ACカーズ 427 S/C '66 | ||
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メーカー | ACカーズ | |
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英名 | AC Cars 427 S/C '66 | |
年式 | 1966 | |
エンジン | Ford FE | |
タイプ | ロードカー | |
カテゴリー | N500 | |
PP(初期値) | 518 | |
総排気量 | 6,998cc | |
最高出力 | 485PS/6,500rpm | |
最大トルク | 66.4kgfm/3,500rpm | |
パワーウエイトレシオ | 2.70kg/PS | |
駆動形式 | FR | |
吸気形式 | NA | |
全長 | 3,962mm | |
全幅 | 1,727mm | |
全高 | 1,224mm | |
車両重量 | 1,331kg | |
重量バランス | 48対52 | |
トランスミッション | 4速 | |
ダート走行 | 可能か不可能のいずれか | |
登場 | グランツーリスモ4 グランツーリスモ(PSP) グランツーリスモ5 グランツーリスモ6 | |
備考 | セミ・コンペティション仕様の希少なモデル |
概要
ACカーズ 427 S/C '66は、イギリスのACカーズが製造したスポーツカーである。1960年代に人気を博したACコブラの最終型であり、7リッターのV8エンジンを搭載している。S/Cはセミ・コンペティションの略で、レース用に作られたコンペティションモデルを一般道向けに調整したものである。現在では非常に高いコレクター価値を持つ。
解説
ACカーズ 427 S/C '66は、1901年にロンドンで創業したACカーズの代表作である。ACカーズは、当初は自動車の修理や改造を行っていたが、やがて自社製の車を開発するようになった。その中でも最も有名なのが、ACエースという軽量なオープンカーである。
ACエースは、1953年に発表され、その美しいスタイルと優れた走行性能で人気を集めた。しかし、そのエンジンは当時の技術水準に合わなくなってきたため、新たなパワーユニットを探していた。そこで、アメリカのレーサーであるキャロル・シェルビーが、フォード製のV8エンジンをACエースに搭載するという提案をした。これが、ACコブラの誕生である。
ACコブラは、1962年に登場し、その圧倒的なパワーと軽快なハンドリングで、レースや市場で大成功を収めた。当初は4.2リッターのエンジンを搭載していたが、やがて6.3リッター、そして7リッターにまで排気量を拡大していった。その中でも、最もパワフルなのが、427 S/C '66である。
427 S/C '66は、ACコブラの最終型であり、7リッターのV8エンジンは485馬力を発揮した。また、足回りやボディも強化され、よりレーシーな外観になった。S/Cはセミ・コンペティションの略で、本来はレース用に作られたコンペティションモデルを、一般道でも走れるように調整したものである。コンペティションモデルは100台以上作られたが、そのうち31台が売れ残り、S/Cとして販売された。そのため、S/Cは非常に希少なモデルとなっている。
427 S/C '66は、そのパフォーマンスと希少性から、現在では非常に高いコレクター価値を持つ。過去には、1億5000万円もの値が付けられたこともあるという。その魅力は、現代のスポーツカーにも引けを取らない。