世のクルマは種類・メーカー・車種ごとのグレード・乗る人や乗り方に拠って同じクルマであっても千差万別である。そんなクルマでも特に変人しか手を出さないようなカスタム・ドレスアップを載せていく。
顔面スワップ(フェイススワップ)

主に同じプラットフォーム・フレームを共有している兄弟車のバンパーやフェンダー、ヘッドライト等をそのまま(あるいは小改造して)移植するカスタム。兄弟車と呼ばれる多くのクルマは生産性向上や生産・設計コスト削減のためにデザインの味付けだけ変えていて、そんなメーカーの懐事情に目をつけたカスタムがこれである。シルエイティ(シルビア+180sx)やスカージア(ステージア+R34)・古いので言えばソープラ(ソアラ+スープラ)が有名所だと思われるが、主に兄弟車を多く作っていた日産やトヨタで作られたことが多い。
エンジンスワップ
我らがグランツーリスモ7にもある、エンジンそのものを入れ替えてしまうカスタム。ただしグランツーリスモ7だとチケットと車両を用意してボタンポチポチで終わりだが、現実では燃料ポンプをドナーの車両のに交換・エンジンマウントが全く合わないならロープ等でエンジンを吊り下げる・エキマニの形が合わないならワンオフで作る・ミッションも最低でドナー車のを流用、無理ならワンオフで設計製作・CANが使われてるならそれをうまくかわす…などと、パーツを切り貼りするだけの顔面スワップと違いもはや頭がおかしくなるほど手を入れなければ完成しない。そして完成したとしてもグランツーリスモ7のように足やブレーキなど腰下がパワー負けしてついてこなかったり、公道走行を可能とするためには改造申請の手続きが必要など面倒ごとも多い(大排気量のエンジンにスワップした場合、改造申請をしないと自動車税の脱税行為にもなる)…
それでも、こんなのを作っちゃう人だっている…
それでも、こんなのを作っちゃう人だっている…