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パノス エスペラント GTR-1 レースカー '98 - (2024/12/07 (土) 22:50:26) の1つ前との変更点
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#center(){
&table_color(,#cccccc)
|>|>|BGCOLOR(#cfe2f3):&bold() {パノス エスペラント GTR-1 レースカー '98}|
|>|>|&image(width=450,https://i0.wp.com/www.theunstitchd.com/wp-content/uploads/2019/05/Panoz-Esperante-GTR.jpg?ssl=1)&image(width=450,https://stat.ameba.jp/user_images/20220114/18/bee-factory/66/18/j/o0640042815061221427.jpg?caw=800)|
|~|~メーカー|[[パノス]]|
|~|~英名|Panoz Esperante GTR-1 Racecar '98|
|~|~年式|1998|
|~|~エンジン|エンジン形式(知らない場合は抜かしてよい)|
|~|~タイプ|レーシングカー&br()FIA-GT1|
|~|~カテゴリー|---|
|~|~PP(初期値)|XXXX|
|~|~総排気量|-cc|
|~|~最高出力|596PS/6,500rpm(GT3)&br()752PS/6,500rpm(GT4以降)|
|~|~最大トルク|71.81kgfm/3,500rpm(GT3)&br()90.4kgfm/3,500rpm(GT4以降)|
|~|~パワーウエイトレシオ|1.52kg/PS|
|~|~駆動形式|FR|
|~|~吸気形式|NA|
|~|~全長|4,459mm|
|~|~全幅|1,838mm|
|~|~全高|1,235mm|
|~|~車両重量|1,150kg|
|~|~重量バランス|54対46|
|~|~トランスミッション|6速|
|~|~登場|[[グランツーリスモ3:A-Spec]]&br()[[グランツーリスモ4]]&br()[[グランツーリスモ(PSP)]]&br()[[グランツーリスモ5]]&br()[[グランツーリスモ6]]|
|~|~備考|古典的なアメリカンFRレイアウトで挑んだ、&br()異色の[[FIA GT1>FIA GT1系の収録車種一覧]]車両|
}
*概要
&image(https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a6/Panoz_Esperante_GTR-1.jpg/1920px-Panoz_Esperante_GTR-1.jpg)
[[パノス]] エスペラント GTR-1 レースカ-は、[[パノス]]がル・マンなどのFIA GT1規定のレースに参戦するために開発した、[[パノス]]のGTカーで、[[グランツーリスモ]]に収録されているのは[[パノス]]のワークスチームによって98年のル・マン24時間レースに出場したモデル。
当時アメリカのCART(チャンプカー、現在のインディカー)のマシンなどを製造していたイギリスのレーシングカーコンストラクター、レイナードと[[パノス]]が共同開発をしたモデルだが、特徴的なのがミッドシップレイアウトのマシンが主流だったGT1マシンとしては異色のFR車であるという事。
これは、何らかの形でアメリカンスタイルのデザインを反映させたいと主張した[[パノス]]創業者の父で出資者でもあるドン・パノスの意向によるもので、古典的なGTスポーツカーにも使われたFRレイアウトのマシンは大いに注目された。
もちろん、古典的なスタイルを取っているがきちんと中身はレイナードによる当時最新鋭の設計であり、エンジンをフロントアクスルの後ろに搭載するフロントミッドシップレイアウトによって、前後の重量配分が改善されたほか、ロングノーズや奥まったコックピットなど、特徴的なプロポーションが与えられておりパフォーマンスは高い。
エンジンは市販モデルのエスペラントに搭載されていた標準の32バルブDOHC 4.6L V8から、NASCARのラウシュ・フェンウェイ・レーシングに依頼し製作された、[[フォード]]エンジンをベースにした6.0L V8エンジンを搭載。
大排気量V8エンジンというのもこれまた古典なアメリカンスタイルであり、サーキットではヨーロッパ勢のマシンのエキゾーストに混じりアメリカンV8サウンドを轟かせており、まさに独特の存在感も感じさせた。
エスペラントはヨーロッパでのFIA GT選手権とル・マン24時間レース、北米でのIMSA GT選手権、USRRC、アメリカン・ル・マン・シリーズに出場し、ヨーロッパのGT1マシン勢相手に奮闘。アメリカでは[[パノス]]のワークスチーム、ヨーロッパではフランスのチーム、DAMSとイギリスのチーム、デビッド・プライス・レーシングが各2台ずつ走らせた。
[[グランツーリスモ]]に収録されているモデルが参戦した1998年ル・マン24時間レースの方にはパノスのワークスチームが2台体制で参戦。1台はフィニッシュできなかったが、2台目は総合優勝の[[ポルシェ]]から16周遅れて総合7位でフィニッシュした。
一方、98年のFIA GT選手権ではDAMSチームが10ラウンド中7ラウンドでポイントを獲得し、ホッケンハイムリンクとディジョン・プレノワで3位という好成績を出した。
&image(https://cdn-image.as-web.jp/2018/09/12120200/Panoz_Motorsports_History_FINAL-Jan-2018-20.jpg)ちなみに、デビッドプライスレーシングは98年のル・マンのテストデー当時としては画期的だったハイブリッドシステムを搭載した「Q9ハイブリッドを走らせた。英国の企業ザイテックとパノスが共同開発したモデルであり大いに注目されたが、やはりニッケル水素電池ではその重量に見合うゲインは得られず、当時ルマン24hに存在した予備予選のカットラインに10秒も足りずに敗退という結果に終わった。
だが、現在では当たり前のハイブリッドル・マンレーシングカーの先駆けとして実践されていたモデルであった。
&image(https://cdn-image.as-web.jp/2018/09/12120201/Panoz_Motorsports_History_FINAL-Jan-2018-26.jpg)その後、[[トヨタ GT-ONE>トヨタ GT-ONE レースカー (TS020) '99]]などのプロトタイプマシン的なマシンやLMPマシンが時代の主流となっていき、1999年にFIA GT選手権がGT1クラスの廃止を決定。エスペラントGTR-1がヨーロッパでレースできなくなった事もあり、新たなマシン&bold(){「パノス・LMP-1 ロードスターS」}の開発を進めていった。
このマシンもフロントエンジンレイアウトと大きなノーズを使用しており、したがって、LMP-1ロードスターSは屋根が取り外されたエスペラントGTR-1であり、車は実際に同じシャーシを共有している。
&image(https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/8e/Panoz_LM_GTP_Elan_-_Patrick_Bourdais%2C_Jean_Luc_Blanchemain_%26_Roland_Berville_approaches_Dunlop_Bridge_at_the_2004_Le_Mans_%2850880353853%29.jpg/1920px-Panoz_LM_GTP_Elan_-_Patrick_Bourdais%2C_Jean_Luc_Blanchemain_%26_Roland_Berville_approaches_Dunlop_Bridge_at_the_2004_Le_Mans_%2850880353853%29.jpg)だが、エスペラントGTR-1自体も2000年代に入っても活躍しており、2003年にはパノスがクローズドコックピットのル・マン・プロトタイプとして再生、マシンはル・マン1000kmに参戦、ファクトリーのJMLチームによって運営された。残念ながら、電子機器のトラブルでリタイヤに。
翌年にはフランスのチーム、ラルブル・コンペティションがこのマシンを購入し、さらに改造されクラス変更を反映した、[[パノス]]・GTPに名前が変更された。マシンは2004年のセブリング12時間レースでデビューし、総合9位でフィニッシュした。その後、ル・マン24時間レースに出場したが、早い段階でリタイヤした。そして、[[スパ・フランコルシャン]]で開催されたル・マン・シリーズの最終戦に参戦し、総合14位になり、この年限りでレースの舞台から引退した。
ある意味でも古典的なGTスタイルであったからこそ、末長く生きたGT1マシンの一台でもあった。
*登場シリーズ
**グランツーリスモ3: A-Spec
ディーラーでCr.200,000,000で購入可能。アーケードモードの規定タイムトライアル全制覇でプレゼントカーとしても獲得可能。
実は''エンジンカーブはバイパーGTS-Rと全く同じ''。
とはいえ、アメリカ生まれの車らしい、低回転から図太いトルクパワーを持つエンジンと、レーシングカーならではの安定感は乗って頼もしく思うはずだ。
**グランツーリスモ4
ディーラーでCr.450,000,000で購入可能。前作から倍以上の値段に。
[[グランツーリスモ]]3よりエンジン性能がパワーアップしたと同時に、エンジンサウンドが変更された。変更前のサウンドも内部データに残っている。
図太いトルクは約90Kgfmとさらに太くなり、752PSとパワーは増加。さらに頼もしい存在となった。
**グランツーリスモ(PSP)
Cr.350,000,000で購入可能。
**グランツーリスモ5
中古車ディーラーで購入可能。
**グランツーリスモ6
ディーラーでCr.170,000,000で購入可能。大幅に値下がりし、3以上に安くなった。
*コメント
#comment_num2(log=パノス エスペラント GTR-1 レースカー '98/コメントログ)
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|~|~メーカー|[[パノス]]|
|~|~英名|Panoz Esperante GTR-1 Racecar '98|
|~|~年式|1998|
|~|~エンジン|エンジン形式(知らない場合は抜かしてよい)|
|~|~タイプ|レーシングカー&br()FIA-GT1|
|~|~カテゴリー|Gr.2|
|~|~PP(初期値)|XXXX|
|~|~総排気量|-cc|
|~|~最高出力|596PS/6,500rpm(GT3)&br()752PS/6,500rpm(GT4以降)|
|~|~最大トルク|71.81kgfm/3,500rpm(GT3)&br()90.4kgfm/3,500rpm(GT4以降)|
|~|~パワーウエイトレシオ|1.52kg/PS|
|~|~駆動形式|FR|
|~|~吸気形式|NA|
|~|~全長|4,459mm|
|~|~全幅|1,838mm|
|~|~全高|1,235mm|
|~|~車両重量|1,150kg|
|~|~重量バランス|54対46|
|~|~トランスミッション|6速|
|~|~登場|[[グランツーリスモ3:A-Spec]]&br()[[グランツーリスモ4]]&br()[[グランツーリスモ(PSP)]]&br()[[グランツーリスモ5]]&br()[[グランツーリスモ6]]|
|~|~備考|古典的なアメリカンFRレイアウトで挑んだ、&br()異色の[[FIA GT1>FIA GT1系の収録車種一覧]]車両|
}
*概要
&image(https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a6/Panoz_Esperante_GTR-1.jpg/1920px-Panoz_Esperante_GTR-1.jpg)
[[パノス]] エスペラント GTR-1 レースカ-は、[[パノス]]がル・マンなどのFIA GT1規定のレースに参戦するために開発した、[[パノス]]のGTカーで、[[グランツーリスモ]]に収録されているのは[[パノス]]のワークスチームによって98年のル・マン24時間レースに出場したモデル。
当時アメリカのCART(チャンプカー、現在のインディカー)のマシンなどを製造していたイギリスのレーシングカーコンストラクター、レイナードと[[パノス]]が共同開発をしたモデルだが、特徴的なのがミッドシップレイアウトのマシンが主流だったGT1マシンとしては異色のFR車であるという事。
これは、何らかの形でアメリカンスタイルのデザインを反映させたいと主張した[[パノス]]創業者の父で出資者でもあるドン・パノスの意向によるもので、古典的なGTスポーツカーにも使われたFRレイアウトのマシンは大いに注目された。
もちろん、古典的なスタイルを取っているがきちんと中身はレイナードによる当時最新鋭の設計であり、エンジンをフロントアクスルの後ろに搭載するフロントミッドシップレイアウトによって、前後の重量配分が改善されたほか、ロングノーズや奥まったコックピットなど、特徴的なプロポーションが与えられておりパフォーマンスは高い。
エンジンは市販モデルのエスペラントに搭載されていた標準の32バルブDOHC 4.6L V8から、NASCARのラウシュ・フェンウェイ・レーシングに依頼し製作された、[[フォード]]エンジンをベースにした6.0L V8エンジンを搭載。
大排気量V8エンジンというのもこれまた古典なアメリカンスタイルであり、サーキットではヨーロッパ勢のマシンのエキゾーストに混じりアメリカンV8サウンドを轟かせており、まさに独特の存在感も感じさせた。
エスペラントはヨーロッパでのFIA GT選手権とル・マン24時間レース、北米でのIMSA GT選手権、USRRC、アメリカン・ル・マン・シリーズに出場し、ヨーロッパのGT1マシン勢相手に奮闘。アメリカでは[[パノス]]のワークスチーム、ヨーロッパではフランスのチーム、DAMSとイギリスのチーム、デビッド・プライス・レーシングが各2台ずつ走らせた。
[[グランツーリスモ]]に収録されているモデルが参戦した1998年ル・マン24時間レースの方にはパノスのワークスチームが2台体制で参戦。1台はフィニッシュできなかったが、2台目は総合優勝の[[ポルシェ]]から16周遅れて総合7位でフィニッシュした。
一方、98年のFIA GT選手権ではDAMSチームが10ラウンド中7ラウンドでポイントを獲得し、ホッケンハイムリンクとディジョン・プレノワで3位という好成績を出した。
&image(https://cdn-image.as-web.jp/2018/09/12120200/Panoz_Motorsports_History_FINAL-Jan-2018-20.jpg)ちなみに、デビッドプライスレーシングは98年のル・マンのテストデー当時としては画期的だったハイブリッドシステムを搭載した「Q9ハイブリッドを走らせた。英国の企業ザイテックとパノスが共同開発したモデルであり大いに注目されたが、やはりニッケル水素電池ではその重量に見合うゲインは得られず、当時ルマン24hに存在した予備予選のカットラインに10秒も足りずに敗退という結果に終わった。
だが、現在では当たり前のハイブリッドル・マンレーシングカーの先駆けとして実践されていたモデルであった。
&image(https://cdn-image.as-web.jp/2018/09/12120201/Panoz_Motorsports_History_FINAL-Jan-2018-26.jpg)その後、[[トヨタ GT-ONE>トヨタ GT-ONE レースカー (TS020) '99]]などのプロトタイプマシン的なマシンやLMPマシンが時代の主流となっていき、1999年にFIA GT選手権がGT1クラスの廃止を決定。エスペラントGTR-1がヨーロッパでレースできなくなった事もあり、新たなマシン&bold(){「パノス・LMP-1 ロードスターS」}の開発を進めていった。
このマシンもフロントエンジンレイアウトと大きなノーズを使用しており、したがって、LMP-1ロードスターSは屋根が取り外されたエスペラントGTR-1であり、車は実際に同じシャーシを共有している。
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翌年にはフランスのチーム、ラルブル・コンペティションがこのマシンを購入し、さらに改造されクラス変更を反映した、[[パノス]]・GTPに名前が変更された。マシンは2004年のセブリング12時間レースでデビューし、総合9位でフィニッシュした。その後、ル・マン24時間レースに出場したが、早い段階でリタイヤした。そして、[[スパ・フランコルシャン]]で開催されたル・マン・シリーズの最終戦に参戦し、総合14位になり、この年限りでレースの舞台から引退した。
ある意味でも古典的なGTスタイルであったからこそ、末長く生きたGT1マシンの一台でもあった。
*登場シリーズ
**グランツーリスモ3: A-Spec
ディーラーでCr.200,000,000で購入可能。アーケードモードの規定タイムトライアル全制覇でプレゼントカーとしても獲得可能。
実は''エンジンカーブはバイパーGTS-Rと全く同じ''。
とはいえ、アメリカ生まれの車らしい、低回転から図太いトルクパワーを持つエンジンと、レーシングカーならではの安定感は乗って頼もしく思うはずだ。
**グランツーリスモ4
ディーラーでCr.450,000,000で購入可能。前作から倍以上の値段に。
[[グランツーリスモ]]3よりエンジン性能がパワーアップしたと同時に、エンジンサウンドが変更された。変更前のサウンドも内部データに残っている。
図太いトルクは約90Kgfmとさらに太くなり、752PSとパワーは増加。さらに頼もしい存在となった。
**グランツーリスモ(PSP)
Cr.350,000,000で購入可能。
**グランツーリスモ5
中古車ディーラーで購入可能。
**グランツーリスモ6
ディーラーでCr.170,000,000で購入可能。大幅に値下がりし、3以上に安くなった。
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