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ポルシェ 917K '70

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ポルシェ 917K '70
メーカー ポルシェ
英名 Porsche 917K '70
エンジン 912 180°V型12気筒
タイプ レースカー
ル・マン
カテゴリー Gr.X
PP(初期値) 755.51
総排気量 4494cc
最高出力 520ps/8000rpm
最大トルク 46kgfm/6800rpm
パワーウエイトレシオ 1.31kg/PS
駆動形式 MR
吸気形式 NA
全長 4120mm
全幅 1980mm
全高 940mm
車両重量 800kg
重量バランス 37対63
トランスミッション 4速
最高速度 XXXKm/h (フルノーマル/フルチューン時) (知らない場合は抜かしてよい)
登場 グランツーリスモ7
備考 栄光のポルシェレーサー。耐久王の異名を得たのも全てはここから始まる

概要

1969年から使用したレース専用のスポーツカーでこれは空力面と操縦性を強化した改良モデルの917K。メイクス国際選手権の公認生産スポーツカーに合わせてわずか10ヶ月で開発され、ホモロゲーション取得のためクローズドボディの25台が生産され140,000ドイツマルクで市販された。(上の画像はロングノーズのLH仕様の物。)
1971年に公開されたスティーブ・マックイーン主演の映画「栄光のルマン」での劇中の活躍が印象的で、ル・マン24時間レースを代表するレジェンドマシンの一台でもある。
なお日本のレースでも出場しており1969年の日本グランプリにタキ・レーシングの招聘で参戦、71年には富士グランチャンピオンレースで生沢徹が917K仕様に改装されたマシンをレンタルしスポット参戦し、日産のR382やトヨタ7といった国産のワークスマシンに対向してみせた。
セガのアーケードゲーム「ルマン24」では71年仕様が隠しカーとして登場していた。

なお、「K」以外の917も存在しており、直線の長いサルトサーキットで有利になるように空力を強化してロングテール化された「917LH(ラングヘッグ)」、タイヤ周りの空気抵抗削減を狙い、ワイドボディを採用しピンクの豚のカラーリング(通称ピンクピッグ)が施された「917/20」もある。
※ちなみに、70年代初頭らしい青色と緑のサイケデリックな配色が特徴の”hippie”カラーもある。(カーナンバー.3)


また、北米大陸で行われていてF1ドライバーも参戦するほどの人気を得ていたCan-Am(カナディアン-アメリカン・チャレンジカップ)にもオープンボディに改装された917系のマシンが出場しており、特に1972年にメイクス国際選手権がメイクス世界選手権への名称変更に伴いスポーツカーが排除されたため、917は選手権に参戦できなくなってしまった後はCan−Amに集中するようになり、空冷水平対向12気筒DOHC4,998ccにターボチャージャーを付けて900-1000馬力を発揮するエンジンを搭載した917/10Kや73年に投入された上の写真の917/30Kが登場、圧倒的なターボパワーを持って、Can−Amシリーズを席巻する活躍を見せた。

解説


ポルシェ917は1969年に開発された5.0リッターのグループ4マシン。70年シーズンには主に空力面を改良した917Kに発展し、悲願のル・マン24時間総合優勝を獲得した。

1968年からスポーツカー・マニファクチャラー選手権は3.0リッター以下のプロトタイプ(生産台数不問)のグループ6と、年間生産台数50台で5.0リッター以下のスポーツカー、グループ4の2種類で競われることとなった。しかし、その規定が厳しすぎるという要請を受け、FIAは69年からグループ4の年間生産台数を25台に引き下げる決定を下した。

それを受け、ポルシェのレース部門の責任者であったフェルディナント・ピエヒは5.0リッター・グループ4の開発を決意。わずか10ヵ月という短い開発期間でニューマシンを作り上げた。

とはいえ、その中身は、前作908のスケールアップ版というべきものだった。アルミ合金製スペースフレーム・シャシーは908をベースに改良、補強したもので2300mmのホイールベースは同一(実は歴代レーシング・ポルシェのホイールベースは1961年の718RS61以降、ずっと2300mmのままだった)、前後トレッドもほぼ同一となっていたからだ。また、軽量かつ大パワーの917は非常に操縦性が悪いレーシングカーであり、1969年最初のル・マンのオープニング・ラップでジョン・ウールフェが死亡事故を起こしたのはこの操縦性の悪さが一因であった。そこで当初の15インチ径でリム幅前輪9インチ、後輪15インチを、改良版の917Kでは車体後部の形状を広げ前輪10.5インチ幅、後輪17インチ幅に広げた。917Kは1970年、71年のル・マンを2連勝を遂げる事となったのだ。ちなみにこの改造は最高速度を30km/h程失ってしまう物だが、空気抵抗より操縦性を重視した決断だったのである。

マキールによる評価

917Kはポルシェの歴史で、最も重要なレーシングカーのひとつです。
1969年のロングテールの917LHをベースに開発、
エンジンは4.5L 4.9Lまたは5Lの空冷水平対向12気筒など、
いくつかのバリエーションがあります。
917Kは非常に速く、獰猛な存在で
ポルシェに初のル・マン総合優勝をもたらしたクルマでもあります。
917Kは、1970年に国際メーカー選手権で10戦中7勝。
さらにル・マン24時間レースを優勝し、
翌1971年もル・マンを制しました。
ポルシェの黄金期は、この917Kから始まったのです。

登場シリーズ


グランツーリスモ7

レジェンドカーディーラーにて、Cr.1,800,000,000で購入出来る。歴史ある偉大なレースカーでありル・マンのシンボリック的な存在で銀幕での活躍も見せた事もあるからか、18億というかなりの超高額である。とはいえど、ポルシェフリークならずとも、ぜひともそのハンドリングを握ってみたいクルマ。

コメント

  • 917k ロスマンズカラーもある -- (名無しさん) 2024-02-01 18:25:20
  • can−amレースでやっていたのか? -- (名無しさん) 2024-02-01 18:25:50
  • gt カフェ解説あるようになったー(良かった。て、アップデートでね。gtsport 収録されてない…笑) -- (名無しさん) 2024-02-01 18:31:47
  • ライセンスゴールド取れねー -- (名無しさん) 2024-02-01 18:32:14
  • psvr2で除きたいぞー -- (名無しさん) 2024-02-01 18:32:42
  • ガルフカラーすごーす -- (名無しさん) 2024-02-06 09:12:52
  • 欲しいけど高すぎる -- (名無しさん) 2024-03-09 19:19:42
  • この時代のスポーツカーってレーシングカーとしてホモロゲーションを取得する為にほぼレース専用車を売ってたのかな -- (名無しさん) 2024-11-21 15:33:20
  • ↑自レスになるが、コイツは最初から純レーシングカーだったからホモロゲ取得に手間取ったようだ。上にロングテール仕様がズラリと並んでる写真があるが、ホモロゲに必要な25台は精度度外視の突貫作業で組み立て、実戦投入前に全バラシしたそうな。一番手前の917/01号車は当時の仕様にレストアされてる -- (名無しさん) 2024-12-04 14:24:13
  • 917/30K、収録されないかなー -- (名無しさん) 2025-06-09 17:33:40
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