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アウディ R18 (Audi Sport Team Joest) '16 - (2025/07/04 (金) 13:12:42) のソース

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|>|>|BGCOLOR(#cfe2f3):&bold(){アウディ R18 (Audi Sport Team Joest) '16}|
|>|>|&image(width=450,https://i.imgur.com/HbCSHYT.jpg)Image Credit : [[Gran Turismo Wiki Spec 4.0>https://gran-turismo.fandom.com/wiki/Audi_R18_(Audi_Sport_Team_Joest)_%2716]]|
|~|~メーカー|[[アウディ]]|
|~|~英名|Audi R18 (Audi Sport Team Joest) '16 |
|~|~年式|2016|
|~|~エンジン|V6-R18-'16|
|~|~タイプ|レーシングカー&br()ハイブリッド&br()ミッドシップ&br()ル・マン|
|~|~カテゴリー|Gr.1|
|~|~PP(初期値)|881.23|
|~|~総排気量|4,000cc|
|~|~最高出力|514PS/4,600rpm|
|~|~最大トルク|86.8kgfm/3,000rpm|
|~|~パワーウエイトレシオ|1.63kg/PS|
|~|~駆動形式|MR(GTSPORT)&br()4WD(GT7)|
|~|~吸気形式|TB|
|~|~全長|4,650mm|
|~|~全幅|1,900mm|
|~|~全高|1,050mm|
|~|~車両重量|875kg|
|~|~重量バランス|49対51|
|~|~ダート走行|不可能|
|~|~登場|[[グランツーリスモSPORT]]&br()[[グランツーリスモ7]]|
|~|~備考|耐久王となったアウディ、現時点で最後のル・マン参戦車両|
}

*概要
[[R18>アウディ R18 TDI (Audi Sport Team Joest) '11]]の2016年版。先代のR18 e-tron クワトロよりパワーは落ちたものの、軽量化されている。回生エネルギー貯蔵装置は電動フライホイールからリチウムイオンバッテリーに代わり、回生エネルギー放出量も6MJに増加。フロントMGUの出力も200kWから350kWに強化され(ル・マンのみ規定により上限300 kW)、燃費と信頼性を重視した長距離レースに向けた設計となっている。

とはいえあまりにも燃料搭載量が絞られすぎたのか、ルマンでの1スティントの周回数がトヨタポルシェより1周少ないという状況では燃費をいくら磨いた所でどうしようもなかった。
この年のル・マンではロイック・デュバル、ルーカス・ディ・グラッシ、オリバー・ジャービス組の8号車は総合3位(とはいえ12ラップダウン)、アンドレ・ロッテラー、マルセル・フェスラー、ブノワ・トレルイエ組の7号車が総合4位を獲得したのだが、親会社のフォルクスワーゲンによる排ガス不正問題の影響によりこの年をもって撤退することになってしまい、21世紀初頭を支配した耐久王アウディのル・マンでの活動の幕を閉じる事になってしまった。

余談
#region
実は上記の不正問題が無くてもアウディは撤退予定だったとの見方もある。
理由はアイデンティティとしていたディーゼルエンジン。補機類等の関係でガソリンエンジンモデルより重いため((ディーゼルエンジンは振動の影響でストレスマウントができず、サブフレームを組んで補機類をマウントしなければいけないのがダイレクトに響いていた。))、重量関係では非常に苦労したようであり、エンジン系の軽量化など先代からかなりの改良が加えられている。
ただ既にこのマシンでも重量関係は限界を迎えており、MGUがフロントアクスルの1基のみ、他車より総エネルギー量で不利な6MJの放出量選択という形で現れている((実際にDr.ウル爺が「8MJを選ぶと最低車重をクリアできないので無理」とインタビューで語っている))。
この時はMGUを最大3機、かつ10MJのHVエネルギー放出を認めるなど、さらなる規定改正が検討されていた。
もともと2015年に苦戦したのに、何故か2016年規定ではさらにディーゼルエンジンにとって不利な規定となっていたのに加え、2基目のMGUの搭載自体が重量面で不可能であり、さらなるHV出力の増強は不可能な状態だった。
ディーゼルエンジンを捨てるくらいなら撤退、という判断を下した可能性もある。

この年だけ何故かe-tronやQuattroの文字が消えている。
一時的にアウディがe-tronを凍結していたせいだとか言われているが、本当のところは不明。
いずれにせよ、ハイパーカーによるレギュレーションとなった2020年代に入ってもアウディのル・マンへの復帰の話は無い。2024年現在の今のところ、F1参戦にリソースを注ぎたい訳でGT3からも身を引いているのだから、残念ながら近々戻ってくる事は無いであろう。

形が派手に変わってもR18という名前は使い続けられた。
これは「LMPカー、V6ディーゼル、ホットVターボ」という基本骨格は変わっていないので、市販車のモデルチェンジで名を引き継ぐのと同様にレースカーも名前を変えなかったとのこと。
#endregion

*登場シリーズ
**グランツーリスモSPORT
ブランドセントラルでCr.100,000,000で購入可能。
フロントタイヤをモーターのみで駆動する車両は4WDと設定されているが、本車の駆動形式はMRとなってしまっていた。

**グランツーリスモ7
ブランドセントラルでCr.100,000,000で購入可能。
本作では駆動形式が4WDに修正された。
ハイブリッドシステムのバッテリー消費が他の同クラスのハイブリッドレーシングカーに比べて早く、回生の効率も[[TS050>トヨタ TS050 - Hybrid (Toyota Gazoo Racing) '16]]より悪い上にターボによるパワーの底上げもできないため、燃料消費ありのレースだと本来のパワーを発揮できず厳しい戦いを強いられてしまう。
まあ現実再現といえば現実再現だが…。

*コメント
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