トヨタ アルテッツァ RS200 '98 | ||
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メーカー | トヨタ | |
---|---|---|
英名 | Toyota ALTEZZA RS200 '98 | |
年式 | 1998 | |
エンジン | 3S-GE | |
タイプ | ロードカー | |
総排気量 | 1,998cc | |
最高出力 | 210PS/7,600rpm | |
最大トルク | 22.0kgfm/6,400rpm | |
パワーウエイトレシオ | XX.XXkg/PS | |
駆動形式 | FR | |
吸気形式 | NA | |
全長 | 4,400mm | |
全幅 | 1,720mm | |
全高 | 1,410mm | |
車両重量 | 1,300kg | |
重量バランス | 54対46 | |
トランスミッション | 6速 | |
最高速度 | XXXKm/h (フルノーマル/フルチューン時) (知らない場合は抜かしてよい) | |
登場 | グランツーリスモ2 グランツーリスモ3:A-Spec グランツーリスモ4 グランツーリスモHDコンセプト グランツーリスモ(PSP) グランツーリスモ5 グランツーリスモ6 | |
備考 | 4WDスポーツセダンブームの中で、 FRにこだわって作られたトヨタのスポーツミドルセダン。 |
概要
トヨタが1998年から2005年にかけて販売していたFR4ドアセダン。アルテッツァはイタリア語で「高貴」という意味。
また、日本国外では、トヨタが海外で展開する高級車ブランド「レクサス」のエントリーモデル 「IS」の初代モデル として販売されていた。
また、日本国外では、トヨタが海外で展開する高級車ブランド「レクサス」のエントリーモデル 「IS」の初代モデル として販売されていた。
走行性能と居住性の両立を実現するために開発された新型FRプラットフォームを採用、重量バランスを考慮し縦置きエンジンはフロントミッドシップに配置されている。
……と、トヨタは気合いを入れて作っていて、日本カー・オブ・ザ・イヤーも受賞した経歴もあるのだが、残念ながら1代限りとなった。これは苦悩の話である。
……と、トヨタは気合いを入れて作っていて、日本カー・オブ・ザ・イヤーも受賞した経歴もあるのだが、残念ながら1代限りとなった。これは苦悩の話である。
アルテッツァの開発環境は、はっきり言うと最悪だった。元々は「コンパクトなボディのエントリーFR」というコンセプトで開発が進んでいた…が、同時期にトヨタはハイパワーセダンも開発していたため、このチームと統合。更に、対欧州Dセグメント用の高級コンパクトセダンを作るチームと統合が決まり、そこに更にメディアが「トヨタがコンパクトスポーツを作ってる」と煽りたて、予定していたハイパワー路線にコンパクトスポーツ路線も追加する等、全てのコンセプトをかき混ぜた「よくばりセット」状態の開発環境となる。
で、欧州セダンに対抗するためには上質なシャーシが必要…ただ、コンパクトでないといけない…。そんなトヨタには「プログレ」と「ブレビス」という傑作失敗車コンパクトセダンで高級車があった。
アルテッツァは2車種とプラットフォームを共有化。しかもそこに剛性強化を施しGOAボディ(当時のトヨタが推し進めていた安全ボディ)最高とも言える剛性を産み出した。
どれぐらい高いのかと言うと、「信号待ちでトラックが後ろから突っ込んできて、トランクが潰れて走行不能になっても、4枚のドアは問題なく開閉が行えた。」という逸話があるほど。
しかし、このボディは元々コンパクトなボディとはいえ、スポーツ用のボディでは無い。高い剛性はその分重量増加を招き、市場ではスポーツ車として認識されるであろう…とトヨタも分かってはいたが、凡そ1400kgに近い重量は決して軽くはなく、むしろ重いという評価を受ける。
アルテッツァは2車種とプラットフォームを共有化。しかもそこに剛性強化を施しGOAボディ(当時のトヨタが推し進めていた安全ボディ)最高とも言える剛性を産み出した。
どれぐらい高いのかと言うと、「信号待ちでトラックが後ろから突っ込んできて、トランクが潰れて走行不能になっても、4枚のドアは問題なく開閉が行えた。」という逸話があるほど。
しかし、このボディは元々コンパクトなボディとはいえ、スポーツ用のボディでは無い。高い剛性はその分重量増加を招き、市場ではスポーツ車として認識されるであろう…とトヨタも分かってはいたが、凡そ1400kgに近い重量は決して軽くはなく、むしろ重いという評価を受ける。
搭載したメカは直4 2Lの3S-GEと直6 2Lの1G-FE。普通、スポーツグレードや上位グレードというのは気筒数の多いエンジンが上位となるが、この車の場合は逆だった。
これは、レクサス仕様の上位グレード「IS300」が直6 3L の2JZ-GEを採用していたからである。日本仕様では、コンパクトセダンという名目に3Lはオーバーという判断で2JZではなく3Sを採用した。
これは、レクサス仕様の上位グレード「IS300」が直6 3L の2JZ-GEを採用していたからである。日本仕様では、コンパクトセダンという名目に3Lはオーバーという判断で2JZではなく3Sを採用した。
それでもただ積むだけでは無いのがトヨタ。3Sに設定のなかったVVT-iをアルテッツァ用に搭載したり、MTモデルに至っては日本初のチタンバルブを採用。というかそもそもFF横置き仕様しかない3Sをアルテッツァのためだけに縦置き仕様として再開発した程。気合いの入れ方が違う。…が、この3Sもほぼ無理やりな感じで設計していたためか、年次改良を経て減っていくものの当たり外れがとても酷く、チューニングを禁止していたワンメイクレースで、明らかに当たりのエンジンとハズレのエンジンのチームで速度差が生まれる程。
外装デザインは、平成以降のトヨタセダンの元祖と言われており、ショートオーバーハング+ロングホイールベースで、ホイールベース内にバッテリーや燃料タンクを収めている。また、テールは日本車初のユーロテールで、クリアなユーロテールが嫌いな人向けにトヨタ公式でライトカバーも販売されていた。
内装の質感はザッツコンパクトという感じ。後に「Lエディション」というグレードを追加し、レクサスISと同じ内装を採用した。
アルテッツァの特徴であるクロノグラフメーター、クロノグラフ時計を模したこのメーターは、中央の巨大なメーターに、水温・油圧・電圧計を配置しており、視認性は良好。実際、このアルテッツァのメーター配置を模したコラボ時計も発売される等アルテッツァのアイデンティティという面がある。

アルテッツァの特徴であるクロノグラフメーター、クロノグラフ時計を模したこのメーターは、中央の巨大なメーターに、水温・油圧・電圧計を配置しており、視認性は良好。実際、このアルテッツァのメーター配置を模したコラボ時計も発売される等アルテッツァのアイデンティティという面がある。
販売面では手頃な価格のコンパクトセダンとして支持を集める。が、チューニング業界や走りの業界では「当たり外れの酷いエンジンによくブローするミッションとデフ、なによりボディが重すぎる。」という散々な評価で、忌み嫌われるようになった。
しかし、安い個体も多くUS仕様も簡単に作成可能なので、スタンス界隈やオーディオ界隈から「真っ白なカンバスのような車」と評価されることも多い。それに、走りの面もS15型と同じアイシンMTということが判明し、「ニスモ6速載せ替え」を行う者もいたり、デフもチェイサーやマークIIと同じものが採用されていたため強化品をぶち込んだりして攻略するものも多い。
今じゃ「散々な評価の車」と言われているが、2023年現在でもアクティブなオーナーズクラブも多く、ジムカーナやドリフトではシルビアに代わる新たなベースとして再注目される等未だ人気は高い。
しかし、安い個体も多くUS仕様も簡単に作成可能なので、スタンス界隈やオーディオ界隈から「真っ白なカンバスのような車」と評価されることも多い。それに、走りの面もS15型と同じアイシンMTということが判明し、「ニスモ6速載せ替え」を行う者もいたり、デフもチェイサーやマークIIと同じものが採用されていたため強化品をぶち込んだりして攻略するものも多い。
今じゃ「散々な評価の車」と言われているが、2023年現在でもアクティブなオーナーズクラブも多く、ジムカーナやドリフトではシルビアに代わる新たなベースとして再注目される等未だ人気は高い。
海外(IS)に至っては、2J搭載というのもあってかハイパワードラッグのベースにされたり、既にドリフトベースでかなりの研究が進んでいる等ファンも多い。
走り面で特徴的なことが一切無いため、むしろ練習に使われることも多く、かつてのAE86のように「素のFRという挙動を学ぶに最も適した車」と評価するレーシングドライバーも数多くおり、練習機としてアルテッツァを愛車にしているドライバーも多いのだ。
AE86の再来と持ち上げられた事もあったアルテッツァだが、そもそものコンセプトが右往左往して生まれた。ある意味トヨタの負の遺産である。だが、この右往左往によって多方面からの需要を勝ち取り、レクサス合わせ累計11万台を世に送り出し、また今でも程度の良い安いFRとして愛されている。
解説
世界最高のスポーツセダンはヨーロッパからのみやってくる、それは1998年10月にアルテッツァ(
レクサスIS
)が登場するまでは、何十年も続く既成事実だった。FR(フロントエンジン/リアドライブ)セダンは、日本でもアメリカでも、数年ぶりに登場したFRスポーツセダンとして、瞬く間に大衆に受け入れられた。
アルテッツァは、日本では2種類のエンジンを搭載していた。1つはVVT-i付きの2.0リッターDOHC直列4気筒(3S-GE)で、6速マニュアルギアボックスが組み合わされる。出力は210ps、トルクは22kgfmである。もうひとつは2.0リッターDOHC直列6気筒で、160PS、20.3kgfmを発生する。レクサスISと呼ばれる米国仕様は、3.0リッターDOHC直列6気筒の2JZ-GEエンジンを搭載し、5速オートマチックギアボックスを介して220PSと216.9lb-ftのトルクを発生させる。
2001年7月、トヨタはスポーツワゴンをラインアップに加えた。日本では「ジータ」と呼ばれ、他の地域では「スポーツクロス」という名前が使われた。ステーションワゴンにありがちな箱型ではなく、個性的でアグレッシブな外観を持つ。
アルテッツァのハンドリングとパワーは世界中に多くのファンを生み、この魅力的なクルマによって、日本のFRスポーツセダンが復活したのだ。
登場シリーズ
グランツーリスモ2
グランツーリスモ2000
グランツーリスモ3: A-Spec
グランツーリスモ4
グランツーリスモ(PSP)
グランツーリスモ5
中古車の場合
価格はCr.XXX,XXX,XXX×(100-(走行Km÷2000)÷100)(Cr.100未満は四捨五入、走行距離は100,000Km以降はカウントしない。例:280,000kmの場合は80,000kmとして扱う)
価格はCr.XXX,XXX,XXX×(100-(走行Km÷2000)÷100)(Cr.100未満は四捨五入、走行距離は100,000Km以降はカウントしない。例:280,000kmの場合は80,000kmとして扱う)
グランツーリスモ6
コメント
- GT7に出てほしいけど、難しいかな? -- (名無しさん) 2024-03-04 20:34:49
- 昔乗ってた!確かに販売員曰く「TOYOTAの文字もエンブレムもありません。ボンネット開けるとエンジンにはYAMAHAと書いてあります」と言って売っといて、納車時には「ネッツトヨタ」のステッカーがベッタリ orz ソッコー剥がした! -- (名無しさん) 2024-03-28 17:40:19
- 某LFAなチー牛野郎のせいで風評被害が強すぎる…… -- (名無しさん) 2024-05-08 20:18:52