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アウトウニオン V16 タイプC ストリームライン '37

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アウトウニオン V16 タイプC ストリームライン '37
Image Credit : Burn Rubber & Silnev / IGCD.net
メーカー アウディ(アウトウニオン)
英名 Auto Union V16 Type C Streamline '37
年式 1937
エンジン エンジン形式(知らない場合は抜かしてよい)
タイプ レーシングカー
ミッドシップ
カテゴリー Gr.X
PP(初期値) XXX
総排気量 6,005cc
最高出力 520PS/5,000rpm
最大トルク 76.5kgfm/4,500rpm
パワーウエイトレシオ XX.XXkg/PS
駆動形式 MR
吸気形式 NA
全長 5,800mm
全幅 1,950mm
全高 1,100mm
車両重量 1,000kg
重量バランス XX対XX
トランスミッション X速
ダート走行 不可能
最高速度 XXXKm/h (フルノーマル/フルチューン時) (知らない場合は抜かしてよい)
登場 グランツーリスモ4(欧州版のみ)
グランツーリスモ6
備考 ナチスドイツの狂気の一つとも言える、スピードレコードマシン

概要

1932年、ドイツの自動車メーカー4社が合併し、アウトウニオン(のちのアウディ)が設立された。ドイツ車のレース優勝が国威発揚になると考えた総統閣下(未作成)からバックアップを受けながら、ダイムラー・ベンツなどとともに世界のモータースポーツに積極的に参加。特にグランプリレースでは(F1はまだ存在していない)銀色に塗られたドイツ勢のマシン、通称シルバー・アローが席巻、ドイツ国内でも国家の誇りとして讃えられていたのだった。

そんなナチスドイツ政権は次に完成したばかりの高速道路、つまりアウトバーンに於いてのスピード記録樹立を狙った。共にグランプリでも争う関係であったアウトウニオンとメルセデスは早速ここでも争う事になった。
そんな中で生まれたのが、後にポルシェを創業するフェルディナンド・ポルシェ博士が設計した世界初のミッドエンジンレーシングカーがこの「アウトウニオン V16 タイプC ストリームライン」である。

エンジンは縦置きに搭載され、排気量は6,008cc。V16 SOHCに2ステージのスーパーチャージャーを組み合わせた特別な構成で、ごく基本的な構成でも520馬力のパワーを発揮。その反面ミッドシップ車よろしくケツが重く、サーキットでこのクルマを適切にコントロールできたのは、ほんの一握りの熟練ドライバーだけだった。

1937年には406.3km/hという記録を樹立し、それまでのメルセデスのW25の時速372.1km/hを破った。
1938年、メルセデスも反撃の手をゆるめず、例のルドルフ・ウーレンハウトが開発を主導してW25シャシーの弱点を克服したW125を投入、1938年1月28日に行われたトライアルでW125ストリームライナーは432.7km/hでふたたび王座を奪回。その最高速度記録を破るため、メルセデスと同じ日にフランクフルトとダルムシュタット間のアウトバーンの一帯で速度記録に挑戦した。しかし、突然の突風でコースアウトして横転、ドライバーのベルント・ローゼマイヤーは車外へ投げ出され命を落とすという悲劇が起きた。事故当時の最高速度は479km/h(298mph)だったと言われている。

事故後の結末

かくしてメルセデスvsアウトウニオンによる対決の構図は終止符を打ったかに見えた。だが、死人が出てもまだやる気だったらしく、アメリカはボンネヴィルで1938年9月に打ち立てられた地上最高速度記録575km/hに対抗するため、アウトウニオンで開発していたポルシェ博士がドライバーのハンス・シュトゥックに促され、ライバルだったはずのメルセデスで新たなストリームライナーを開発していた。
それが1939年に記録にトライする予定だったメルセデス・ベンツT80だ。まるで飛行機のような異形のフォルムへと変わったフォルムは狂気すら感じさせる。
10月のデビュー・イベントで登場予定だったが、第二次世界大戦が開戦してしまい一度も試走に供されることはなかった。4万4500ccの航空機用エンジンDB603を搭載し、Cd値0.18を誇った空力ボディで、ポルシェ博士は600km/h超えを想定していたといわれる。

現在、現存しているアウトウニオンのストリームライナーは2000年に製造されたレプリカである。現在この車両はインゴルシュタットのアウディ自動車博物館に展示されているが、世界各地で行われる自動車関連イベントに参加することもあり、アウディの100周年を記念して2008年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにも姿を見せた。

ちなみに、このアウトウニオン V16 タイプC ストリームラインは実は既にベンチュリー効果、グランドエフェクト効果を具現化していたとされており、上の写真にはマシンの車体の底辺にグランドエフェクトカーの特徴であるスカートが付いているのがわかる。
この発想は後のシャパラル 2Jや1970年代のF1マシンであるロータス78よりも先駆けており、ダウンフォースという概念が当時のモータースポーツにはなかった時代においてその発想が生まれていたという事は驚くべき事であろう。もはやこのクルマは当時の技術の限界すら上回ろうとしていた、オーバーテクノロジーの塊でもあったのだ。

解説

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登場シリーズ


グランツーリスモ4

PAL(ヨーロッパ)版ではグランバレー300Kmのプレゼントカー。

グランツーリスモ6

Cr.50,000,000で購入できる。

コメント

  • 曲がらねぇ -- (名無しさん) 2023-09-05 23:21:09
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