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ニスモ R34 GT-R Z-tune '05

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ニスモ R34 GT-R Z-tune '05
Image Credit : gran-turismo.com
メーカー ニスモ
英名 Nismo R34 GT-R Z-tune '05
年式 2005
エンジン エンジン形式
タイプ コンプリートカー
カテゴリー ---
PP(初期値) 591.24
総排気量 2,771cc
最高出力 500PS/6,800rpm
最大トルク 55.0kgfm/5,200rpm
パワーウェイトレシオ 3.2kg/PS
駆動形式 4WD
吸気形式 TC
全長 4,600mm
全幅 1,810mm
全高 1,330mm
車両重量 1,600kg
重量バランス 57対43
トランスミッション 6速
ダート走行 可能
登場 グランツーリスモ7
備考 ニスモによる究極にして至高のチューンドR34

概要

2004年、ニスモ(現在のニッサン・モータースポーツ&カスタマイジング)は創立20周年を迎えた。その記念として、彼らは20年の経験の集大成となる究極のロードカーを製作することを決めた。その情熱的なプロジェクトの成果が、「NISMO R34 GT-R Z-tune」である。
ニスモにはチューニングメニューとしてS-tune/R-tune/Z-tuneの3種が存在するが、その中でもZ-tuneはロードゴーイングカーとして世界トップクラスの速さと耐久性を目指し、大掛かりな改造が施されるニスモ究極のモデルである。*1

この車の開発をはじめた時には既にR34の生産は終わっていたが、ニスモはなんと質のいいR34の中古車を探し出して、すべてをバラバラに解体し、それを一から職人の手によって組み直すという驚きの手法を取った。言うてみればメーカーワークスチューナー自らが手掛けるR34のリファインドカーなのであった。

当然のことながら、使用されるパーツはすべて“Z”の名にふさわしい最高レベルのものだった。中心にはRB26DETT Kai-Z2エンジンを搭載。GT500クラスのGT-Rレースカーと同じ2.8L仕様を基に、ピストンからブロック、コンロッドに至るまですべてが強度と信頼性を最優先して選ばれた。ターボチャージャーは2004年のニュルブルクリンク24時間レースで実績を上げたIHI製。チタン製のエキゾーストは、触媒性能と排気効率を向上させている。

シャシー剛性を高めるために、ドアフレーム周辺などに追加スポット溶接が施され、熱による歪みが生じやすい箇所にはCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製の補強パーツが使われた。サスペンションには、GT500での実績があるSACHS製の特別チューニング・ダンパーを装着。セミスリックタイヤで1.6Gの制動力を目指して、ブレンボと共同開発した専用ブレーキシステムも採用された。

外装も抜かりなかった。バンパー、フェンダー、ボンネットはすべてCFRP。軽く、冷たく、機能的で、そしてどこか孤独な美しさを纏っていた。

一応限定数としては20台を予定していたが、質のいい中古が手に入らないという理由で19台にて生産終了。当時の販売価額は約1700万円だが、この内容を考えれば納得の値段だった。
ユーザーカーを持ち込んでのZ-Tuneコンバージョンも依頼できたのだが、大きなクラッシュをしていなくても補強パーツのCFRP張り込みがボディが歪んでいるという理由で施工拒否されるというのが続出していたらしい。
そのくらいボディ精度には慎重になっていたのである。
全生産台数としてはプロトタイプが2台あるので合計としては21台だが、プロト1とプロト2は同一個体という噂もあるので20台か21台かは微妙な所。コンバージョン車は5台程度とされている。
なお「ミッドナイトパープルIII」に限っては当初「理由があって受け付けない*2」とされていたのだが、オーナーの熱い希望により1台がコンバージョン、もう1台が中古から組み上げられたとされている。

ゲーム内解説(GT7)

第2世代GT-Rがたどり着いた究極のコンプリートカー

2004年、ニスモ(日産モータースポーツ&カスタマイズ)は設立20周年を迎えた。その20年の集大成ともいえる、至高のロードゴーイングカーを作ろう。そんな情熱から生まれたマシンが、ニスモ R34 GT-R Z-tuneだ。

とはいえ、素材に選んだR34型スカイラインGT-Rは当時すでに生産を終えていた。そこでニスモは厳しい条件をクリアした中古車を20台厳選し、ボディをいったん分解したうえで手作業による再構築を行なうという道を選んだ。

もちろん、そこの盛り込まれたパーツ群は「Z」の名が示す通りの究極のレベル。核となるエンジンはRB26DETT改Z2。当時のGT500クラスを戦うGT-Rと同じ2.8L仕様で、ピストンからブロック、コンロッドに至るまで、強靭さと耐久性を兼ね備えた逸品で構成される。ターボチャージャーは2004年のニュルブルクリンク24時間レース仕様車で評価を得たIHI製、エキゾーストはキャタライザー性能を向上させつつ排気効率を高めたチタン製だ。

シャシーは剛性を高めるためドア開口部などにスポット溶接を追加。溶接熱で変形しやすい部位にはCFRP成形品を接着して対応した。足まわりにはGT500マシンで実績のあるザックス製ダンパーを専用チューニングしてボルトオン、ブレーキにはSタイヤ装着時の1.6Gという目標減速値を達成するため、ブレンボ社と共同開発した専用品がおごられた。エクステリアは軽量化と冷却、エアロダイナミクスを重視、特にフロントセクションはバンパーからフェンダー、ボンネットまでをCFRP製に換装してこだわり抜いた。

最終的には試作車も含め、わずか19台が生産されたのみといわれるニスモ R34 GT-R Z-tune。ニスモがなしえた第2世代GT-Rの到達点といえよう。

マーティンによる評価

ニスモという名前はご存知ですよね?
日産のモータースポーツ活動を支えてきた名門です

2004年 そのニスモが至高のコンプリートカーを発表しました
創業20周年を記念したニスモ R34 GT-R Z-tuneです

車名からも分かる通り ベース車はR34型スカイラインGT-R
すでに生産を終えていたため 厳選した中古車両を素材としました

とはいえ このクルマに注ぎ込まれたニスモの情熱は本物です
たとえばエンジンは 当時のGT500車両と同じ 2.8LのRB26DETT改Z2

ボディにはスポット溶接の他 CFRP成形品を追加して剛性を確保
足回りやブレーキ 空力にも ニスモのこだわりが刻まれています

わずか20台弱が作られた 第2世代GT-Rの偉大な金字塔
「Z-tune」という呼称からもその究極ぶりがわかります

登場シリーズ

グランツーリスモ7

Ver.1.61アップデートで登場。ブランドセントラルでCr.300,000,000で購入可能。
ベース車のR34自体が高騰していたとはいえ、同じニスモでレジェンドカーである400Rを上回るぶっ飛びプライスである。だが実車もこのくらいの値段で落札されたことがあるので致し方ないか。

ノーマルボディのエアロBでR-Tuneのフロントバンパーにすることができる。
またワイドボディの施工も可能で、装着可能になるエアロの見た目も変化する。ワイド用のエアロは日産 ファルケン☆GT-R レースカー '04が元ネタだろう。

ギャラリー

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Image Credit : GRAN-TURISMO.com

コメント

  • 以前は日産と密接にやってたけど最近はそうでもないから⋯今回のキャシュカイがGT7の日産の一般車(スポーツカー系以外)で -- (名無しさん) 2025-07-28 09:51:50
  • ユーズドカーにはなかった車だ -- (名無しさん) 2025-07-31 08:45:55
  • WTC600東京に挑む場合、7000回転でシフトするショートシフトが必須な模様。速くて使いやすいのに燃費が終わってる。 -- (名無しさん) 2025-07-31 18:40:33
  • 吊るしで6800がパワーバンド上限なら7000辺りでシフトするのは燃費考慮しない走行でも普通にオイシイ、排気量が他のRB26より大きいからかトルク寄りの特性。 まあゲーム側のシフトインジケーターが嘘ついてるのもあるけど -- (名無しさん) 2025-08-01 07:49:12
  • もし35ニスモのエンジンがスワップできたら32、33、34全部同じニスモエンジンスワップで揃うな -- (名無しさん) 2025-08-08 00:50:17
  • エアロパーツだけなら一応NFSにあるんだけどね…(内部名称がZ-tuneとなっていた時期がある) -- (名無しさん) 2025-08-20 23:49:22
  • ↑NFSのR34ってシフトノブやエンジンカバーもニスモ仕様だったな。外装だけZ-tuneにしたフルニスモチューンド車から収録したんかな -- (名無しさん) 2025-08-22 10:00:51
  • スワップはできないって言ってたような・・・ -- (名無しさん) 2025-08-28 09:26:02
  • ↑現時点の話ではなく、今後のアップデートでスワップ実装されるならVR38かなという話では -- (名無しさん) 2025-08-28 16:34:24
  • 早すぎんだろ -- (名無しさん) 2025-08-31 08:58:34
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注釈

*1 Zの名も究極を表すためアルファベット最後の文字であるZが由来。

*2 CFRP部分と鉄部分で色味が合わないのでチグハグになるというのが通説。