概要
カルロ・アバルトによって立ち上げられた「アバルト& C.」社が起源。エンブレムがサソリなのはアバルトがさそり座だからだとか。主にフィアットの改造車を製造しているが、サソリの毒のように、何処かスパイスが効いたスポーティー・レーシーなモデルが多いのが特徴。
大衆向けセダンだったフィアット131をラリーカーとしてチューンしたフィアット・アバルト131ラリーや、フィアット600をベースにオーバーフェンダーなどで武装したホモロゲモデルのアバルト1000TCRなどが有名。大衆向けのコンパクトな車を多く出すフィアットの車に目を付け、高い機動性を重視したマシンを生み出している。
最近ではマツダのND型ロードスターをベースに仕上げた車、アバルト124ロードスターが登場した事が話題に。フィアット・アバルトブランドの車だが製造はマツダという、国産の血が流れたイタリア車という珍しい一台であった。残念ながら2020年に製造終了してしまった。


