。
比較的入手しやすく、フルチューンしてもPP550オーバーぐらいなので500部屋や550部屋ではそこそこ定評があった。ちなみに今作でもライトウェイトKカップには参戦できない。
比較的入手しやすく、フルチューンしてもPP550オーバーぐらいなので500部屋や550部屋ではそこそこ定評があった。ちなみに今作でもライトウェイトKカップには参戦できない。