BMW M4 GT3 '22 | ||
メーカー | BMW | |
---|---|---|
英名 | BMW M4 GT3 '22 | |
エンジン | P58 | |
タイプ | レーシングカー FIA-GT3 | |
カテゴリー | Gr.3 | |
PP(初期値) | XXXX | |
総排気量 | 2,993cc | |
最高出力 | 590PS/XXXXrpm | |
最大トルク | XXXkgfm/XXXXrpm | |
パワーウエイトレシオ | XX.XXkg/PS | |
駆動形式 | FR | |
吸気形式 | TB | |
全長 | 5,020mm | |
全幅 | 2,040mm | |
全高 | 1,308mm | |
車両重量 | XXXkg | |
重量バランス | XX対XX | |
トランスミッション | X速 | |
登場 | 未実装 | |
備考 | SRO GT3カテゴリーに参戦するBMW M4。 スーパーGTのGT300クラスやスーパー耐久などにも参戦。 | |
GT3系の収録車種一覧 |
概要
BMWが
M6 GT3
に代わるM4 GT3はFIAGT3規格のレーシングカー。
2019年12月6日にM6 GT3に次ぐ、新型のグループGT3車両としてM4 GT3が発表された。
2019年12月6日にM6 GT3に次ぐ、新型のグループGT3車両としてM4 GT3が発表された。
2022年シーズンのレース参戦に向けて開発を進める旨の発表され、2022年からはレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングが、ユナイテッド・スポーツカー選手権のGTD ProクラスにM4 GT3で参戦。
2023年からはアウディの体制縮小の影響でチームWRTがBMW陣営に鞍替え、インターコンチネンタルGTチャレンジ(IGTC)、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパにM4 GT3で参戦する。日本のレーシングチームでは、BMW Team Studieが2022年のSUPER GTからM4 GT3で参戦し、第3戦鈴鹿300kmレースでクラス優勝している。
2024年からはそのチームWRTがチーム運営をする形でWECにも進出、46号車のドライバーの一人として2輪界のリビングレジェンド、motoGP殿堂に表彰されているヴァレンティーノ・ロッシが参加した事でも話題となった(*1)。
2023年からはアウディの体制縮小の影響でチームWRTがBMW陣営に鞍替え、インターコンチネンタルGTチャレンジ(IGTC)、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパにM4 GT3で参戦する。日本のレーシングチームでは、BMW Team Studieが2022年のSUPER GTからM4 GT3で参戦し、第3戦鈴鹿300kmレースでクラス優勝している。
2024年からはそのチームWRTがチーム運営をする形でWECにも進出、46号車のドライバーの一人として2輪界のリビングレジェンド、motoGP殿堂に表彰されているヴァレンティーノ・ロッシが参加した事でも話題となった(*1)。
M4 GT3に搭載されているエンジンは3.0リッター・直列6気筒DOHCのガソリンツインターボで、最高出力は590ps、最大トルクは700Nmを発生する。
先代であるM6 GT3に搭載されていた4.4リッターV8ツインターボと比較すると、エンジンの重量は約40kgも軽くなった。
小ネタに近いが、先代のM6からさらに一回り大きくなった。小さいように見えて意外に大きいのだ。
先代であるM6 GT3に搭載されていた4.4リッターV8ツインターボと比較すると、エンジンの重量は約40kgも軽くなった。
小ネタに近いが、先代のM6からさらに一回り大きくなった。小さいように見えて意外に大きいのだ。
解説
BMW M4 GT3はBMW M Motorsportが2022年シーズンから投入したGT3規定マシンで、前任のM6 GT3に代わる新世代の主力として開発された。ベースとなる市販型M4(G82型)の骨格を活かしつつ、剛性を高めたロールケージと改良されたサスペンションジオメトリーを組み合わせ、空力効率の最適化を図るためにワイドトレッド化やカーボン製の軽量ボディパネルを採用している。
搭載されるエンジンはS58を基盤とした3.0リッター直列6気筒ツインターボ「P58」であり、従来のV8エンジン搭載車と比べて軽量かつコンパクトで、重心を低く保ちつつ前後重量配分を理想に近づけることに成功している。BoPの範囲内で約590馬力を発生するこのユニットは、燃費効率や熱マネジメントにも優れ、耐久レースで安定した性能を発揮できる点が高く評価されている。
駆動系にはXtrac製6速シーケンシャルギアボックスが組み合わされ、電子制御のクラッチマネジメントとパドルシフトによりスムーズな変速が可能となり、長時間のスティントにおけるドライバーの負担を大幅に軽減している。ブレーキは前後に大径カーボンスチール製ディスクと多ピストンキャリパーを備え、冷却性能と交換性を徹底的に追求した設計となっており、ピット作業の迅速化が可能となっている。
空力的には大開口のフロントスプリッターとディフューザー、調整幅の広いリアウィングが車体全体のバランスを司り、従来モデルに比べ30%以上効率が改善されたダウンフォースを発生する。コクピットはFIAの安全基準を満たすうえで操作性に重点が置かれ、ドライバー交代を迅速に行えるよう人間工学的に設計され、液晶ディスプレイを組み込んだステアリングホイールにほぼ全ての操作系統を集約しているため、状況に応じたセッティング変更を走行中に即座に行うことができる。
M4 GT3は実戦投入直後からニュルブルクリンク24時間やIMSA、GTワールドチャレンジといった主要耐久シリーズに参戦し、2023年にはSchubert Motorsportがニュルブルクリンク24時間で予選最速を記録して速さを証明し、北米ではRahal Letterman Lanigan Racingがデイトナ24時間において表彰台を獲得するなど、その信頼性と競争力を示した。2024年シーズン以降もBMW勢はGTワールドチャレンジ・ヨーロッパやアジアの耐久レースで存在感を発揮し、特に長距離スティントにおいては直列6気筒特有の燃費効率と安定したトラクション性能によりレース終盤で上位に浮上する展開を繰り返している。
さらにBMWはカスタマーチームに向けてM4 GT3の運用コストをM6 GT3比で約30%削減できることを公表しており、これによって参戦ハードルが下がり、世界各地でM4 GT3が普及する結果となった。つまりM4 GT3は単なる後継モデルに留まらず、直列6気筒というBMWの伝統をレースの最前線で復活させると同時に、現代のGT3カテゴリーにおいて求められる低コスト運用性、BoPへの高い適応力、長距離レースでの信頼性を兼ね備えた存在となり、現在も主要耐久レースのグリッドで確固たる存在感を示している。
登場シリーズ
未実装
コメント
- この車まぢ欲しい -- (厚焼き玉子) 2024-05-23 18:44:26